師匠シリーズ

【師匠シリーズ】エイプリルフール

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2013年4月2日 12:43 http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=2190059

師匠シリーズセルフパロディ

ウ「はい。ということで、セルフパロディシリーズの第何弾目かになります、『師匠シリーズ漫画化決定!』というネタでした」

師「ついにやったか、エイプリルフール」

ウ「ずっとやりたかったようですよ。ただ毎回4月1日になって初めてエイプリルフールのことを思い出す、という始末でなかなか機会がなかったようですが」

師「今回も当日の昼に思い出したらしいな」

ウ「ちゃんと準備すればもう少しそれらしくできたのでしょうが。あ、今回キャラデザ案として絵を使わせていただいたのは、セロさんという方です。4、5年ほど前にご友人と二人で描かれた師匠シリーズの漫画から抜粋させていただきました。エイプリルフールの片棒を担いでいただきましてありがとうございました」

師「でもまあ、ネタがネタだけにそう騙される人もいないんじゃないか。書籍化もされてないのにいきなり漫画化とか、無理でしょ」

ウ「あ、いい忘れました、今回は師匠が死ぬそうです」

師「はあああ? またか! ドッキリさせる側だからって、油断するとこれだ! なんだこのクソパロディ! もういいよ、そういうの」

ウ「いや、だってメモが」

師「しかも名指しかよ! わあああああもういいよ、死んでやるよ。漂流教室の仲田君ばりにちゃんと死ぬから!」

ウ「やけにならないでください」

師「先に辞世の句を詠む! 『俺様は、生まれた咎で死ぬるなり。それでうらみもなにもかもなし……!!』」

ウ「パクリじゃないですか。いい句ですけど。とにかく落ち着いてください。この場を片付けましょう」

師「片付けるといいよ」

ウ「ええと、驚かれた方、そして騙された方、どうもすみませんでした。ぷげら、と鼻で笑った方、やはりすみませんでした。寒いわ~という方、本当にすみませんで した。もうそろそろこういうノリは控えようと身に染みているところです」

師「そういえば、書いてるバカはミス師匠シリーズをやったから、次はミスター師匠シリーズをやろうとしていたらしいな」

ウ「ええ。企画メモを覗きますと、『男性キャラ全員ブーメランパンツ一丁』『ヴィレッジ・ピープルのイン・ザ・ネィビィに乗って登場』『出演拒否は認めない』とかといった文字が見えますね」

師「誰が得するんだ! バカじゃないの」

ウ「さすがに思いとどまったようです。ていうか司会進行役に当てようとした、みかっちさんと京介さんからも出演拒否されたとか」

師「それはそれでムカつくな」

ウ「とにかく、このネタを片付けましょう! さあ、ということでお待たせしました、読者以外の方々。といいますのも、今、我々の前には、『漫画化決定!』というネタに騙されて集まった主要登場人物たちが、がん首揃えて唖然としています!」

師「ははははは! ざまあ!」

ウ「どうもすみません、みなさん」

師「いやあ、女性陣、いつもより化粧が濃いなあ。頑張りすぎだろ。でも映ってないから! 漫画とかウソだし。ただの文章だっての! うは」

ウ「はい。またフラグが立ってますね。でも、実際みかっちさんとか、その格好なんなんですか。髪型まで変えて」

師「いや、まて、それならオトコオンナの方を描写しろ! なんだあれ、エ、エリ立ててるし。狙いすぎだろ!」

ウ「あ、みんな怒らないで。まだオンエア中ですよ」

師「夏雄なんて見てみ、上半身裸なんだけど。何キャラだよ。作務衣じゃないのかよ。お前だけブーメランパンツでくればよかったのに」

ウ「怒らないでください。怒らないでください。あとで。あとで煮るなり焼くなり自由にしていいですから」

師「綾も、我関せず、みたいな顔してるけどこのあいだビブレで二時間悩んで買った服さっそく着てるし。うひ」

ウ「音響と瑠璃のゴスロリ二人はいつもと同じ格好ですね。まあこれ以上やりようがないのかも知れませんが」

師「魔女さんがいないな」

ウ「京子さんですか。確かにいませんね。さすがにこういうところに来る人じゃないですかね」

師「小川さん、珍しくネクタイが曲がってないと思ったら、それもしかしておにゅーですか」

ウ「え? なんですか、小川さん。大きな声で言ってもいいですよ」

小川「慌てて新調したよ。まさかこんなウソに引っ掛かるとは。でも、それより加奈ちゃんが可哀想だよ」

ウ「加奈子さんがどうしたんですか。そう言えば姿が見えませんが」

小川「盛り上げようと、ずっと着ぐるみきて待ってたのに」

ウ「え、もしかしてさっきからそこにあるカナヘビのぬいぐるみが…… あ動いた」

小川「サプライズだって言って、中身もたぬき耳にたぬきテイルをつけてるんだよ」

ウ「とぐろを巻いたカナヘビ、ていうかヘビに足が生えてこっちに向かって来てます! あ、手招きしてますね。その手もとぐろの別々の段から出てる凝りようですが、あ、師匠、呼ばれてますけど。…………ええと、師匠が呼ばれて行きました。そしてカナヘビにヘッドロックをされたままどこかへ……」

ウ「はい、ということで、みなさんも解散してください。以上エイプリルフールでした!」

ウ「……」

ウ「あれ? もう終わりですけど」

ウ「おやあ。まだオンエアが解けないな」

ウ「……」

ウ「やっぱり」

ウ「僕も死なないとだめですかね」

ウ「あっ」

(完)

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