後味の悪い話

【後味の悪い話】「さよなら絶望先生」の最終回

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120: 本当にあった怖い名無し 2012/08/21(火) 06:14:45.95 ID:P0ivN1PN0
「さよなら絶望先生」という漫画

超ネガティブ思考な通称・絶望先生と、彼の受け持つクラスの生徒である超ポジティブ少女・風浦が、
他の個性的すぎる人々と共に、時事ネタを中心としたシニカルギャグを繰り広げるという作風の漫画。

ややブラックなノリの漫画なので死に関するネタも多数あったが、終盤にて、
絶望先生は霊能力者であり、生徒たちは依代で、依代に宿った幽霊たちを成仏させるための擬似学生生活だったと判明する。
生徒たちは皆、自殺未遂経験のある者たちで、死にたいという思いを抱える彼らのもとに、
「私は生きたかった」という未練を抱える霊たちが引き寄せられたのだった。

生徒たちには自殺未遂経験者という以外にも共通点があった。それは、一人の人物から臓器提供を受けているという点だった。
その臓器提供者は、風浦だった。ある少女は眼球を、ある少年は血液を、その他様々な臓器を生徒たちは受けていた。
臓器移植がレシピエントの人格に影響をもたらすという説が関係するのかオカルト現象なのか、
生徒たちは皆、風浦の人格を身の内に抱えるようになっており、それぞれが交替制のように「風浦」になっていた。
今まで漫画内に登場していた風浦は、実際にはその時画面の中にいなかった他の生徒のうちの誰かが演じているものだった。
(生徒の中には、依代ではなく臓器を受けたわけでもない、協力者として加わっていただけの者もいる)

121: 本当にあった怖い名無し 2012/08/21(火) 06:16:24.39 ID:P0ivN1PN0
絶望先生はただ職業的に風浦を知っただけではなく、彼女の生前を知っていた。
道ですれ違った風浦の帽子が風で飛ばされたので、
拾って渡そうと声をかけ引き止めた瞬間、風浦は車に轢かれて亡くなってしまった。
彼女の死は自分のせいだと絶望先生はずっと自らを責めており、
そして、他人の肉体を介してとはいえ、自分と数年間の学校生活を送った風浦に惹かれるようになっていた。
風浦も同じ思いを抱いており、それは何度も「風浦」となっていたレシピエントの生徒たちも同様だった。

卒業式から数年後。離島にて、複数の女性と暮らす男がいると聞き、事件の匂いを嗅ぎつけた女性記者が絶望先生のもとを訪れた。
絶望先生は「いえ、妻は一人だけです」と答えるが、記者が観察したところ、実際には家に複数の女性が暮らしているようだったし、
訪れるたびに絶望先生は「妻はこの一人だけ」と言いつつも、紹介する女性はバラバラだった。
不審がる記者に、絶望先生の親族は言った。
「彼にとっては妻は一人なんです。全員で一人なんです。たった一人の女性の、ある時は眼球を、ある時は心臓を、ある時は血を愛するのです」
記者は気味悪がって離島から出ようとしたが、その際に事故に遭ってしまった。
絶望先生の妻たちは彼女に輸血を行いながら、またお嫁さんが増えるねと言い合った。

お気楽漫画として読んでたら、最後がホラーでびっくりした

123: 本当にあった怖い名無し 2012/08/21(火) 08:45:10.96 ID:ZNW4VwgT0
>>120
絶望先生の最終回については2ちゃんでも騒がれてたから、最終回が読めてよかったよありがとう

うひーw
改蔵はハッピーエンド風だったけど、絶望先生は怖いな

125: 本当にあった怖い名無し 2012/08/21(火) 10:16:59.42 ID:wSTj2tVMO
>>120
あの漫画、ラストはそんなオチだったのかー!!
完全にギャグ漫画だと思ってた
ちょっと本屋探してくる

126: 本当にあった怖い名無し 2012/08/21(火) 12:17:02.52 ID:k+O8mS8KO
>>120
アニメちらっと見たことあるけど、そんな薄気味悪い話だったのか
全部見なくて良かった

131: 本当にあった怖い名無し 2012/08/21(火) 19:07:57.17 ID:x3y+cJEr0
>>126
通常最終話は少女たちのドタバタと亡くなった少女のドレス姿で
割と明るく〆。共同幻想からは解放されてて無事「卒業」
後味はむしろ爽やかに終わってる

書かれていたのは単行本のIF最終話
本編最終回とは食い違う共同幻想の延長バージョン
「一つの可能性としての第30X話」

ぶっちゃけると通常最終話だと種明かしで終わってて
毒が少ない感じ、というか一味足りなかったので
その補填的なものだと思う

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