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22: soma 1/2@\(^o^)/ 2016/01/14(木) 05:35:16.22 ID:GNARVRQV0.net
海外のSFホラーゲーム『SOMA』
半分ハッピーエンドで半分バッドエンド。人によってはオチよめてしまうかも
ちなみに自分は未プレイ
事故で脳を損傷した主人公は、科学的な治療を受け、意識を失う
目を覚ますと、主人公は謎の海底施設にいた
海底施設は荒廃しており、あちこちに惨殺死体や壊れたロボットなどが散らばっていて、破壊と混乱の跡が伺える
そして異形の恐ろしい怪物たちが徘徊していた
AIのヒロインが主人公に事情を説明してくれる
ここは主人公が治療を受け眠りについてから百年後の世界
地球は彗星の落下によって滅亡状態で、この海底施設にいた人々だけが生き残った
海底施設にいてもいずれは死に絶える運命
そこで海底施設の科学者たちは、人類存続のために「箱舟」の計画をたてた
その計画とは、仮想現実を作り出す事が出来るコンピューター「箱舟」の中に生き残りの全人類の精神データをインストールし、宇宙へと放流するというもの
この計画に人々の意見が分かれ、争いのなかで死者まで出たため、計画は実現しなかった
その後、海底施設の管理は管理コンピューターは、人々の生命を維持するために、人々の肉体を滅茶苦茶に改造するようになる
肉体を改造された人々は人間性を失い、身も心も怪物と化してしまった
そして海底施設は荒廃したのだ
主人公も「箱舟」に乗ることを望み、ヒロインの助けを借りながら海底施設を探索し、怪物たちの魔の手をくぐり抜けながら、計画の実現を進めていく
そしてようやく手に入れた「箱舟」を発射台にセットし、主人公の精神データを「箱舟」へとロードする
そして「箱舟」は勢い良く宇宙へと飛び去っていった
23: soma 1/2@\(^o^)/ 2016/01/14(木) 05:47:41.16 ID:GNARVRQV0.net
「箱舟」の発射を見届けた主人公は歓喜の声をあげるが、
やがて現状の違和感に気付いて困惑し始める
「どうして僕はまだ『ここ(海底施設)』にいるんだ……?」
そう、「箱舟」に乗って旅立ったのなら、今頃「箱舟」の中の仮想現実にいるはずなのだ
「まさか失敗したのか!?何がいけなかったんだ!?」
するとヒロインが現れ、計画は確かに全て成功したと告げる
「彼らは飛び出したのよ、星の中に。私たちはここ」
「箱舟」に乗ったのは、複製(コピー)された主人公の精神データだったのだ。つまり、主人公の精神は二つに増やされ、片方は「箱舟」に乗り、片方は海底施設に取り残されたのだ
主人公は錯乱して荒れ狂い、「僕を騙した!」とヒロインを訴え、汚い言葉を使って「箱舟」や箱舟に乗った人々のことまで罵り始める
ヒロインは「騙してはいない。主人公が勝手に勘違いしただけだ」と主張し、さらに辛い真相を告げる
「あなたはコイントスに負けたのよ。百年前に肉体と共に死んだ本物のあなたと同じように」
そう、本物の主人公は百年前に脳の損傷が原因で死んでいた
海底施設を探索していた主人公の正体は、治療としてスキャンされた主人公の精神データがロードされたロボットだったのた
最後にヒロインは主人公への感謝と賛美の言葉を述べると、完全に機能停止した
主人公は泣きそうな声でヒロインの名を何度も呟く
「僕を一人にしないで」