後味の悪い話

【後味の悪い話】漫画 男子高校生の日常「唐沢のエピソード」

199: 本当にあった怖い名無し 2017/09/18(月) 19:49:51.00
男子高校生の日常っていうギャグ漫画の唐沢にまつわるエピソードが後味悪い
唐沢は主人公たちの友人で常に帽子を被っているキャラ
理由は額の傷痕を隠すため
唐沢の近所には羽原という同年代の女子が住んでおり、彼女は今でこそ普通の女子高生に見えるが
かつては子どもたちの間で『アークデーモン』の呼び名を轟かせた凶悪ないじめっ子だった
唐沢が額に傷を負ったのも彼女に原因があるらしい
そのため羽原に苦手意識を抱いている唐沢は友人としての付き合いは続けつつも
当時の話題になると嘔吐したり、羽原と接すると冷や汗を浮かべる・物理的な距離を取る・貸していたDVDを回収したらスプレーで消毒するなどの拒絶する態度を見せていた
一方の羽原は『アークデーモン』だった片鱗を残しつつも当時の自分を恥じるぐらいに成長し
年頃の少女らしく唐沢を異性として意識する素振りも見せていた
しかし唐沢本人から「そういう(目で見る)のやめて」と牽制され、羽原自身も傷に関して後ろめたいのもあって進展はなかった
ところがある日、二人の立場は逆転してしまう
唐沢が階段でつまずいて転落しかけたのを羽原が庇い、彼女だけがケガを負ったのだ
頭に包帯を巻いて片足にギプスを嵌めた彼女は、無傷で病室を訪ねた唐沢に「よかったねケガがなくて」と含み笑いで投げかけた
愕然とする唐沢に羽原はもう一度同じセリフを繰り返して高笑いする
その様子を二人の因縁を知る共通の友人たちが眺めて「ハッピーエンドだな」「羽原にとってはね」というやりとりをして
羽原を傷物にした唐沢が責任を取らされることを示唆して終わり
トラウマの原因を作った張本人から逃れられないって地獄だよね

200: 本当にあった怖い名無し 2017/09/18(月) 20:18:02.37
>>199
そういう「気の強い女の子が気弱な男子を虐めていたけど実は好きだった」(男女逆も)
とか漫画だとわりとよくあるけど、実際にありうるんだろうか
好きな子ほどいじめちゃう、って言っても、深刻ないじめや傷害に発展するほどのことをやってて実は好き、なんて信じがたい

とくに漫画だといじめていた側はじつはいい子だったりして、二人は付き合うことになりました、
めでたしめでたしってなるけど、そんなのサイコホラーだろ、っていう作者のアンチテーゼなのかな

201: 本当にあった怖い名無し 2017/09/18(月) 21:33:41.14
>>200
俺は中学の時に結構なイジメにあってたんだけど警察沙汰にまでなってイジメてた奴がやっと大人しくなったと思ったら俺に「実はお前の事が好きだったんだ」告ってきたよ
俺としてはイジメがトラウマになってたし同性愛なんてのも信じられなかったけど拒絶するとまたイジメられるかと思って一応友達として付き合ってたらそのうち普通に仲のいい友達になった
一度だけ軽くエッチな事もしたけど俺はどうしてもそれ以上進めなかった
そいつは俺の気持ちを察してくれてそれ以来求めることはなくなったが結構辛い思いしてたんだと思う
20年以上経った今では冗談交じりにイロイロ求めてくるけどw

202: 本当にあった怖い名無し 2017/09/18(月) 21:52:56.35
>>200
構いたいけど恥ずかしいって葛藤をうまく処理できなくていきすぎるってことはありうるんじゃないかな
適当な推論だけど

ただ羽原に関しては当時から唐沢を好きだったかは描かれてないからわからない
アークデーモン時代の反動で近隣の男子たちから避けられている状況で
表面上とはいえ友人として接してくれる唐沢を徐々に意識するようになっていったのかもしれない

211: 本当にあった怖い名無し 2017/09/19(火) 03:03:00.81
>>199で思い出したけど
自分は、ある大人向けのラブコメ作家(まだ現役)のファンで、その作者が昔書いていた(たぶん20年くらい前なんじゃないかな?)子供向けのラブコメを古本屋で見かけたから期待して読んでみた
そしたら酷い設定と内容だった
何の取り柄も無さそうな平凡な少年である主人公が、お嬢様で美少女のヒロインに傷痕が残る程の大怪我をさせてしまって、その責任を取るために婚約させられるって話だった
自分はこの作品を読んでドン引きした。ファンだった分ショックだった
なんか「傷物にすれば自分の物に出来る」っていう誤った認識を少年少女に植え付けてしまうんじゃないかと思えた
っていうかこういう価値観は古臭いよ。昔の作品ではあるんだけどさ

まあ、今その作家が書いてる作品もわりと設定ぶっとんでるんだけどね、それは好き

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