後味の悪い話

【後味の悪い話】ゲーム「アムネシア」

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209:本当にあった怖い名無し:2013/01/24(木) 07:59:56.69 ID:ZyhSFBSe0
アムネシアというゲームのあらすじ
ところどころうろ覚え

女子大学生の主人公が、ふと気づけば記憶喪失になっているところから物語は始まる
ルートは複数あり、そのルートによって主人公の周囲の人間関係は微妙に異なる
どのルートでも決まった人物が出てくるが、
ある人物はルートによっては幼馴染だったりそうじゃなかったりし、
またある人物はバイト仲間になっていたり旅先で知り合った人になっていたりする
それぞれのルートで主人公は特定のイケメンと恋仲にあり、彼らとの間で築かれていた
過去の思い出を取り戻し、イケメンとの幸せな結末を迎えるようになっている

どのルートでも現れる謎の青年がおり、
彼は「今回の君と会うのはこれが初めてだっけ」などと妙な発言を行う
青年は主人公の幼馴染でもバイト仲間でもなく、
どのルートでもこれといった接点はないはずなのに必ず出くわす
正体不明な人物なのに、青年の方は何故か主人公の事を仔細に知っている
主人公は何故か彼に命を狙われるが、魔の手を逃れればハッピーエンドを迎えられる

実は各ルートは並行世界であり、青年はその各世界を渡り歩いている人物だった
元々は青年は普通の人間で、元いた世界では主人公と恋仲にあった
しかし主人公が不慮の事故で死んでしまい、嘆いた青年は神のようなものと出会い、
主人公と再び出会わせて欲しいと願った

だが死んだ人間を生き返らせることは神のようなものでも叶えられないため、
新たな主人公のもとへと青年は送られ、並行世界へ辿り着いた
そこで青年は主人公との再会を果たせたが、青年はその世界にとっては異分子であるため、
歪みを正そうとする力によってすぐに不慮の死を迎える運命にあった

210:本当にあった怖い名無し:2013/01/24(木) 08:00:22.24 ID:ZyhSFBSe0
青年は死ぬとすぐに、次の世界へと飛ばされてまた主人公と巡り合う事になった
何度も主人公と出会っては死ぬことを青年は繰り返し続けた
主人公にとって青年は初対面の人物でしかないので、
すぐ死ぬ身では以前のような恋仲になる事はできなかった
青年のループのきっかけになった存在である主人公は、異分子である青年の登場と共に、
自身も影響を受け記憶を失うようになっていた

イケメンたちと恋仲になるに至った道程を再度なぞるようにして記憶を取り戻し、
青年を蚊帳の外にして幸せになる主人公を何度も見るうち、青年は嫉妬で狂ってしまった
次の世界に飛ばされた青年は、他のイケメンとくっつく前に主人公を殺した
主人公が死ぬと、最初に神様のようなものに「主人公とまた会いたい」と願ったように、
青年は次の主人公と出会うべく自動的にまた次の世界に飛ばされてしまう

青年は何度も主人公を殺し続けた
他のイケメンとのハッピーエンドの影には毎回青年の死があり、
そして並行世界の無数の青年と主人公たちの死があった
青年が救われないままなのが後味悪かった

213:本当にあった怖い名無し:2013/01/24(木) 12:02:48.59 ID:vC03eidl0
乙女ゲーじゃなければやってみたいと思うくらい
まとめがうまかった。乙。
似た系のあんまり恋愛を前面に出してないゲームないかな。

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