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247: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/12/04(木) 13:31:13.04 ID:vIv01R7v0.net
ポケットモンスターORASのシーキンセツでのイベント
シーキンセツは海原の海面から斜めに突き出た大型船の残骸
この船は数十年前は海洋資源採掘施設として稼働していたが、何らかの理由から閉鎖されて廃墟と化し、今は独自の生態系が形成されているために自然保護区となっている
さらにシーキンセツにはお宝が隠されているって噂があって、観光だけじゃなくて宝探し目的の人も大勢訪れている
ストーリーには関係無いスポットだけど、主人公はシーキンセツ内を探索して宝探しをすることが出来る
閉ざされた扉の鍵を探したり、傾いて半分水没した船内に潜ったりして、宝が眠る場所を目指す
船内に残されている業務上の書類とか従業員の日記を調べることでシーキンセツの内情を知ることができる(どれも劣化したり風化してかすれていて解読しにくいけど)
シーキンセツに潜り込んでいた産業スパイの報告書によると、シーキンセツは海洋資源を採掘していたのではなく、本当はポケモンから生命エネルギーを搾取していたらしい
(ポケモンから生命エネルギーを奪うという行為は、ゲームやアニメでも大概は悪党がやる虐待行為で、ポケモン自身にとっては苦痛であり生命にも関わる)
この真相が内部告発か何かで世間に公表されてしまい、シーキンセツは閉鎖されることになってしまった
248: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/12/04(木) 13:31:39.49 ID:vIv01R7v0.net
従業員の一人であるソライシという男性の日記や手紙から、彼の悲惨な人生が垣間見える
ソライシはシーキンセツへ単身赴任となり、愛する妻子と離れ離れになっていた
ソライシは息子タカオと何通も手紙のやり取りをしていた
タカオは自分や母の近況を報告したり、父への励ましの言葉を送ったりしている。そして父が孤独だろうと思い、「エネコ」というピンク色の愛らしい猫のポケモンを贈った
一番最後の手紙には、「新しいお家に行っても、僕はお父さんのことが大好きです」と書かれている
どうやら、ソライシは単身赴任中に妻に浮気された挙げ句に逃げられてしまったらしい
主人公が船内をあっちこっち駆け回って鍵を集めたりして船の最新部に到達すると、そこは大量の黄金やポケモンをメガ強くするレアアイテム等が有る宝の山だった
一つだけ、エネコの様なピンク色の物体が落ちている
するとそこへ、誰かの指示で宝探しをしていた恐いおじさんが現れる。恐いおじさんは主人公が見付けた宝を横取りしようとする
さらにそこへ一人の老人が現れる。どうやらこの老人が「シーキンセツに宝が隠されている」という噂を広めた張本人で、恐いおじさんの雇い主らしい
老人は宝の山には目もくれず、そこに有ったエネコの様な物体に歩み寄る
「おお、タカオ。こんな所に一人で何十年もいたのか。寂しかっただろう、すまなかった。さあ、家に帰ろう」
老人はエネコの様な物体を抱き上げ、「もう宝は見付かった」と言って子分の恐いおじさんを引き連れて帰って行った
散々ブラック企業で奴隷のように働かされた挙げ句、愛する妻と息子に逃げられ、息子の名を付けた猫を何十年も探し続けていたソライシ老人が可哀想過ぎた
シーキンセツに取り残されたエネコも可哀想だった。動かないし鳴かないし多分死んでるんだよなあれ
しかもシーキンセツを運営していたのはデボンっていう大企業で、デボンやデボン社長の息子は主人公の冒険をあれこれと手助けしてくれる超いい奴ら。そんなデボンがかつてブラック経営だけじゃなくポケモン虐待していたというのが何とも
249: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/12/04(木) 13:39:09.35 ID:NtgXxBL50.net
ポケモンって今そんな話もあるのか・・・と思ったけど、初代のポケモン屋敷の日記もほんのり不気味だったな