後味の悪い話

【後味の悪い話】アニメ「ふしぎの海のナディア」

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123: 本当にあった怖い名無し 2017/09/13(水) 05:27:36.94
『ふしぎの海のナディア』

世界征服を企む悪の帝国ネオアトランティスを打倒するべく、復讐に燃える秘密の潜水艦ノーチラス号はネオアトランティスとの死闘を繰り広げていた・・・。

ある日、ネオアトランティスとの戦闘で損傷したノーチラス号は修理のために海上へと浮上する。
しかし、そこを待ち構えていたアメリカの艦隊に包囲されて総攻撃を受ける事になる。
アメリカの艦隊はネオアトランティスが流した偽の情報に騙されており、どの国にも属さず独自に活動している謎の潜水艦であるノーチラス号のことを「大勢の人命を奪った海の怪獣(ネオアトランティス)」だと誤解しているのだ。
堪らずノーチラス号は再び潜航することで攻撃を逃れる。
しかし艦内で有毒ガスが漏れるという深刻な災害が発生してしまう。
ノーチラス号の船長はガスに汚染された区域を隔離閉鎖することを命じる。

124: 本当にあった怖い名無し 2017/09/13(水) 05:30:57.52
しかし、その区域で作業に当たっていた若い機関士が閉じ込められてしまった。

主人公の少年と少女は機関士を助けようと、防壁を開く許可を求めて船長に懇願するが、却下される。
なぜ壁一枚向こうの機関士を救えないのか。少年と少女は訴え叫び続ける。
そんな少年と少女に機関士が穏やかに語りかける。
「船長の判断は正しい。犠牲は少ない方が良い。これも運命さ」
「船長を悪く言わないで欲しい、船長がいたから自分はここにいられたんだ」
そして機関士は少年を励まし、別れの言葉を告げると、会話は途切れた。

一秒一秒が重く過ぎていく。

突如、機関士の絶叫が響く。

「嫌だあああッ!!
俺はまだ死にたくないィッ!!
お、俺にはまだやりたいことが残ってるんだあぁッ!!
お・・・俺にはまだぁ・・・。」

壮絶で悲惨な叫びは次第に弱々しくなり、やがて消えた。
少年は泣きながら壁を叩き、機関士の名を呼び続けた。

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