後味の悪い話

【後味の悪い話】アエリア・エウドキア伝説

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594: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/10/21(金) 08:11:53.28 ID:S1iGS+8P0
アエリア・エウドキア伝説
5世の東ローマ帝国皇帝エウドキウス2世の皇妃にアエリア・エウドキアという女性がいた。
彼女はアテネの哲学者の娘であり、教養は豊かであったが兄弟が父親の遺産をわけなかったため、
訴訟をしようと、伯母を頼ってコンスタンティノープルに出向いた。
伯母によれば、
「皇帝の姉プルケリア様はキリスト教に敬虔で賢く慈悲深いお方のため、プルケリア様に訴えるのがいいでしょう」
ということだったので、アエリアが嘆願書をプルケリアに書くと、プルケリアはその文章の巧みさに心を打たれ、すぐに会ってくれた。
アエリアが美しく賢明で純潔と知ったプルケリアは、まだ皇妃のいない弟エウドキウス2世に、皇妃候補として推薦。
エウドキウス2世は親友のパウリヌスと一緒に、姉と話すアエリアをこっそり見たが、その美しさと物腰にうたれ、皇妃とすることにした。
アエリアはギリシア哲学者の家系だったため、結婚するにあたりキリスト教に改宗する必要があったが、
アエリアは皇妃となった後もギリシア哲学を保護し、東ローマの文化は栄えた。
しかし結婚後20年ほどが経った頃、ある乞食が皇帝へのお礼に大きなリンゴを献上したことから悲劇がもちあがる。
皇帝はアエリアにリンゴを与えたが、アエリアはちょうどその時病に臥せっていた皇帝の親友パウリヌスにリンゴを与えてしまった。
もともと皇帝がアエリアに与えたリンゴと知らなかったパウリヌスは、リンゴを皇帝に献上。
皇帝は、パウリヌスからリンゴを献上されたのを隠して、アエリアに「リンゴはどこにやったか?」と詰問。
「神にかけて、食べました」と言ってしまったアエリアに皇帝はリンゴを見せ、
「お前はパウリヌスと不義を働いていたな?」と決めつけ、アエリアを離婚し、パウリヌスを処刑にしてしまった。
のちに不義の誤解は解けたのだが、アエリアは宮殿を去り、エルサレムに巡礼に出かけ、二十年後死亡。
死ぬ間際にも「パウリヌスと不義を働いたことはありませんでした」と遺言したという。

595: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/10/21(金) 12:04:02.84 ID:COGFyRYX0
嘘をついてはならないと言う教訓

598: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/10/21(金) 13:48:32.04 ID:iAYtErJl0
リンゴ一つのことでここまで怒るとは、
皇帝の器ではなかったんだなとか言ってみる

600: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/10/21(金) 14:07:33.67 ID:S1iGS+8P0
一応テオドシウス2世を擁護しておくと
彼の治世中、皇帝は死刑にはずっと消極的で
なぜ死刑を執行しないのか?と問われた時
「死んでしまった者を生き返らせられるなら死刑をするのだが」
と答えたくらい優しい皇帝だった。
親友と愛妃への思いが深かった分、嫉妬も大きかったのだろう。

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