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707:1/3:2014/02/15(土) 14:05:07.86 ID:SNmGNa9H0
夢日記みたいなスレからコピペ
788 彼氏いない歴774年 sage 2014/02/10(月) 22:39:30.50 ID:z9p2YiVH
こんな夢を見た。
夢の中では自分は高校生。普通に学校に通い、授業を受けていた。
しかしある時、戦争が始まる。
情報統制のためか、それとも夢故のあやふやさからか、敵国がどこなのか、何を目的とした戦争なのかも解らない。
次第に激しくなる戦闘。我が国は劣勢のようだ。
人員不足のために高校も兵科学校へと改組され、授業内容も
銃器の扱い方や戦闘訓練、塹壕の堀り方などへ変転していった。
全寮制となり、脱走を企てるものを阻むため、敷地の外周には高い塀。
通用門には二十四時間体制で見張りが就いていた。
暫くの訓練期間の後、我が校の生徒も出撃する時がきた。
クラス毎に小隊を組み、 番号の若い順に前線へ赴く。
戦禍は激しさを増し、一度出撃すれば生還出来るものはほぼいない。
その少数も、かろうじて “生きてはいる” という状態だった。
708:2/3:2014/02/15(土) 14:06:41.07 ID:SNmGNa9H0
私は考えた。
敗戦が見えているような劣勢の中、戦地へ赴くということは、死にに行くのと同義だ。
見ず知らずの他人に殺される位なら、いっそ自害したほうがましなのではないか、と。
同様に考えた者がいたのか、拳銃自殺した者、投身自殺した者が何人か出た。
彼らの遺体は見せしめの為、回収まで死後三日間放置された。
所属する小隊の出撃を翌日に控えた夕方、私は校舎の屋上に立っていた。
グラウンドは塹壕訓練のため至る所に穴があき、二日前に飛び降りた者の遺体を、烏が啄んでいた。
その姿が、私の決心を僅かに揺るがせた。あれは数日後の私の姿だ。
709:3/3:2014/02/15(土) 14:07:20.74 ID:SNmGNa9H0
万に一つの可能性に賭けるか、それとも、結果が同じならば自らの手で終わらせるか。
暫しの逡巡の末、フェンスを乗り越え、改めて地上を見下ろす。
大きく息を吐き出し、アスファルトの床を蹴った。
ふっ、と内臓が持ち上がる感覚。
と、その時。
校内の、そして街中のスピーカーから音声が聞こえてきた。
その音声は、我が国の敗戦と、そして終戦を伝えるものだった。
目が覚めてから、現実で似たようなことがあってもきっとこう行動するだろうなぁ
とか、タイミング悪すぎだろ、だから喪なんだ
とか、色々考えさせられた。
でも後味悪いけど、漫画みたいでなかなか面白かった。
717:本当にあった怖い名無し:2014/02/15(土) 22:35:43.18 ID:TEbaeABW0
>>709
なんかそういう短編小説がありそうな気がしてきた
……こんな感じの夢、最近見てないな