後味の悪い話

【後味の悪い話】藤子不二雄のAさんとFさんの漫画

453: 本当にあった怖い名無し 2011/02/21(月) 11:34:24.36 ID:XS6BQHOxO
笑うせえるすまんの、切手収集が趣味の男の話も後味悪かったなー

その男は、母親と二人暮らしで切手収集だけを生涯趣味としていた
珍しい切手があると聞けば会社を休んででも買いに行ってしまう程の切手ラブ
けどやっぱり色々あって、ある日切手収集を止めようと決意した…が、中々辞められない

そんなとき、怪しげなセールスマンと出会い、セールスマンは男に一枚の切手を差出して言った
「これは世界で一枚しかない幻の切手。これを持っていればあなたは満足して他の切手を欲しいとすら思わなくなる」
確かに見たことが無い、美しい切手で不思議と男は魅入られてしまう
感激している男に、怪しげなセールスマンは続けた
「ただであげましょう。ただし、絶対に手放さないでください。もし手放したら大変な事になる」

切手を持ち帰ってから、男は変わった
それまで収集して集めてきたコレクションを全て手放し、会社を趣味の為に欠席することも無くなった
男はセールスマンから貰った切手を眺めて満足する日々

しかし、ある日男が会社から帰宅し、いつもの用に自室の机の引き出しをあけ、例の切手を取り出そうとすると、無い
青くなった男が母親を問い詰めると、株(ファミコンみたいなのでやるやつ)で大損して借金した母親が
金を作る為にちょうど売り飛ばした所だと言う

怪しげなセールスマンの言葉を思い出し、切手を取り返しに行こうと家をでるんだけど
家を出た所で男は車にはねられて死亡

見たのだいぶ昔だからうろ覚えだけど、男のせいじゃ無いのに、って当時嫌な気分になった
まぁ金庫にでも入れとけって話ではあるんだけどw
笑うせえるすまんシリーズは殆どは欲に負けて約束破るケースばかりだから自業自得だけど
この話みたいに当人に過失が無くても対価を払わされる話があってどれも後味悪かった

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457: 本当にあった怖い名無し 2011/02/21(月) 13:33:50.00 ID:QJCsdd90O
>>453
笑うせぇるすまんで自業自得じゃないのにひどい目にあったと言えば
自分の意志でなく、喪黒が強引にやらせて不幸なオチになった他にも話があったな

毎日自宅と会社を往復するだけの単調な日々を送る中年男性が主人公
彼の唯一の楽しみは通過駅から見えるマンションの窓辺に立つ美人を眺める事
もちろんそれ以上の望みなど何もなく、ただ眺めているだけで幸せだったのに
喪黒が「たまにはいいでしょ」と無理矢理途中下車させる
しかし結局その女性のいるマンションには行けず終電も乗りそびれてタクシーで帰るんだが
何故か自宅のあったはずの場所が草ぼうぼうの空き地となっている
茫然とする男性、そこにたまたまパトロールの警官が通りかかり職質
自宅があったと主張する男性に警察は「そこは昔から空き地だ」不審人物として捕まってしまう

最後喪黒が一言「やっぱり惑星のように規則的に動いているものを変えてはいけませんね(うろ覚え)」
お前のせいだろと突っ込んだ人は多いと思うw

458: 本当にあった怖い名無し 2011/02/21(月) 15:27:16.15 ID:SLLNCx3V0
改めて考えると笑うせえるすまんの後味の悪さは神がかってるな
>>453>>457のような理不尽パターンの回だけでなく、自業自得とはいえ
そこまでされる程の謂れはないってパターンも相当だった
(詳細は思い出せないから挙げられなくてすまん)
グロ画像見た時の気持ち悪さとは別の精神的不快感がすごかった

461: 本当にあった怖い名無し 2011/02/21(月) 19:46:35.62 ID:LQm2Vlko0
藤子Aはわりと悪趣味だからな。
「魔太郎がくる」もかなり後味悪い。

462: 本当にあった怖い名無し 2011/02/21(月) 21:49:11.35 ID:LenDQv/C0
藤子不二雄のAさんとFさんは、どっちも後味悪い作品群を残してるけど、
AさんとFさんとで後味悪さの種類が全く違うのが面白いよね。
Aさんのは「笑うせぇるすまん」に代表される理不尽系。
読後には「イヤなもん見ちゃった」って気分になるのに、結局また怖いもの見たさで読みたくなる系。
Fさんのは理詰めの展開の末に、その世界での当然の帰結としての「悲劇」を体験させられる感じ。
物語の最初の部分に「異常の種」みたいのが仕込まれていて、あとは極めて理知的に話が進む。

とりあえず、このスレでも常連のFさんの後味悪話の代表作の一つ「ミノタウロスの皿」あらすじ。

宇宙船で事故が発生して主人公以外の乗組員が全員死亡するが、
母星にSOSを送り続けていた主人公は餓死寸前辛うじてに母星と連絡が取れる。
ただし、母星が救助に来られるのは一か月後との返信を受け、主人公は絶望する。
しかし奇跡的に地球型の惑星に不時着することができ、そこでのんびりと母星からの迎えを待つことに。
不時着した星は牛型の生物が支配層として君臨し、人間型の動物を家畜として飼育している世界だった。
家畜である人間型美少女に淡い恋心を寄せるようになる主人公だったが、
美少女は近く、国を挙げての大イベント(建国祭かなにか?忘れた)のメインディッシュとして屠殺されることが決定していた。
主人公はその星の有力者たち(牛型生物)や、美少女本人に「人間を殺して食べることの残酷さ」を説いて回り
美少女の命を救おうと奔走するが、誰も、殺され食べられる美少女本人でさえも主人公の話を理解できない。
地球では「人が牛を食べる」のは当たり前であるように、その星では「牛が人を食べる」のは日常的なことでしかないからだ。
祭典当日、主人公は秘かに携帯していた銃を構えて強硬策に訴え美少女を救出しようとするが、
美少女本人に全く逃走の意志がない為、計画は失敗に終り、美少女は誇らしげな笑顔で華々しく屠殺場へと消えて行った。

母星からの救助船に回収された主人公は、待望のステーキを食べながら泣いた。

464: 本当にあった怖い名無し 2011/02/21(月) 22:30:24.22 ID:94C4Hu4X0
>>462
変に牛文明が発達してて、血液を麻酔兼食べるときのソース
に入れ替えたり、人工心肺に首だけ繋ぐから
すぐに死なないで自分の肉の味についての賛辞を聞きながら…
ってのを「本人が」名誉として望むんだよね。
大祭のメインとしてすごくおいしければ歴史にも名前が残るから。

救出(主人公にとってだけ)シーンのかみ合わない会話が後味悪すぎw
御輿の上にいて、周囲の音楽とかで主人公の声は聞こえない
「こっちへ飛び降りろ!受け止める!」
「え、なあに?聞こえないわ」
「俺を信じろ!絶対逃きるから!」
「そうでしょ!私おいしそうでしょ!」
「助けてと言ってくれ!」
「お皿の近くに座ってね!いっぱい食べてね!」
そして誇らしげに満面の笑みで会場に運ばれていく美少女…

F先生のこういう後味の悪さが大好きだw

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