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2013年3月9日 00:48 http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=1994112
師匠シリーズセルフパロディ
ウニ「師匠。パロディですよ」
師匠「またか。身も蓋もないな」
ウ「今回は『ミス師匠シリーズ』という題でやれと、作者からの強いお達しがありましたよ」
師「ほほう。脳みそを全く使ってない感じだな。こういう、しようもないのは、同人誌でやるべきではないのか」
ウ「なんか、旬を逃すなとか、そういうことを言っていました」
師「よく分からんが。で、水着の美女たちはどこにいるのだ」
ウ「……きません」
師「どういうこと」
ウ「嫌だと、全員に言われたそうです」
師「ばかじゃないの…… で、どうすんの。始まっちゃったけど」
ウ「しかたないので、ミス師匠シリーズコンテストの選考の過程をご覧に入れようかと」
師「それでこのト書きか。男二人でだらだら喋っているだけの回ってか。タイトル詐欺だな」
ウ「とにかく、来ないものは仕方ないでしょう。なんとか、形にしましょうよ」
師「これ、絶対書きながら考えてるだろ」
ウ「たまにはいいじゃないですか。あと、今回も最終的にどっちかが死ぬそうです」
師「またか! このクソパロディ、毎回のように殺されてるんだけど! しかも冒頭で言うなよ! テンション下がるわあ」
ウ「考えたら負けです。とにかく行きましょう。せーの、」
『ミス・師匠シリーズ!』リーズ!』
師「打ち合わせなしでそういうのやめてくれない? 絶対ずれるから」
ウ「はい、ということで始まりました。ミス師匠シリーズコンテストですが、さあエントリーは……
なんでもありならこいつが怖いッ! 自由すぎる女! 加奈子さんだああああッ!
そしてぇ……
特に理由はないッ! 魔女が綺麗なのはあたりまえ! 京子さんが来てくれたッ! 学校には内緒だ!」
師「いやいやいや、来てないし」
ウ「まあそうなんですけど」
師「そういうノリはやめよう」
ウ「すみませんでした。つい」
師「で、エントリーは?」
ウ「そうですね。まあ、さっき言った加奈子さんと京子さんでしょ。それからレギュラー陣から歩くさんと、京介さん、みかっちさんあたりですか。あとはそうですね。音響と瑠璃のコンビなんかも入ってくるでしょう。ああ、あとアキちゃん」
師「そんなちびっこも入るのか」
ウ「でも、アキちゃんだって自分の三回生時点では高校生ですよ」
師「まあいいけど。これで八人だな。エントリーはこんなもんか」
ウ「他にいませんかね。ええと。ひかりさんとか。ボストンのウエイトレスの」
師「脇役過ぎないか。それにあんまり美人じゃなかったぞ」
ウ「なんか今回、女性を相当敵に回しそうですね」
師「ミスコンって、そういうもんだろ。仕方ないじゃないか」
ウ「あと、そうですね。美人といえば、角南さんも外せないですが」
師「だれ?」
ウ「いや、大学の同級生の。ええと、ドッペルが女連れてるの見かけたり、三回に上がった時の受講の届け出したか注意してくれたでしょ」
師「今、どっかのスレからコピーしてこなかったか」
ウ「はいはい。どうせ手ぬきですよ。でも、角南さんは三回生編では登場回数増える予定なんですけどね」
師「そんなやつ、いたっけなあ」
ウ「いや、ほら。師匠がだめになったころだったから」
師「しかし美人とか、後付けで勝手な設定を……」
ウ「でも、昔の備忘録を見ても、身長ランキングとかと一緒に作ってた美人度ランキングではトップでしたよ。裏設定というか」
師「そんなの作ってたの。だったらその子一位でファイナルアンサーじゃないか」
ウ「でも何故か京子さんが入ってなかったり、そもそもこんなランキング作った記憶がないんですけど。なぜかメモが残ってますが」
師「めんどくさいな。とにかくこれで9人だ。これで全部か」
ウ「キリが悪い数字ですね。あと一人くらいいませんかね」
師「本編未登場のあいつはどうする。これの」
ウ「ちょっと、そのポーズやめてください。ネタバレになるでしょ。あの人は、やめましょう。もやっとした表現しかできないじゃないですか。それより、京介さんの妹はどうですか」
師「いたなあ。まひろだっけ。でも、出場させる意味がなくないか? 同じ顔だろ」
ウ「髪型は違いますけど。まあいいや。じゃあ9人でミス師匠シリーズを決めていきましょう」
師「決めていくといいよ」
ウ「ええと。どうしましょうね。とりあえず点数をつけていきますか。最高が10点。平均的な女性を5点くらいにして」
師「僕の師匠は10点」
ウ「はい? 最高が10点ですよ」
師「だから、最高」
ウ「ミスコンですよ。なるべく私情を挟まず、客観的に審査していきましょうよ」
師「文句あるのか」
ウ「だって、そんな。あの人、容姿の描写ほとんどされてないじゃないですか。それに、拾い食いしたり、あのむちゃくちゃな言動を見てる限り、そんな美人には思えな……」
師「うるさい黙れ。お前は本物を見てないからそんなこと言うんだ。とにかく10点だ」
ウ「……わかりましたよ。とにかく進行しましょう。次は誰ですか。京子さんも10点でしょう」
師「あの吸血鬼か」
ウ「あの人は、吹き過ぎなくらいの描写されてますから、仕方ないでしょう」
師「綾は8点くらいかな」
ウ「2点差ですか。いいんですかそんなに開いて」
師「私情を挟まない、客観的な評価だ」
ウ「まあいいですけど。じゃあ次は、京介さんですか」
師「オトコオンナは7点だな」
ウ「歩くさんより下ですか」
師「そんなところだろう。僕のこと凄い睨んでくるから、個人的には3点をつけたいけど」
ウ「分かりました。じゃあ7点で。みっかちさんはどうですか」
師「あいつは…… 普通だな」
ウ「普通ですね。……じゃあ5点で。音響はかわいいですよ。8点くらいかな」
師「あんまりそいつ知らないけど。ゴスロリってやつだろ。化粧とったらどうか分かんないぞ」
ウ「いや、すっぴんも見たことありますけど」
師「なにそれ。エロい話? 朝とか」
ウ「ノーコメントです。瑠璃はどうしましょう。音響よりは上の点だと思いますけど」
師「はあ? あのロリっ子が? 幼女だろ。お前ロリコンなの」
ウ「ちょっと、幼女って、それは過去編の話でしょ。こっちの三回生編では学年なら高二ですよ」
師「そんなのありかよ。だったらお前の四回生編ならオトコオンナはミセスだろう。ミスコンの出場資格すらないよ!」
ウ「ていうか、もうそのへんはファジーに行きましょうよ」
(このやろう。さらっとトラウマを掘って行きやがった)
師「じゃあ瑠璃は9点か」
ウ「妥当なところでしょう。外人コンプレックス込みですけど」
師「あとだれだっけ」
ウ「アキちゃんと角南さん」
師「めんどくさくなってきたな。アキちゃんは6点くらいか」
ウ「もうちょっとふっくらしたら、また変わるんでしょうけどね」
師「お前の同級生は最高点なのか」
ウ「いやあ、さすがに京子さんには勝てないでしょう。角南さんは9点かな」
師「いいよそれで」
ウ「どんどん投げやりになってきましたね」
師「そう言えば、この点数って、顔だけの評価? 普通ミスコンって、スタイルとか、立ち居振る舞いとかも評価の対象だろ」
ウ「そうですね。スタイルとかも点数化していきますか」
師「めんどくさいな」
ウ「ですね。それにスタイルだと高校生組が不利でしょう」
師「よし、じゃあもうこれでミスを決めよう。当然ミスは10点の二人のうちの……」
ウ「いや、ちょっと待ってください。加奈子さんの10点には疑義がありますって」
《喧々諤々の言い争い》
―――三十分経過。
ウ「結果発表~」
師「パチパチパチ」
ウ「とうとう『ミス師匠シリーズ』が決まりますね」
師「感無量です」
ウ「ではさっそく、9位から順番に発表していきたいと思います」
師「するといいよ」
ウ「ミス師匠シリーズ第9位はッ 喋らなければもう少し上だったかも? みかっちさんです!」
師「いや、黙ってても普通だろ」
ウ「普通ですね…… 続いて、第8位は、病気がちなアキちゃんです」
師「ネタばれしていい?」
ウ「だめです。第7位は、なんと意外、男前の京介さんがこんなところに?」
師「あいつは、もう少し愛嬌を身につけたほうがいい。あと、僕をあんまり睨まないで」
ウ「巻きで行きましょう。第6位は、歩くさんです。師匠、彼氏として、こんな順位で納得できるんですか」
師「ぺっ。いつもパロディでは怖い目に遭わされてるから、いいのさ」
ウ「なんか、オチが見えてきた気がしますが、まあいいでしょう。続いて、第5位には腹黒毒舌娘、音響がランクイン」
師「あんまり知らないけど、そんなもんかね」
ウ「第4位には、ここできたか! 備忘録では第1位だった角南さんが入りました」
師「あんまり知らないけど、そんなもんかね」
ウ「もう少しなにか考えてコメントしてくださいよ」
師「ネタばれしていい?」
ウ「だめです。第3位は、青い目のドイツ系アメリカ人! 王は留まり、王は離れる。瑠璃ちゃんです」
師「え? なに?」
ウ「いや、だから、名前の漢字がですね……」
師「ふうん。過去編ではそんな名前じゃなかったけどな」
ウ「あとで自分でつけたらしいです」
師「さあ、あと二人だけど、こういう場合、同時に発表するんだっけ」
ウ「どうですかね。じゃあ、一応、どっちが1位かっていう煽りでいきましょうか。
さあ、栄(は)えある『ミス師匠シリーズ』の第一回女王の座につくのはどちらなのか! 凍てつく相貌。魔女、間崎京子か。それとも女ジャイアン、浦井加奈子か!」
師「なんだその不公平な煽りは!」
ウ「ドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロ……(なにかそれっぽい太鼓の音の声真似)
じゃん!
1位はなんと、女師匠! 浦井加奈子さんだあああああ」
師「やったあああああああああああ」
ウ「京子さんは惜しくも2位! 長身と美貌を兼ね備えた奇跡の魔女が、まさかの敗北! はじける汗の健康美、ホットパンツから大胆に伸びる加奈子さんの太ももに、審査員一同メロメロだ! さあついに、その目深に被ったキャップを取り、かわりに栄光のティアラが戴冠される……ッ!
って、あんたがゴリ押ししたんだろ! なんだこの出来レース!」
師「素晴らしい戦いでした」
ウ「……オチが近づいていますが、なにか一言」
師「感無量です」
ウ「どこからその余裕が来るのか分かりませんが、ちなみに、『今回も最終的にどっちかが死ぬ』っていう冒頭の言葉は、開始前に歩くさんから耳打ちされたんですけど」
師「え」
ウ「どっちかが死ぬそうです。どうやって死ぬのかな。爆発かな。ええと、最終結果をおさらいしますと、1位加奈子さん、2位京子さん、3位瑠璃、4位角南さん、5位音響、6位歩くさん、7位京介さん、8位アキちゃん、9位みかっちさん、という順でした。6位の歩くさんについて、納得の順位だとおっしゃってましたが、なにか一言?」
師「辞世の句でいい?」
(完)