206:本当にあった怖い名無し:2013/09/22(日) 20:20:48.13 ID:2loTa9Lv0
世界仰天ニュースでやってた「日本一下手な歌手」
土屋アンナと監督がもめた舞台の原作者
この人は言語障害や手足に重度の麻痺があり、
誰かに介助してもらわなければ、食事もトイレも車イスから降りることもできない
日常生活が何一つ送れないのだ
なのに唯一の身内である母がなくなった後、地元の施設には入らず
知り合いを頼って、当てもない東京に行く
彼女には夢があった、母と歌手になる約束をしたのだ
東京では支援団体を頼った
施設の職員は彼女の夢を聞くと自立する意思はあるかと問うた
戸惑う彼女を一刀両断にすると強く自立を促し、彼女を連れて外へでた
駅前の広場に着くと、車椅子の手を離し
「自立を決めたなら一人で介助者を見つけて」と彼女を駅に放置した
初めての東京で置き去りにされてしまったのだ
彼女は上記のとおり、自分だけでは自宅に戻ることさえできない
「すいません介護してくれる人を探しています」
彼女は不鮮明な声でその言葉を繰り返すしかなかった
207:本当にあった怖い名無し:2013/09/22(日) 20:21:32.10 ID:2loTa9Lv0
実は支援団体の人は影からその様子を見守っていて、
歌手になりたいという彼女のためにしたことだったのだ
彼女は何度も断られたが、夜中にようやく奇特な人を捕まえ帰宅することができた
自信が持てた彼女は、チラシを配りながら介助者を見つける日々を繰り返す
続けていくうちにちょっとしたテクニックを会得して、
水が飲みたいときにはターゲットの足元にペットボトルを転がしたり
食事をしたいときにはファミレスで注文を終えたばかりの人を狙った
「今日はちょっと…」と社交辞令で断る人はチャンスである
「じゃあ明日お願いします!」と介助者と日程が書き込まれた予定帳を渡してしまうのだ
強引にでも手伝ってもらうことで理解が広がる
生きる知恵、彼女はこうした観察力とアイディアで乗り越えていった(原文まま)
こうして生活にめどがつくと彼女はオーディション会場へ
いくら落ちてもあきらめず、ついに音楽事務所から声が
そして事務所に進められるまま路上ライブを行い、地道に人気を獲得していった
彼女は紅白歌合戦への出場を目指して、まだまだがんばっている
障害者ェ……