後味の悪い話

【後味の悪い話】フランス映画「わたしの名前は」

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46: 名無しさん@お腹いっぱい。 2023/05/15(月) 06:26:56.07ID:C6fXTsm4
まとまったんだけど書いてもいいのかな?

47: 「わたしの名前は…」 2023/05/15(月) 06:36:24.45ID:C6fXTsm4
書いちゃお むかし見たフランス映画。舞台もフランスのどこか

主人公は10才くらいの大人しい少女。表情も乏しく、学校のクラスにいまいち馴染めず
リカちゃん人形みたいな人形を常に持ち歩いて心の拠り所にしている。

両親は仲が悪く、仕事もせずブラブラしている父親のかわりに母が毎日忙しく働く日々を送っていた。
たまに母方の祖母の家に預けられている少女は、仕事を終えた母親が迎えに来たとき「ずっとおばあちゃんの家にいたい」と伝えるが母は真剣にとりあってくれず、聞き流されてしまう。
実は少女は、仕事が忙しい母親の目の届かないところで父親から性的虐待を受けていた。

ある日、学校の遠足で海辺に来た少女はやはりクラスに馴染めず、一人で周辺の散策にいく。
そんな中、海辺から少し離れたところに停まっている一台のトレーラーを発見。中に入り座席の裏に隠れて遊んでいると、運転手が戻ってきてトレーラーが発進してしまう。
少女は車が動いていることに気づいたが隠れた続け、しばらく走ったところで座席の裏から様子を伺おうとしたところ、ルームミラー越しに運転手のおっさんとバッチリ目が合い、存在に気付かれてしまった。

おっさんは少女の存在にかなり驚いている様子だが、怒って車を停めたりはせず、無言のまま少女にそこから出てくるよう促す(運転しながら顎で助手席を指す)。座席の裏から助手席に移動した少女に名前を聞くが、少女は「わたしの名前は…」と途中で言葉を切って名前を言おうとしない。この時点でだいぶ夜だったのと街から離れていたため、おっさんは少女を車からつまみ出すことを諦めてそのまましばらく車を走らせる。

外国からきたおっさんはフランス語がわからず、英語で少女に話しかけ自分の名を名乗る。少女は多少の英語はわかるらしく、おっさんの話に英語で返事をしたりしなかったりしていた。
会話の流れで父親の話になったとき、少女は今まで誰にも言う事の出来なかった性的虐待を身振り手振りでおっさんに打ち明ける(持っていた人形を使ったジェスチャーがかなり直接的でキツい)。
おっさんは少女が父親から受けていた扱いを察し、「なんてこった、最悪だ…」とうなだれ、ショックを受けていた。

48: 「わたしの名前は…」2023/05/15(月) 06:39:33.69ID:C6fXTsm4
車を停められる場所に着き、ひとまず一夜を過ごすおっさんと少女だったが、おっさんは家に帰りたくなさそうな少女を追い出すことが出来ず、成り行きで一緒に過ごすことに。(うろ覚えだけど実はおっさんも離婚して妻子と別れただか妻子が死んだだかなんとかで訳アリ。当て所なくトレーラーで旅をしていたところ少女と出会った)

道中、知らない街で親戚のフリをしながら過ごしたり、英語とフランス語で会話をしながら過ごし、
時には少女がおっさんにフランス語を教えたりして、おっさんと少女はだんだん友達のような関係になっていく。少女は普段の生活で見せることの無かった笑顔を毎日浮かべるほど楽しく過ごしていたが、
逃避行じみた生活が長く続くはずもなく、ある日大きな街に入ったところで少女が警察に保護され、
おっさんは誘拐の罪で逮捕されてしまう。少女には捜索願いが出されていた。

少女は身体検査を受け、婦警から色々な質問を受けるがそれには答えようとせず、名前を聞かれても「私の名前は…」と途中で言葉を切る。逆に少女がおっさんのことを訪ねると婦警からは「辛かったわね」「もう大丈夫」としか返されず何も教えてもらえないどころか、道中おっさんと楽しく過ごしたことを伝えても「人質が犯人を好きになってしまうことはよくあるのよ」みたいなことしか言われない。

その頃おっさんは取調室で警官から誘拐について詰問され、黙秘をしていた。警官はおっさんに怒りをあらわにし「こちらであの子を検査したが、処女じゃなかった!お前がやったんだろ!!!!!」と怒鳴りつける。それを受け、自分はこれから行く宛も無いうえ、少女が受けていた虐待を目の前の警官に伝えたところで信じてもらえるはずも無いことを悟ったおっさんは、あろうことか警官の隙を付いて目の前にあったペンを取り首に突き立てて自殺を図ってしまう。警官が慌てるが、首から大量に出血し、どうみても助からない感じに…

その後、家に帰された少女は父親と一緒にいた。

父親は、少女に向かってこれからは真面目に働くことに加え「もうお前(少女)に手を出したりしない。約束する」と伝える。以前のように表情が消えた少女は何も答えない。父親は「信じてほしい」と少女に向かって手を伸ばし、少女を抱き上げ、歩き出す。二人がその場を後にし、画面には『無言の壁』という言葉が浮かび、暗転する。大人になった少女のモノローグが始まるが、少女はおっさんがあの後どうなったのかをたぶん知らない。

「母は、私が父から受けていた虐待を知らない。◯◯(おっさんの名前)と過ごした時間は、私の子供時代、唯一楽しかった時間だ…」

おしまい

49:名無しさん@お腹いっぱい。2023/05/21(日) 22:22:31.85ID:pCMRaw2e
>>47
おっさんとばっちり過ぎる・・・

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