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420:本当にあった怖い名無し:2006/06/23(金) 01:20:44 ID:U9Iql1Gn0
アニメ「日本むかし話」の「蛙の恩返し」
おじいさんが蛙を呑み込もうとしていた蛇に、助けてやってくれとたのむ。
蛇、おじいさんの娘の一人を嫁によこすならと蛙を助ける。
後日、蛇が男の姿になって娘を迎えに来る。
嫁に行くことになった末娘に、蛙が入れ知恵をする。
蛇に連れられて人里離れた場所に入っていく娘。
池にひょうたんと針を投げ入れて、
私を嫁にしたくば、ひょうたんを水に沈め針を水に浮かせてごらんという。
必死でひょうたんに抱きついて沈めようとする蛇を見ておほほほ・・・と笑う娘。
ブチ切れる蛇。逃げ出して社にこもる娘だが、蛇は社に巻き付いて絞め付ける。
もうだめかとおもったとき、ふと静かになる。
娘が外に出てみると、無数の蛙が蛇にとりついていてその腹を食い破っていた。
娘はその後良縁に恵まれめでたしめでたし。
蛇かわいそうだよ蛇。
蛙は食えない、笑いものにされる、約束は破られる、腹食い破られてしぬ。
後味わるい。
425:本当にあった怖い名無し:2006/06/23(金) 02:16:21 ID:GChIUOS4O
蛇の話で思い出した。
十年以上前に絵本で見た童話。
ライオンが人間の娘に恋をした。
父親に娘をくれと訴えるが、父親は『その牙と爪は娘を傷つけるからだめだ。』とだけ伝える。
ライオンは牙と爪を必死になって痛みに耐えながら抜いた。
そして、喜び勇んで娘をもらいに行くライオン。
牙と爪を失ったライオンを見た娘の父親。
『武器を失ったライオンなど怖いものか。』
とライオンを殴り殺してしまう。
…まあ、娘をライオンにはやれない気持ちはわかるが…。(娘も嫌だろうし)
牙と爪を持ったライオンに結婚を断れば殺されるかもしれんのもわかる。
でもなんか辛かった。
それを読んでいた妹も微妙な顔をしていた。
428:本当にあった怖い名無し:2006/06/23(金) 03:18:51 ID:9AYWIy4P0
>>425
日野日出志のマンガで同じのがあったな。
主人公は山に住む心優しい鬼。
彼は、山に遊びに来た領主の娘に恋をした。
彼女は美しいが、盲目だった。
娘も鬼の心の優しさに惹かれ、結婚の約束を交わす仲になった。しかし娘は目を治すために一時的に京へ行くことに。
その間に結婚の許しを得ようと考えた鬼は領主の屋敷に出向いた。
領主は、結婚の条件として角、牙、爪をとるように頼み、鬼もそれを快諾した。
激痛を伴いながらもなんとかやり遂げた鬼。しかし、体は弱りきっていた。
領主の屋敷に再訪し、条件を満たした証拠を見せる鬼。
すると領主は、「どうも娘の目は治らなかったようだ。最後の条件として、娘と同じ盲目になってくれ」と短剣を渡す。
鬼は悲しんだが、これで娘と結婚できるなら、と両目を潰した。
その瞬間鬼の体に激痛が走った。
四方から槍で突かれ息絶える鬼。
そこへ京から目の治った娘が帰ってきた。
驚く娘に「所詮、人間と鬼は一緒になれんのだ・・・」と領主。
「鬼は、あんたたちの方よーーー!!」と叫ぶ娘の声で終わり。