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【後味の悪い話】ゴルゴ13「黄昏のカシミール」

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9:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/05/16(金) 14:40:42.17 ID:lr14ALM80.net
ゴルゴ13「黄昏のカシミール」

元大手航空会社のパイロットで、引退後息子夫婦と同居する桂木の元に
かつての同僚、堀田の息子が現れ、もう一度飛行機を飛ばしてほしいと頼みに来る。
インドにいる堀田の元に赤十字の医療物資を運ぶという理由を聞かされていたが、
同乗していたゴルゴと備え付けられた機銃をみて驚愕する。
そこで桂木は、自分が堀田を救出するための隠密飛行のパイロットにされたと初めて知る

堀田はカシミール地方でボランティアの医療に従事しているが、インドとパキスタンが小競り合いを起こしたせいで
ゲリラの動きが活性化し、堀田の医療拠点の村にゲリラが迫っている
堀田がゲリラに殺されてしまえば、日本人からインドへの投資が一気に激減してしまい、
逆に救出に成功して美談にすれば、一気に日本人の投資が入ってくると踏んだインド政府は堀田と彼の患者の救出を決意。
その航空機の護衛としてゴルゴを雇おうとしたインド空軍だったが、
カシミール地方に駐留するパキスタン軍に見つからないように飛行機を飛ばさなくてはいけない。
「夜間の、入り組んだ山間部を、超低空飛行で、レーダーに補足されないため電子機器をほとんど使えない航空機」で堀田のいる村まで向かわなければいけないのだが、
ゴルゴはその条件での飛行の経験者が操縦しない限り同行しないという条件をつける。

実は桂木と堀田は朝鮮戦争時、日本の米軍基地から、中国やソ連にアメリカの工作員を潜入させるために、上記のような条件で隠密飛行をするプロフェッショナルだった
桂木はその任務に嫌気が指しており、わざと着陸時にオーバーランを起こして任務から外されいていたが
巻き添えで任務から外され、生きがいを失った堀田に負い目を感じており、その借りを返すために今回の隠密飛行を決意した

10:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/05/16(金) 14:42:15.58 ID:lr14ALM80.net
無事堀田の村についた堀田の息子と桂木、病人と共にその村に伝わる貴重な仏像を載せる
もしもイスラム系のゲリラに占拠されてしまうと、破壊されてしまう恐れがあるということだった。
桂木の操縦技術とゴルゴの射撃能力で襲ってくるゲリラやパキスタン軍を撃退し、無事インド空軍基地につく一行
最後の挨拶をしようと堀田の元を尋ねる桂木であったが、
そこで仏像の底を開け羊毛を取り出している堀田親子を見てしまう。

実は堀田親子の真の目的は、カシミール地方でのみとれる高級なカシミヤの毛を密輸することであった。
現場を見られた堀田親子は口封じのため桂木を殺そうとするが、
依頼内容に嘘があってはいけないというゴルゴのルールを破ったため、ふたりとも射殺されてしまう。

最後は、我が家に無事帰ったが、親友に裏切られ、目の前で殺されてしまったショックで放心状態の桂木を見て、息子夫婦が痴呆症を疑い、「介護なんてするの嫌だなあ」と毒づくところで終わる。

騙されて連れて来られた挙句、親友の泥棒の片棒担がされて、
殺されかけて、家族からも見放されそうになる桂木が可愛そうでならなかった。

11:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/05/16(金) 16:27:48.53 ID:LuyYyh/N0.net
多分それホントにボケちゃったんじゃ……

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