後味の悪い話

【後味の悪い話】ダークソウル「ジークマイヤー」

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29:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/05/17(土) 11:56:38.99 ID:NDJx9RcZ0.net
ps3のゲーム、ダークソウル
その中に登場するジークマイヤーとよばれるキャラの話

ダークソウルの世界では人間の中に「不死」の力が発現して大問題になっていた。
なぜなら不死の力で不死人となった人々はやがて正気を失い、本能のままに人を襲う「亡者」となるからだ。
主人公もそんな不死人の一人。
不死人をこの世の終わりまで隔離する施設、不死院に捕われていた主人公はひょんなことから脱出に成功。
死にかけの騎士から使命を托され、神様の住む土地「ロードラン」に向かうことになった。

ロードランには世界各国から不死人達が集まって来ていた。
ジークマイヤーもそのひとり。
彼は玉ねぎのヘルムをかぶり、立ったまま寝ることが特技の憎めない太っちょのオッサンだった。
ある時は毒沼で毒消しが切れて立ち往生、ダンジョンに入れずウンウン唸ってたり、時には主人公と共闘したりとどこか抜けているながらも順調に旅を続けているようだった。

そんな彼には娘がいた。
名前はジークリンデ。
父と同じタマネギみたいな格好をして、どこかマヌケなかわいらしい女の子だった。
彼女は一人旅立った父を探してロードランにやってきたらしい。
「父を知らないですか?」との問いに「イエス」とこたえる主人公。
居場所を教えると早速会いに行くという。

そして主人公がジークマイヤーがいるであろう場所にたどり着くと、そこにはジークリンデが立ちつくしていた。
傍らにはジークマイヤーの遺体。
「首を折りました。父はもう動きません。これで人を襲ってしまうこともないでしょう。」と涙ながらに語るジークリンデ。
ジークリンデの目的は父を探し、亡者となってしまう前に殺すことだった。

話を聞き終え、主人公がジークマイヤーの遺体に近づく。
カメラ操作をしてタマネギ頭の中を覗いてみる。
すると中ではすっかり亡者となってしまったジークマイヤーが瞬きをしているのであった…

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