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768: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2011/07/31(日) 17:38:20.99 ID:QMeocTY0P
キリンヤガってSF小説中の短編「空にふれた少女」
舞台はアフリカの絶滅危惧部族を復活させる為に用意されたキリンヤガって惑星
そこではその部族が昔ながらの習慣を守って暮らしている
短編の主人公の少女は好奇心旺盛で利発な女の子。
少女はふとしたきっかけで「文字」というものを知ってしまう。
しかしその部族では女が読み書きすることは禁じられていた。
だが一度知識の扉を叩いてしまった少女が抱く「文字」の魅力は抗いがたく
祈祷師が読み書きする行為禁じると彼女はコンピュータを使って新しい言語を作り出してしまう。
祈祷師は彼女の才能に感嘆を覚えながら、あえて部族の伝統を重んじ、
このまま読み書きをしようとするならキリンヤガには置くわけにはいかないので
他の星で暮らすように薦める。
だがキリンヤガで生まれ育った少女はキリンヤガを愛していて
別の世界では到底生きていけないという。
けれど一度知った喜びは捨てられない。
キリンヤガか、文字か。
次の日彼女は首を吊った。
終
769: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2011/07/31(日) 18:13:02.95 ID:IqFJ8vDhO
>>768
コンピュータ出てきて吹いた
776: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2011/07/31(日) 21:50:39.70 ID:0ayRGmpIO
>>768
面白かった
どちらも捨てられないから死ぬって感覚はわからないけど
頭いい設定だからただの思考停止ってわけではないのか
778: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2011/07/31(日) 22:56:41.83 ID:vGBEOeh30
>>776
閉鎖環境(他の惑星)で仮想的に維持されるアフリカの原始部族社会が
舞台だから。なんというか部族の掟が自己存在の根幹にかかわるタブー
というか世界を構成する一部、みたいな重要度なんだよね。