後味の悪い話

【後味の悪い話】葬送のフリーレン「皇帝酒」

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630本当にあった怖い名無し2021/10/14(木) 05:10:29.89ID:4vlSFnH50
葬送のフリーレンという漫画の「皇帝酒」のエピソード。
主人公は千年以上生きてるエルフ。
とある街に立ちよったところ、ドワーフに声をかけられる。
このドワーフは、古代文明の伝説の酒「皇帝酒」を探し求め、200年間もかけて坑道を掘り続けていた。
そしてついに皇帝酒が貯蔵された古代遺跡を発掘するに至ったのだが、その扉は古代エルフ語の魔法によって固く封印されていたのだ。
だからドワーフは、その封印を解いて欲しいと主人公に依頼する。
しかし主人公は乗り気では無い様子で依頼を断ろうとする。
のだが、何だかんだでなし崩し的に引き受けるはめになる。
ドワーフによると、彼が皇帝酒探しを始めた切っ掛けは、「皇帝酒クソウマイ」と書かれたせ石碑を発見した事らしい。
主人公もその石碑を見せられるのだが、石碑に記事まれた著名を見て「やっぱりアイツか」と一人で合点する。
石碑の著者は主人公の昔の友人エルフ(たぶん故人)だった。

知人はエルフにしてはだらしなく無気力な雰囲気で、何もせずダラダラと酒を飲んでいるような人物だった。
しかし、そうなった理由があるらしく、ある時、知人は主人公にこう語りかけた。
「ねえ、人生をかけて探したものが何の価値も無いゴミだったらどう思う?」
そして、知人はいつも飲んでいる酒を掲げる。
「この『皇帝酒』、クソマズイんだけど、『クソウマイ』って嘘書いた石碑を残してやったわwwwwww」

主人公がドワーフに協力するのを嫌がった理由は、皇帝酒がクソマズイということを知っていたからなのだ。
しかし引くに引けなくなり、主人公は扉の封印を解く。
皇帝酒を飲んでドワーフは落胆するが、「こんなマズイ酒は皆にも飲ませなければ」と言って、 街の人々にも配布するのだった。

632本当にあった怖い名無し2021/10/14(木) 08:05:30.75ID:OUYmppN10
>>630
その話の本質は「酒はみんなで飲めば旨い」だよ
決して後味は悪くない

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