後味の悪い話

【後味の悪い話】中国の伝奇小説『枕中記』

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912: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/09/08(月) 08:17:05.90 ID:HcEQwY7V0.net

中国の伝奇小説『枕中記』。

邯鄲の街の茶店に一人の老人客が居る。店では親爺が飯を炊いている。
そこへ鍬を担いだ若い男がやって来る。まだ日が高いのに畑仕事を放り出して来たらしい。
男は席につくと「大の男が、こんな風に生きていくのか」と不平を口にする。
それを聞いた老人は白磁の枕を取り出し「まあ横になりなさい」と男に勧め、
それに従って横になると、枕に開けられた穴が次第に大きくなり、人が通れる程になり、
男はその中に入って行った。

暫く後、男は大貴族の婿になり、その推薦で官職に就く。
昇進して得意になる事もあれば、政変で左遷され、失意の底に沈む事もあった。
だが最後は宰相まで上り詰め、病気になれば宮中から医者や見舞いの使者を派遣される程に
皇帝から信任され、大勢の子供や孫たちに囲まれながら大往生を遂げる。

男は伸びをして起き上がった。見回すと、そこは元の茶店。親爺が炊いていた飯はまだ炊き上がっていない。
呆然として、枕を勧めた老人に「夢だったのか?」と尋ねると、「人生とはこうしたものだ」という返事。
それを聞いた男は老人を拝し、鍬を担いで仕事に戻って行った。

913: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/09/08(月) 14:08:47.26 ID:KAFyE8xc0.net
>>912
一炊の夢か。

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