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81 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/09/13(金) 22:05:42.94 ID:m0lQXwlP0
急に肩から、後ろに向かって引っ張られる感じがした。
階段の中は結構真っ暗だったんだけど
後ろに人がいないのは確かだった。
でも、後ろからたくさんの息づかいというか、そういうのを感じた。
そして、妙に焦げくさいというか、そんな匂いがした。
すこし立ち止まったから、ワン君は少し不思議に思ったのか
早く来てくれ、と言ってきた。
すまないけど、俺はこの先から降りていけないんだ。
と、俺は答えた
83 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/09/13(金) 22:15:14.98 ID:m0lQXwlP0
例の俺のじいさんが焼き殺したイタチたちは別に、完全に復讐を遂げて満足しているわけじゃない。
そいつらはずっと、いまだに、俺をいじめてあそんだりしているわけなんだけど
俺もどっちかというといじめてほしかった。なんというかおれはMじゃないんだけど
でも、家族がみんな死んだのは俺のせいというかなんというか
妹をあの日とめていればとか、そういうことで結構罪の意識があるんだと思う。
だから、何か罰がほしかったのかもね
そんなこんなで
どうやら、彼ら的には、まだ俺は結構いじめがいがあるみたいで
極たまにやつらが役に立つこともある。
俺が死んだり、それに近いことになってもらってはつまらなくなるらしいから
だから、なにかとマジでやばいところとかに行こうとするときは
こういう風にとめてくる
霊感皆無の自分としては助かるんだけど
存在は迷惑だった。
仕事柄、そういう危ないところに行くのはしかたないことだから
ただ、無駄に恐怖心をあおられるだけで、結局行かないとだ学んだから
でも、今回は違って、別に行かないといけない理由は何もないわけだから
危ないなら近寄らないのがいちばんだ。
だから俺はワン君のお手伝いを断ろうとした
84 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/09/13(金) 22:20:22.91 ID:m0lQXwlP0
ひとりじゃむりだから、手伝え。と言ってきた。
俺はえええみたいな感じになったんだけど、それを聞いて納得した。
断龍杭と三尸虫の組み合わせでいうとかなりメジャーで
つまり、俺は手術の手伝いとして呼ばれたわけではなくて
「祝死」という儀式の手伝いをするためにおばれたわけだ
86 :名も無き被検体774号+:2013/09/13(金) 22:24:23.67 ID:vFggPHoN0
>>78
豚じゃなくて猪だよ…
87 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/09/13(金) 22:36:01.78 ID:m0lQXwlP0
場所によるけど
人が好きないところに出やすいと思う
89 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/09/13(金) 22:36:43.80 ID:m0lQXwlP0
飛べない猪はただの豚なんだよ!(逆切れ
102 :名も無き被検体774号+:2013/09/14(土) 16:35:16.85 ID:HQERf7BE0
>>72
某スレによると、数日前から、関東と関西を中心に全国規模で魑魅魍魎がもの凄い活発に蠢きまくっていて、
式神使いや妖ハンターさん達が総動員体制だそうです。
103 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/09/14(土) 21:16:49.14 ID:Slxt4djR0
俺は霊感ないからそういうのは感じたりできないんだよなぁ
仕事の依頼が来てからじゃないとなにがおきたかからっきしや
107 :名も無き被検体774号+:2013/09/14(土) 21:57:58.68 ID:x03or/cX0
え、>>1って霊感ないのか
108 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/09/14(土) 22:03:50.94 ID:Slxt4djR0
前スレにも書いたんだけど、皆無だよ
たとえが悪いかもだけど
最近クトゥルフTRPGの動画とかに嵌まってて
俺や先生みたいな人は、すごい探索者に似ている気がする。
クトゥルフ神話技能が40%くらいある探索者
138 :名も無き被検体774号+:2013/09/16(月) 19:23:53.00 ID:pKFOF9R1P
神社って夜参拝してもいいんかね
158 :名も無き被検体774号+:2013/09/17(火) 19:56:08.63 ID:DrFGy3Ae0
>>1
ヴァチカンとかエクソシストとかどう思う?
160 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/09/17(火) 23:42:56.17 ID:Trqx/0/10
どんなにはながむずむずしても、くしゃみをしない
白い服をきていかない
ぼうしをかぶる
をまもると大丈夫ってきいたことある
161 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/09/17(火) 23:43:55.39 ID:Trqx/0/10
>>158
あったことない
でもかっこいいとおもう。
修道女とかといちゃいちゃした
172 :名も無き被検体774号+:2013/09/18(水) 18:10:21.34 ID:fiMbZKuy0
なんか他のスレで「歩く神社」と言われる人がいたらしい。
なんか行く場所行く場所浄化されるから、霊能者とかにはお前来るなwwwと言われるとか。
何か普通術式も浄化して、別の綺麗な術式に組換えちゃうらしい。もちろん呪いの類いは浄化して祝いに。
心霊スポットの廃墟に行けば、強制浄霊とかなんとか。
175 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/09/18(水) 23:18:06.93 ID:dIfoV7PR0
問答無用で業をどんどん背負うってことだから
かなりやばいとおもうんだけど
178 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/09/18(水) 23:33:24.03 ID:dIfoV7PR0
「祝死」というのは中国の「清」の時代にうまれた文化で、薩満たちによってうみだされたものだ
清は中国の女真族という少数民族によって作られた国家で薩満はその民族のオラクルみたいな存在かな
※薩満=ツングース系語族の民族。シャーマンの語源となったとされる。
※オラクル=預言、神託、託宣。 神の言葉。 または、それを受け取る人
そして、この「祝死」ってのは非常におそろしい儀式なんだよね。
これは、三尸を寸断された龍脈に植えてるというもので
詳しい、理屈とかはわからないんだけど、とりあえず龍脈の「死骸?」をかりて
ものすごい勢いで増える。
これで、人工的に三尸を増やすことができる
179 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/09/18(水) 23:42:08.70 ID:dIfoV7PR0
この儀式にはすごいデメリットがあった。
当時の薩満たちは将来とかのことはあまり考えていなかったみたいだけど
植えられていた三尸が龍脈を食い荒らしながら、どんどん増えて
最終的にあふれだしてしまうんだよ。
中国の18世紀とか19世紀初頭とかはかなり戦争で人が死んだりしたんだけど
それが、この「祝死」によって
最終的に三尸が増えすぎて、マンホール的存在だった断龍杭をふっとばして
湧き出てきてしまったのが理由とか何とか
180 : 《コブラ》 :2013/09/18(水) 23:45:05.71 ID:iKn7ucFQ0
お!
やっときたか!
181 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/09/18(水) 23:52:34.49 ID:dIfoV7PR0
>>180
186 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/09/19(木) 12:24:52.26 ID:PEdMwpOr0
すごく複雑で、俺もうまく言えないんだけど
まぁ、因果ってものがあるじゃん。
原因があって、結果が生まれる。この概念がとても大切なんだよね。
たとえば、そうだね。誰かからプレゼントをもらうとするじゃん。
その誰かは、多分好意とか、まぁおかえしがほしいとか、そういう感情があって
それをおくってくる
そしてそれを受け取る側としては、たとえそれに対してどんな思いを抱いたとしても
その二人の間に、つながりみたいなものが生まれる
このつながりのことを因果みたいなようにいうんだけど
昔の仙人修業とかは、なるべくこの因果がないほうがいいらしい
浄化する人とかの話だけど、実際にいるかわからないが
もし本当にいたとしたら
たとえば、道端になんかの妖怪があるとしよう。
その妖怪は何も悪いこともしないで、ただ人間って面白いなぁーって人間を観察していた
そこにその浄化する人が通りかかる。妖怪は浄化されて、ちりいっぺんもなくなってしまう
しかし、その妖怪にも友達とか家族とかがいる
その浄化する人はなんの悪意もないけど、いつの間にか、その妖怪のそういう仲間と
悪い関係を結んでしまう。
悪い原因があれば、いい結果が生まれるわけがない。この悪い原因のことを俺は先生から業とおしえられた。
問答無用で浄化するのは、つまり、街に出て問答無用で町の人を無差別に殺して
町のものを無差別にぶっ壊すのと同じ意味だと思うから
すくなくても、俺としてはかなりヤバい感じはする。
187 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/09/19(木) 12:31:26.76 ID:PEdMwpOr0
例えば、借金を背負った人がいるとしよう。
そんで、ある人が、その借金を背負った人をころしてしまいました
そして、その借金を、背負った人は返せなくなっちゃうよね
じゃあ、その借金はどうなるかというと、因果の世界では
背負った人を殺した人が返さなくてはなくなる。
妖怪とか殺すと、その妖怪がした悪さの分のつながりは、殺した人のものになる
それが殺したほうの責任というかそういうものだとおもうんだ
まぁ、簡潔にまとめると、悪いことをしてるんだから、そのうち罰あたってもおかしくないよな?
みたいな感じだと思う。
浄化するのがわるいこと?って思うかもしれないけど
たとえ汚いものでも、存在しているならば、それには一定の天の意思というか
自然の摂理というか、うまく表現できないけど
そういうのがあるから、それをただひたすらぶっこわすのはよくないと思う
213 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/09/20(金) 00:37:00.94 ID:Ltfx/3Xu0
他はあまり詳しくないから。
ただ、どんな方面でも
害をしている=じゃあ、浄化すればいいじゃん。っていうのは絶対に間違えていると思う
現代社会でそんなことができる人がいるなんて、少なくとも俺は信じないんだけど
いたとしても、やってはいけないことだと思う。
ちなみに業の話の続きだけど
悪いことをする=いつか報いが来るというわけじゃないんだ
いじめをすれば、いじめをされた人から恨まれるじゃん。
なら、その恨んでいる人が急にぶち切れて、殺しにかかってくる「可能性」
というか、そういう感じのものが業なんだと俺は理解している
悪いことがいい結果につながる可能性は少ないけど
いいことをしても、その結果が悪いことを引き起こす可能性はかなり高いのも
因果をむやみやたらに結ぶなということなのかもね
214 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/09/20(金) 00:40:56.38 ID:Ltfx/3Xu0
255 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/09/21(土) 22:39:19.26 ID:tObNR3vQ0
少なくても方法は俺は知らない
死んでもなくならないらしいし、他人に移すことはできるらしいけどね
妖怪と幽霊とか念とかの違いは
妖怪は生きている
幽霊は死んでいる
ってのが一番の違いかな
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256 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/09/21(土) 22:42:32.92 ID:tObNR3vQ0
あれはつまり、幽霊は死んでいるから、実際に物理的なちからがないんだよ
じゃあ、どう人とかとかかわりあうというと、人に幻覚とかみせたりている
妖怪は物理的なものかな?例えば部屋の中でなぜか足音がするとしよ
この場合、周りを探してもなにもなけてば、それは幽霊がきかせている幻覚の可能性が高い
もし、なにか物理的な証拠、たとえば足跡とかあれば、それは妖怪だよ
257 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/09/21(土) 22:43:29.55 ID:tObNR3vQ0
そういうのはあまりわからないけど
人不死、即成妖って中国の言葉があるから
とりあえず長く生きればいいと思う
258 :名も無き被検体774号+:2013/09/21(土) 22:44:29.89 ID:PGIHyx8D0
>>256 ふむ。じゃあ俺がいつも見てるのは幽霊なのかもしれない。
そいつが動いても足音が聞こえたりしないし。
でも走り回ってるのは音がするかな。そういうのは妖怪っていう認識?
259 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/09/21(土) 22:47:50.67 ID:tObNR3vQ0
>>258
音は幻覚の可能性があるから、どっちかといえない
妖怪なら、何かしら証拠みたいなのはあると思う
獣の毛とか、変な足跡とか
260 :名も無き被検体774号+:2013/09/21(土) 22:49:38.87 ID:PGIHyx8D0
なんか空間がもやもやして、物音がする場所に水と塩と供え物みたいにして
置いておいたらものすごい量の埃と毛っぽい長いなんかが入ってたことがあるよ
そういう類ってことかな?
261 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/09/21(土) 22:50:33.40 ID:tObNR3vQ0
その場合なら妖怪の可能性あるね
265 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/09/21(土) 23:47:27.20 ID:tObNR3vQ0
まぁ、中国はほぼ自業自得で祝死の影響をうけていたんだけど
実は、日本も結構これの被害があったりするんだよ。
これは前にも言った通り、第二次大戦中に日本は東南アジア諸国の龍脈を寸断してまわったんだけど
その時の話で、どっかの国のとある風水わかる人に、日本軍にむりやり道案内をさせたんだが
その人は日本軍の軍人たちをつれて、龍脈にたどり着くんだけど
その人はかなりすごい術師だったらしくて
色々策を巡らせて、龍脈を切断させたあと、軍人たちを殺した。
そして、その軍人たちの死体と三尸を龍脈に埋め込んで
祝死をして、軍人たちのしたいとか持ち物とかも利用して
半永久的に、日本を呪うすごい術を構えた
そのある術ってのが、降頭術の由来というか、そういうものの大本かな
基本的な部分は、ほとんどそれに似ていて
当時これを考えた人はマジですごいと思った
それが今回の本題である、降頭術である
降頭術は中国南方の各省や東南アジア諸国で行われる呪術である。降頭術を実施する呪術師を降頭師という。
降頭術には様々な種類があるが、呪物として人骨、血液、頭髪、爪、胎児など、人体の全部または一部を用いることが多いという共通性がある。
降頭術は邪悪な呪術であるとは限らない。恋愛成就や金運向上をもたらすような願望を叶えるための降頭術も存在するからだ。しかし多くの場合は降頭術は他人を害し、場合によっては呪い殺す恐ろしい呪術であると考えられている。
降頭術には様々な種類があるが、薬降、飛降、鬼降の3種類が主流である。
288 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/09/24(火) 10:17:59.32 ID:Z5G0qT/90
現在はうまれながら三尸が一匹多いらしいよ。
いろんな人が色々試していたけど、結局直すのは無理だって話になった
そのため、修業とかそういうのはほぼダメになっている。
それも、式神とか霊使役とかが無理な要因の一つかな。
ここでひとつ、そういった系の修業とかの話を
なんかよくわからずにそういうおまじないとかに手を出すのはよろしくないことだからね
289 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/09/24(火) 10:30:59.17 ID:Z5G0qT/90
聖人になるためらしい。その聖人ってのがなにかというと
例えば、この世界が将棋の盤上だとすると、一般人は全員ただのコマなんだよね
でも、聖人はこの将棋盤から飛び出して、将棋を指す人となっている。
つまり、聖人は天地と合一した存在になるということらしい。
それじゃあ、それにむけて何が必要かという話になるんだけど
道、法、術、器の4つの概念をまず理解する必要がある
なんか難しそうかもしれないけど
これを簡単にたとえると、ある人が車で青森から、東京までいくとしよう
この場合、この車が器。いい車ほど、スピードが出て、早く目的地に着くよね?
ちなみに「器」は使う道具とかの意味じゃなくて、才能とかそういうものをさすらしい
そして「術」は技術、つまり、車では確かに少しくらい差がでるけど
片方が車運転歴10年のベテランドライバーで
片方が免許取りたての新人ドライバーだと
たとえ器に少しくらい差があったとしても、ベテランのほうが確実に早く到着するよね?
「法」はなにかというと、これは方法
つまり、青森から東京までどうやっていくのかということ
例えば、片方が車でいくけど、もう片方が新幹線か飛行機で行くとしよう
新幹線や飛行機で行くほうは、どんなに器がだめでも、技術がだめでも
より早い方法をとっているから、確実に早く東京に着く
そして、最後が「道」だ
290 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/09/24(火) 10:35:38.02 ID:Z5G0qT/90
どんなに早い方法でいい技術で、すごい機材をつかったとしても
全然違う方向に行ったら、地球一周しても、目的地にはつけないよね
「入道」「入道」ってよく言うけど。これはつまりこの「正しい道のりをみつけ、入ることができた」
ということ、つまり、どんなに時間がかかろうとも、でも正しい方向はつかめたから
いつかはたどり着けるだろう、のような感覚でいいと思う
ただ、目的地は青森から東京までとかの比じゃなくて
何億光年も離れて星とかなんだけどね
291 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/09/24(火) 10:42:14.02 ID:Z5G0qT/90
この概念でいうと、器に頼る人間
そして、式神とか、お札とかそういうのをできるという(実際できるのかうたがわしいけど)
が術に頼る人間
俺の先生によれば、人と妖怪とかとの間の関係を正しく認識し、交流する
我々のような人間がつかんでいるのが「法」
単純に「道」をめざすものもいるんだけど、これは無理なので、ただのバカであるとのこと
これは多分まじめなお坊さんとかそういう人のこと言っているんだと思うけど
293 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/09/24(火) 10:59:05.10 ID:Z5G0qT/90
何がいけないかというと、ただ単純に道を極めては、
もしその道の途中で何かしらアクシデントに出会うと対処できないからである
我々は人間だから、世の中にいる限り様々な業を知らずの内につくってしまう
その業のせいで、たまに悪いこととかとも出会ってしまい
それで命を落としてしまうかもしれない。それじゃあ、いままで頑張ってきた意味が全部パーになる
でも、だからといって、だたひたすら法や術、器に頼っていてはどんどん道を踏み外し
悪い方向に行ってしまう
歩く神社とかという浄化する人だけど、やっていることは、車で道端にいる人を目的もなく
ひたすらひきまくっているのと同じなんだよ。
じゃあ、どうすればいい?って聞かれても、俺にはどうしようもないけどね
ひたすら自分の利益のために「術」を磨くのもよくない
これは目的は特にないけど、とりあえず、車で他人の道をふさごう!
みたいな感じになる。
そして、方法だけど。これ自体はどんなに間違えても少なくても他人には迷惑はかからない
ただ、法は人が決めるものだから、それで自分を縛ってしまうと、もし方法が間違いの場合
正すのはかなり難しくなる。
青森から東京に行くためには、飛行機が一番はやいのに、車で出発してしまい
取りかえしのつかない感じね
妖怪退治の仕事してるけど、何か質問ある?
300 :名も無き被検体774号+:2013/09/25(水) 01:06:06.39 ID:C7Z4b6jOO
歩く神社はこの話の神社の跡取りじゃないかな?
彼の場合は神様を常に身体に宿した状態だから、悪いものが近寄れない
その場合も業出来るの?
強い日差しを避けて、ただ移動するようなもんだと思うけど
その場合、神さまに対して借りができる.
神さまは無償で誰かを手伝わない、何かしら見返りを求めるはずだからもっと厄介
だから業もまたついてくるよ
301 :名も無き被検体774号+:2013/09/25(水) 01:07:35.91 ID:AapGZjnW0
入道って妖怪とかにもいるけど妖怪も聖人目指してるって事なのかな?
術はもう仕方ないね 見えないものを信じるのって難しいし
心技体とか三徳に似てるね バランスとそれらの高次での一体化・・・ みたいなのが重要なのかな
人間の場合、入道するのは聖人目指すの多いけど
妖怪はまた別の目標とか持っているんじゃないかな?
自分の目標のために正しく行動することを入道というのかもね
303 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/09/25(水) 01:23:32.74 ID:Z+GRNbCu0
明日に話の続きかく。おやすみ
331 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/09/26(木) 23:32:28.49 ID:eukASd4w0
降頭術使いじゃないし
とりあえず、死んだ日本軍の死体を断龍杭のまわりにうめる、そんで何かしらの方法で
その死体が生きていると、日本軍の兵士魂とその三尸の虫に勘違いさせる
魂は体が死んでいないと勘違いするから、死体から完全に離れない
三尸の虫は、死体に入って、「あ、これやっぱ死体だ」と思って
はい出てきて、死んだ龍脈に寄生する。そして、龍脈に寄生した三尸の虫が増えすぎて、臨界値になると
また龍脈からはい出る。
でも、そこで、三尸の虫を食い止める陣みたいなのをしく
その結果三尸の虫はどうするかというと、日本軍さんたちの死体の中の魂は日本を思う気持ちというか
そういうのでいっぱいで、人の思いは、道を作る力がある。
三尸の虫はそのおもいで出来る道のみを頼りに、日本にやってきて、日本の新しい子供たちに寄生する
わかりにくかったらすまんが、多分大体こんな感じ。
そんで降頭術ってのは大体こんな感じで、だれかの体の一部とか、思い入れのすごいものとか
そういうのを利用して、三尸の虫で、人を潰す。
蠱とにているけど一番の違いはここかな?でも誰が術をしているかがばれると
被害者は、術をかけた人を怨むよね?その恨みによって、被害者と術者の間に思いの架け橋ができて
被害者が死んだら、術者も次に死ぬ。
だから降頭術のタブーは、自分がやったと決してばれてはいけない
333 :名も無き被検体774号+:2013/09/26(木) 23:44:57.18 ID:Qx6jDn2f0
んー、三尸が増えて、一般生活だとどう不都合なの?
特にないと思うよ。気にしなくていいと思う
334 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/09/26(木) 23:48:30.21 ID:eukASd4w0
とおもって、後ろから引っ張られるのを無視して
ワン君についていくことにした。
祝死の儀式には、一時的に三尸の虫を鎮める方法があって
その鎮めている間に、昔の薩満たちはそれらを取り出していたわけなんだけど
いまだと、薩満の大体の文化は失われて、一部しか現存していない
その一部と他の左道の文化と結びあわせられ、生まれたのが金牌術だ。
ちなみに左道ってのは「道」をあまり考えず、ひたすら「術」を極めんとする人に対する軽蔑用語かな。
薩満のそういう部分のものを応用して、現代では三尸の虫だらけの龍脈を安定させてたりするんだ。
俺はその時、それについてのくわしいやりかたとかはしらなかったんだけど
その存在自体は知っていた。
ワン君が俺を必要とすると判断したんだから、彼にしたがうしかなかった
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341 :名も無き被検体774号+:2013/09/27(金) 01:35:49.35 ID:VtBRFTmz0
道、法、術、器があったとして
方法、行くまでの術、そこにたどり着く器があるとすると一番大切なのは道(到達点)と仮定して
>>331「人の思いは、道を作る力がある。」とすると、帰結を何処に持っていけば・・・。
10人10色だと解釈自体が成り立たない訳で。
358 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/09/29(日) 01:05:45.61 ID:61M2BfSK0
そこの道はただ単純にかけ橋とかそういう意味だから
おやすみ
344 :名も無き被検体774号+:2013/09/27(金) 03:59:43.97 ID:hoAV6wtY0
>>84
入道で思い出した。
外道って天狗がどうとかのあれは何なの?
363 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/09/29(日) 09:40:56.16 ID:LPykKGGZ0
文字通り道を踏みはずした人のことだと思う
何も考えずに、ただ術とか極めてたらああなるのかもね
ピノキオの話とかだとウソつくと鼻が伸びるじゃん
悪い例だけど、たぶん、悪いことをすると鼻が伸びるんじゃないかな?
続き
金牌術というのは具体的にどういうものかというと
「法」の範囲に属すもので、代々「金牌」というものを受け継いでいる
継承者というか、そういう人は、いろんな所を旅して
なるべく多くの友人をつくり、多くの妖怪とかそういうものと触れるようにする
その分業を背負う可能性があるんだけどね
そして、最終的になると、たとえば、妖怪にちょっかいだされたら
「ほら、この金牌がみえないか。俺は何々の弟子の弟子の弟子の…だ!
友達たくさんいるんだぞ!俺をやったらやばいんだぞ!」
とか
困った時は「ほら、この金牌がみえないか。俺は何々の弟子の弟子の弟子の…だ!
友達たくさんいるんだぞ!俺に恩を売るのは悪くないぞ!」
みたいに金牌が伝わった代とかが多ければ多いほど
虎の威を借りるキツネ的に、どんどんとそのコネ的な力を強める
すごいところだと、神さまでさえ命令できたりする
364 :名も無き被検体774号+:2013/09/29(日) 09:41:55.84 ID:M8lMAkGk0
>>1
先生は今新人募集してる?
368 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/09/30(月) 11:33:51.37 ID:P2KUQ/wA0
ただ働きならもとめてるかもね
369 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/09/30(月) 11:50:03.01 ID:P2KUQ/wA0
階段をおりきると、真っ暗な、少し開けた空間についた。
そして、さっきまでは全く気がつかなかったのだが
そこらあたりからものすごい腐った肉のようなにおいがしていた。
俺はまっくらだから、明かりつけなくていいのか?とワン君に聞いたけど
ワン君は付けないほうがいいといった。
そんで、ワン君は手術で取り出した内臓をもって、暗闇の中に進んでいった。
俺はその場に立ったままでいいと、指示をされた
真っ暗だったから、すぐにワン君の姿は見えないようになった
真っ暗の中一人ポツンと置いてかれたから、すこしこわかった
370 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/09/30(月) 12:19:49.10 ID:P2KUQ/wA0
そして、ワン君が大声で「ソンセンラァーー」云々と叫び始めた。
中国語くさかったから、意味はよくわからなかった。
こういうのってパクれるところはパクリたかったんだけど、中国語の知識はなかったから
少し残念だった。
しばらくその声を聞いていると、空間の奥のほうで足を引きづるような音が聞こえてきた
しかも、すごくゆっくりだけどなにやら、俺のいる方向にやってきているようだ。
すーっと寒気がしたんだけど、大丈夫だと自分に言い聞かせて
何か使えるものがないか、念のために考えた。
何も準備してなかったから、専用のものはなかったんだけど
ポケットにあらかじめ忍ばせておいた●ンドームがあった。
俺は急いで両手に唾を吐きつけて、●ンドームを取り出した。
そしてその中に髪の毛を一本だけ入れて、特に尿意はなかったんだけど
その中におしっこをした。
そんで、それの口を結んでおいた。すこし手におしっこがついて嫌な感じだった
394 :名も無き被検体774号+:2013/10/03(木) 19:36:11.18 ID:Ne+l5i/9O
俺子供の頃、犬と猫を虐めて死なせちゃった事があるんだけど、何か影響受けたりすんのかな?
30年は経つけど、思い出す度に申し訳ない気持ちになるよ
398 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/10/03(木) 21:34:14.48 ID:jpUshI8a0
勘違いしてはいけないけど
たしかに業はやばいものだけど
多分それじゃあ、あんまりかわらないし、それに業を背負ったのに、それを払うというのが
すごく人間的な傲慢だと思う。
俺が習った業に対する正しい認識は
業は結局のところ生きていく上で必ず受けるものなんだ。
生きること自体が、世界に対してすごい借りを作っているみたいなもの。
じゃあ、どうすればいいかというと。
覚悟を持たないといけないんだ。
たとえばごはんをたべるとするじゃん。ごはんは生き物だから、他の生き物殺しているよね?
でも、たとえ他のいいものを殺してもいいから、自分は生きたい。
すごく申し訳ないけど生きたい。そういう気持ちが大切なんだと思う。
だから、どんなことをやるにしたった。自分はこれをやると業を背負うことになる
それでも、自分は本当にこのことがやりたいのか?と常に自問しないといけないんだ。
その業を背負う覚悟があってやっと、人は行動してもいいことになる。
じゃないと、ただ避けていくと、どんどん道をそれていくんだよ
399 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/10/03(木) 21:37:39.27 ID:jpUshI8a0
でも、復讐は何も生まないしよくないことだ。
でも、やりたい。どうしてもやりたい。自分が悪いとわかっていてもなおやりたい。
みたいな感じの覚悟を持って、行動しろって感じだね
643 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/10/23(水) 21:36:53.52 ID:HpvTdX7R0
なんか、先生が色々あって亡くなったので
葬式とか、書類の整理とか、今後の話とか色々忙しかったw
645 :名も無き被検体774号+:2013/10/23(水) 21:40:51.97 ID:z7lX78uT0
>>643
マジか!先生は何故他界されたの?
647 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/10/23(水) 21:56:22.41 ID:HpvTdX7R0
地下のところで変な、足を引きづるような音がどんどんと近づいてきたんだが
ちょうど、俺の目が暗闇で見えなくなるくらいの瀬戸際のところでとまった。
そして、そこでひたすら足踏みをする感じの音に変わった。
ワン君は「祝死」の何かしらのことをやっているのはわかっていたが
具体的に何やろうとしているのかは分からなかった。
でも、それで、暗闇の向こう側にいるやつが何なのかはわかった。
金牌術の中には「死体運び」という技術があると聞いたことがあった。
一番金牌術の大本になったのは本来葬式屋だった。
しかしもととなった葬式屋は、少し特殊な葬式屋で
昔って死体とかは故郷とかに埋葬するじゃん?
でも交通の便がかなり悪かったから、もしどっか自分の家から遠いところで死んだりすると
その死体を故郷まで届けないといけない。
それも腐らせたりせずにね。
その葬儀屋というか死体の運び屋が、最終的に金牌術をうみだした。
なぜそんな術が生まれたかというと、どんな人でも死体となっては罪とかそういうのはないし、
それを故郷の土に埋めたりするのは生きる人の義務みたいな考えが昔にあるから
死体運びの仕事をする必要だったが、それをする人って、あんまり人気がないのはすぐに想像できるよね?
まぁ、ばっちいというかなんというか、不吉なイメージあるし。
だから、旅をする割には、宿とか食事とか誰も提供してくれなかったりした。
でも、死体を運ぶのは誰かがやらないといけない。
だから、朝廷から、この人たちに絶対協力しなさいみたいな「金牌」を死体運びの人に配ったんだ。
648 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/10/23(水) 21:57:55.92 ID:HpvTdX7R0
一応仕事で死んだことになるのかな?
651 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/10/23(水) 22:11:08.08 ID:HpvTdX7R0
みたいな感じで
ただで宿とか提供してもらっていた。
そのうちそれがどんどん変化したのがもとらしい。
そして、その「死体運び」の具体的なやり方が、運ぶというより
死体自身に動かせるというものだった。
これが中国のキョンシーの由来でもある出しいんだけど。
何かしらの処理の後、死体を立たせて、軽くひもでつないで
それを引いて歩くと、ぴょんぴょん後ろをついてくるらしい。
さらにすごい人とかだと、死体を自分自身の故郷に行かせる方法とかもあるらしくて
その後ろをひたすら見守りながらついていくみたいな。
ただ、その死体をじぶんで歩かせる方法にはすこし不便なとこがあった。
それは、その死体が生きた人間の周りを通れない、というものだ。
理由はよくわからないけど、まぁそういうものらしい
そして、そのとき、俺の目の前にいたのは大方そういう感じの死体だった。
この地下のスペースで狭いドアひとつという場所は
多分だれか人をドアの前に立たせれば、死体が勝手にどっかにいかなくて済むようになるためだったんだ
654 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/10/23(水) 22:35:00.84 ID:HpvTdX7R0
ワン君は一段大きくなんか叫ぶと、俺に対して日本語で「正気の歌はうたえるか!?」と聞いてきた。
文 天祥(ぶん てんしょう)の詠んだ歌。文天祥は、中国南宋末期の軍人、政治家である。初名は雲孫(うんそん)。字は宋瑞(そうずい)、または履善(りぜん)。号は文山(ぶんざん)。滅亡へと向かう宋の臣下として戦い、宋が滅びた後は元に捕らえられ何度も元に仕えるようにと勧誘されたが忠節を守るために断って刑死した。忠臣の鑑として後世に称えられ、『正気の歌』は多くの人に読み継がれた。
正気の歌というのはうちの世界でもかなりメジャー系な歌い物だった。
これは読み方に色々工夫があったりするんだけど。作者の文天祥ってのがすごい人で
あまりにもその気迫というかそういうのがすごかったから
一喝で、どんな汚いものも退散させられたとのことだった。
金牌術をしらないものでも、これを読むことで、文天祥の気持ちをいうか
そういう気迫を借りることができるとかなんとか。
俺も先生に一応叩き込まれたから、歌うことはできた。
そんでワン君は、俺とそれを合唱するようにいってきた
655 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/10/23(水) 22:45:39.11 ID:HpvTdX7R0
668 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/10/24(木) 11:07:25.79 ID:MVN3vS7H0
そんなに長くないものだったんだけど。
不思議なことに、それを読んでいくと、足をひきずるような音がどんどんと俺のほうから離れて行った。
そして、正気の歌の終盤になると、奥のほうからワン君の声が少しずつ近づいてきて
最終的には彼の姿が見えた。
そんで、歌が終わると、彼は急いで俺を引っ張って階段を上がっていった。
階段の上のほうはだんだんと明るくなるんだけど
ワン君の顔がはっきりとわかるようになると俺はびっくりした。
ワン君のいけいけな感じの顔は、青あざだらけになっていて
全身が黒いすすのようなもので覆われていた。
そのまま手術室に上がり、彼と俺は精神的にも肉体的にも疲れ果てて
とりあえず、冷たい水でシャワーを浴びてから服を着替えて。
もとの服とかを燃やすとか
そういう後始末に入った。
671 ::1 ◆cvtbcmEgcY :2013/10/24(木) 11:37:21.98 ID:MVN3vS7H0
彼は俺に「とくに説明する必要はない」
と言ってきた。
まぁ、他人の流派の話とかを聞くのはよろしくないというか
なんというか
中国系だと、そういうのがもっと顕著で
師匠と弟子でも、全部教えないとかざらだから
俺は手伝ったのになんなんだそれはみたいな不満はあるけど
その時はとりあえず、それでなっとくした。
そして、ワン君はまだ待っていた病気の子供の親とかと話をしに行って
俺は自分の部屋に戻っては、このリーさんの家は嫌な感じで
出ていきたいとおもって、ベットで悶々とした。
そのまま怖くて一睡もできないまま、朝を迎えて
腹減ったし、下に降りてみると。ワン君はすでに起きていて
庭みたいなところで、国術の朝練をしていた。
国術というのはいわゆる中国の武術の一種で
朝鮮でいう撃術とか、ロシアのシステマとかそういうのと似たものって想像して
厳密にいえば、八極拳とか八卦掌とかもその一種で
ワン君は筋肉がすこかった
彼の練習が終わるまで待つと、彼は俺を連れて、街へと繰り出し
そこらへんの屋台で朝食をとることにした
674 :名も無き被検体774号+:2013/10/24(木) 20:25:34.93 ID:0V/M8zKK0
先生ご愁傷様・・・。
そういえば●ンドームどうなった?
681 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/10/24(木) 22:21:43.20 ID:KuNWIVKd0
●ンドームは使う必要なかったよ。
だから、その時はそのまま捨てた。
あと、他のスレのリンク張るのは個人的によくないと思う。
全くこのスレと関係ないじゃんって感じ
682 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/10/24(木) 22:31:58.23 ID:KuNWIVKd0
朝ごはんは屋台のおっさんがただでいいと言ってくれた。
まぁ、町で唯一の病院もどきだしなぁとかおもって
俺はかなりうらやましかった。
俺も仕事の関係上、人を助けていると押しつけがましく思ったりすることもあるが
ここまで尊敬されることはあまりなかった。
たすけたとしても、たすけなかったにしても
かかわった人的には、二度と会いたくない類の人間だからね。
副業として、医者とかなろうかなとかまじで悩み始めたときに事件は起きた。
突然屋台にかなり厚着で、グラサンをかけた男が近寄ってきて
そして、胸からいきなり拳銃を取り出して
パンパンと、短く二回ほど、ワン君に発砲した。
ワン君はその男が拳銃を取り出したのをみると
すぐさま横に飛ぼうとしたんだけど、間に合わなくて
そのまま脇腹にいっぱつ、太ももあたりに一発あたった。
でも、そこからのワン君がすごかった。
撃たれたにもかかわらず、そのまま相手に突っ込んでいって
俺が腰抜かしてへたり込んでいて、状況も読めない中
その男をぶん殴って、失神させた。
686 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/10/24(木) 23:15:19.45 ID:KuNWIVKd0
ましてや、人がうたれるのを見たこともなかった。
だから、半分恐怖もあって、男を倒した後の、ワン君をどう処理すればいいかまったくわからなかったし
現地の人たちで人だかり出来たんだけど
何言っているのかもわからなくて、何をどうすればいいのかわからなかった
そんで、まだ意識のあるリーさんと現地の人たちがしばらく話し合って
血をだらだらとながすワン君を三輪車の大きいバージョンみたいなやつに乗せて
リーさんの家にとりあえずいくことにしたらしい
俺はぼんやりとしたまま、現地の人たちについていった。
途中いろいろ話しかけられたんだけど、俺は「ははん?」的な感じだった。
発砲した男に関しては、そのあとは俺はよく知らない。
リーさんの家に着くと、彼は色々と現地の人に指示飛ばして、
包帯とか、とりあえず、止血した。
ここらへんになって、ワン君は気を失った
687 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/10/24(木) 23:28:11.18 ID:KuNWIVKd0
おやすみん
722 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/10/27(日) 23:08:48.65 ID:CRAKQX7d0
ワン君の指示で、どうやら地元の人が、出血のために色々やってたんだけど
血は一向に止まる気配がなくて、たえずににじみ出ているようだった。
包帯とか色々使ってたみたいだけど
それもどんどん真っ赤に染まる感じだった。
医学の心得のあるのはワン君だけだったし
そのワン君も失神していて
みんなが途方に暮れていたちょうどそのころ。
次の朝には変えるとか何とか言っていた、師匠とリーさんが戻ってきた。
そして、リーさんは状況とかを地元の人に聞いて
先生は俺に聞いてきた。
俺はとりあえず、ワン君が屋台でなぜか撃たれた話をして
先生もびっくりしたような感じだった。
そして、ワン君の様子を少し見てきたが
先生は特に医学にくわしいわけでわなかったから
様子が悪そうだねぇ、みたいな話を俺とした。
すこし先生からお酒と香水臭い感じがした。
あ、これってもしかして、俺を放置して、「いい場所」とか逝ったんじゃないのか!
とかおもったけど、こういう状況だし、何も言わないことにした。
723 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/10/27(日) 23:22:27.85 ID:CRAKQX7d0
俺と先生に、すまない、こんなことが起きてしまって。本当は観光案内くらいはしたかったが
それどころじゃなくなった。
とりあえず、家の中の部屋は自由に使っていいから、ゆっくりしていってくれ
みたいな話して
治療のためとかだと思うんだけど
深刻な顔で、ワン君を手術室のほうに運ぶように指示しているみたい
ワン君をつれて上のほうに行った。
俺はぽかんとしたんだけど。
先生はまぁ、しかたないなぁみたいな感じで
俺をつれて、もってきた花札で自分たちの部屋であそんだ。
遊びながら、もちろん雑談はするんだけど
その間に、先生に昨日の夜の話をした。
すると、先生は顔色を変えた。
それはやばい。早くリーさんに教えないとみたいなことを言って
リーさんを探そうとした。
724 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/10/27(日) 23:42:56.23 ID:CRAKQX7d0
まだ、治療中だったようだ。
そしたら、待っているついでに、先生は俺にいろいろ話をした。
まぁ、詳しい術とかどうなっているのかは、先生も金牌術の専門家じゃないからわからないんだけど。
どうやら、昨日ワン君は俺を手伝わせて
誰かが子供にかけた降頭術を解いたんだと言ってきた。
うちは妖怪専門だし、こういう呪い系は存在は知ってるけど
降頭術というのはまぁ、前のほうで説明したような気があるから
もう、あまり詳しくいわないけど。
よくある症状としては、けだるいとか、病気になりやすくなるとか
すぐ怪我をするとかで、日にちがたつにつれて、どんどんひどくなって
死に至らせる、という呪い方らしいんだ。
具体的な解き方は実は先生も分からなかったらしいが
でも、降頭術を解いてしまうと、術をかけた人間がすごいしっぺがえしをくらうこと、
そのしっぺがえしを食らわないためには
術を解いた人間を殺すこととかだ、と言ってきた。
降頭術は東南アジア一帯で流行っているらしくて
大抵のその手のすごい人は、地元の規模の大きいギャングとかに所属していて
大量の金をもらう代わりに、人をのろったりしている。
だから、降頭術ってのは例え、見つけても、解き方を知っていたとしても
決して関わってはいけない。
じゃないと、そっちの術師と、どっちか生きるか死ぬかの話になるから
もうどうしようもなくなる。
まぁ、じゃあ、降頭術師は手の着けようがないのかというとそういうわけでもなく
その手の人って10年に一度とか、5年に一度とか
そういうペースでしか、人をのろったりしかできないので。
その間は呪いで稼いだ金で、豪遊しながらくらす。
725 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/10/27(日) 23:53:27.55 ID:CRAKQX7d0
また明日とかくるさ
おやす
906 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/12/05(木) 20:08:49.41 ID:J6Vxv/Ul0
なんか終わり宣言されてますが。とりあえず今してる話を駆け足で終わらせるね
手術室でリーのおっさんを待っていると
そのまま2,3時間たった。
おっさんが出てくると、ものすごい疲れている感じの顔だった。
待っていてくれたのか的なことをいったが、すぐさまそれを遮る形で
先生は俺が言っていたことを彼に教えた。
話を聞くうちにリーのおっさんの顔色はどんどん悪くなった。
そして、話を聞き終わると、彼は今ワン君はなぜかどんな処置を施しても
血が流れ出るのがとまらないらしい。
もちろん、応急処置で、流れるのをかなり遅くしたが
それでもおかしいことに、血がひたすら流れ出てい来るという
かなりヤバい状況とのこと。
俺は、これってやっぱり降頭術が原因ですかって聞いたが
リーさんは少し悩むそぶりを見せて、そうだと、俺に答えた。
少し風呂ってくるがすぐもどる
910 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/12/05(木) 20:35:13.71 ID:J6Vxv/Ul0
そんでリーのおっさんはそのお抱えで、風水とか占いとかそういうのをしながら生計を立てている。
まぁ、そういう裏社会云々はまた長くなりそうだから、省略するとして
とりあえず、そのマフィアはほかのマフィアと争って、敵側のボスみたいなのを殺してしまったらしい。
そんで、新しくボスになったやつが、下に威厳を見せつけるためもあってかな?
大金はたいて、降頭師に頼んで、地元のマフィアのボスの子供さんをのろわせた。
前に書いているように、降頭師ってのは5年や10年くらいでしか、一回働かない。
なぜかというと、一つに罰あたりすぎるから、やりすぎると寿命がちじむから
もうひとつが、「俺、10年に一回しか働かないんだから、そんぐらい他の術者は放っておけ」
という意味合いもある。
術を邪魔されると、邪魔した人間とはどっちかが生きるか死ぬかの争いになるから
そういうのを避けるためもあるのかな?
だから、暗黙の了解として、他の術者は、降頭術がかかった人間をみたら
放置するって決まりがあるらしい。
911 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/12/05(木) 20:42:25.23 ID:J6Vxv/Ul0
三日前ほどの一度ボスはその子を連れてリーのおっさんに助けてほしいとお願いにらしいが
もちろん、その時は自分にはどうしようもないと、おっさんは断った。
暗黙のルールをまもったんだよ。例えどんなに親しい人でも、こればかりはできないってやつ
しかし、ワン君はそれをやぶった。
まぁ、俺が言うのもあれだけど、彼は若すぎたんだよ。
そんで、俺なんかよりはるかに優秀なのも、少し祟った。
彼はそのマフィアの子供とかなり仲良かったらしくて。
生まれた時に出産に立ち会い、世話や遊び相手もたまにしていたらしく、情が移っちまったらしい。
だから、やばいのは分かっていたが、自分は優秀だし
もし、相手側の降頭師が何か仕返しをしかけてきても、自分ならなんとかできて、
自分の先生には迷惑かけないと思って
リーのおっさんが留守になったのを見るや否や、ボスに連絡して
降頭術を破ったのだ。
何も知らない俺とかもついでに使ってね
912 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/12/05(木) 20:48:54.26 ID:J6Vxv/Ul0
分かっていても、情に流されてしまう感じ。
一度仲良くなってしまった人間とのつながり
一度仲違いになってしまった人間のつながり
そういう複雑に絡み合った思いというかそういうのというか
こういうのが後あと、自分の不利益につながってくる。
でも、だからと言って、それを避けたり、払ったりはできない。
ワン君の場合はその例だね。自分が弟同然と思っている子供が呪われた。
それを助けるためには、業を背負うことになる。
でも、自分のみに危機が迫ったとしても、どうしても助けたい。
そういう時のことを、先生は俺にこれを「劫」と教えた。
俺は今でも覚えてる。手術室に入った時の、ワン君のあの真白の顔
914 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/12/05(木) 20:58:13.75 ID:J6Vxv/Ul0
どうやら、相手側のギャングはてっぽうだまの下っ端で、ワン君を重症にしたうえで
呪いをかけているみたいだと合意した。
まぁ、確実にワン君を仕留めたかったんだろうね。
これは謝りに行っても、無理だし。
助けるとなっても、降頭師側にさらに喧嘩を売ることになる。
先生はリーのおっさんに、出来ることをしたいのは山々だが
さすがにこれは事情も事情だし、関わりたくないと伝えた。
俺はワン君が少しかわいそうだと思って、どうにかできないか先生に聞いたが
先生はそんな情は捨てろ、といった。
そんなことより、お前は自分の身を心配しろ。お前だって降頭術をやぶる手伝いをしたんだろと
さらに続けた。
ワン君はいい手をつかったと言わざるおえない。
俺を使うことで、先生まで巻き込もうとしたんだからね。
まぁ、ただ、先生はそこまでお人よしじゃないので
まんがいち、俺も仕返しの対象だったら、容赦なく切り捨てただろうなぁと
今でも思う
915 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/12/05(木) 21:08:05.65 ID:J6Vxv/Ul0
あ、自分なんかにとりつかれてそうとか、やばいもんがくっついてそうとか
そういう時にショック療法で吐き出したりするものだと思ってた。
妖怪とかなら、うわ、なんか急にいやなものきた、にげろー的な?
理屈自体は俺自身わからないから、何とも言えないが
中卒の俺でも体に悪そうな感じはする
916 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/12/05(木) 21:22:26.50 ID:J6Vxv/Ul0
やっぱりワン君をなんとか助けたいとのことだった。
そこで、先生はどうするつもりなんだときいたら
リーのおっさんはただ頭をふり、部屋のどっかに消えていった。
そんで、しばらくすると、またもどってきてこれをどうぞと
爪切りを渡してきた。
俺はあ、これってもしやエンギではないかと思った。これは昔教わった、この人の行動は
もう自分とは関係ありませんよとの儀式らしい。
そして思った通り、先生はその爪切りをとると、かなりの深く爪を切った。
目安としては、少し血がにじむくらい。
俺も、それをやった。痛すぎて涙目になった。
その爪と爪切りをリーのおっさんに渡すと、おっさんは爪切りを割って
その爪を赤い布袋に入れた。
これで、その爪の入った袋を燃やすまで、俺と先生は、リーのおっさんと
一言もしゃべったり、筆談したり、とかそういう交流を一切持っちゃいけないんだけど
彼のその間の行動は、俺と先生とは関係ないよってことになるらしい。
そんで、その日は飛行機のチケットの都合上、まだその家に残ることにしたんだけど
俺と先生はリーのおっさんが準備してくれた客部屋で、中国将棋とかやりながら時間つぶした
まぁ、俺は降頭術の仕返しが飛んでこないか、一日中がくぶるしてた。
俺の場合、助けてくれる師匠なんかいないからねww
917 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/12/05(木) 21:28:10.43 ID:J6Vxv/Ul0
そして、夜中。先生はもう寝ると言って、自分の部屋でぐーすかし始めて
俺も、色々あって眠れなくて、うとうとしていて、でも、やっぱり疲れもたくさんあって
結局眠りに落ちようとしたそれくらいの時に
俺の部屋のドアをトントン叩く音がした
そんでぼんやりとワン君の声が聞こえてきた。
なにをしゃべっているのかは、多分中国語だったのかな?
よく理解できなかった。寝ぼけてたしね。
なんだよ、こんな時間に、とか思いながら。
めんどくさいから放っておこうとかそんな風に無視してたら
急にッバと足を強く引っ張られた気がする。
そんで、急に眼が覚めて、身を起こしたんだけど、真っ暗で何も周りが見えないのに
くすくすくすっとなんか誰かが笑っているような気がした
919 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/12/05(木) 21:35:13.31 ID:J6Vxv/Ul0
なにかすごく嫌な予感がしたから、ベットから飛び降りて、ドアのほうに行って耳を澄ませてみた。
今度は何も聞こえなかった。
でもなんか変なにおいがした。嗅ぎ覚えのある匂いだった。
半分寝ぼけた頭はその匂いを認識するのには時間がかかった。
俺はとりあえず、部屋の外の様子をうかがってみようとドアの鍵を回すと
扉はピクリともしなかった。
なんかものすごい重いものが、ドアをふさいでいるようだった。
そんでやっと、その時点で頭の中が明瞭になってきて。
臭いの正体がわかった。
物がやけて炭になっていく匂いだった。
何で、またこんなことにとか、ぼんやりおもってしばらく、ドアを押したり声をあげたりしていると、
扉の隙間から煙がむくりとでてきた
920 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/12/05(木) 21:44:35.65 ID:J6Vxv/Ul0
いや、なんというか俺は火事を経験したことないし
その現場に行ったことがないけど、俺以外の何かが、俺自身の頭に
これは間違いなく火の手が迫っていると、俺に伝えてきた。
そんで、俺はこれはマジでやばいぞ。何が起きたのか知らんが
俺このまま蒸し焼きにされて死ぬかもしれない、と思った。
どうしよう、どうしようと部屋中をまさぐりまくった。
部屋には窓がなく、脱出のルートはないし、使えそうなものはなかった。
ポケットの中には●ンドームがあった。
ああ、俺●貞のままで死ぬのかなぁとか思った。
その時だった。
バンバンと何かがまた強くドアをたたいた。
俺はもうモクモクと煙が入ってくる扉に咳しながら近寄ってだれかーとか叫んだ。
返事はなかった。俺は無駄だと思ったが、ドアを開けようとしてタックルをかました。
すると、扉はバンと、結構すんなりあいた。予想以上に力入れた俺は何かに頭をぶつけて、痛みで少し悶えた
痛みが治まり、あたりを見ると、結構火がこっちに迫っていた。
そんで、俺のドアの前なんだけど、ドアをふさいでいたものなのか
本棚とか、重そうなタンスとか、そういうものだった。
921 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/12/05(木) 21:54:08.62 ID:J6Vxv/Ul0
もしそうだとしたら、俺は相当な火事場の馬鹿力を発揮していて、
多分その時なら、キン肉バスターとかできるぐらいだったんだと思う。
一体誰がどかしてくれたんだろうとか、それを考える暇もなく。
俺は逃げ道を探した。階段に行くほうはもう火が広がっていて
とてもじゃないが行けそうになかった。
そんで、そういうえば、先生の部屋に窓が!と思いま出した。
そして、急いで隣の先生の部屋に行った。
部屋に先生はいなかった。
窓のほうにかけよると。俺はぞっとした。二重の意味でね
まず窓の中、ぼんやりとガラスの反射で窓が鏡になっていて
俺の姿の後ろに、黒い影のようなものがたくさんいた。
そして、窓の外、家が燃えているからだろうか。当たりが赤く光って見えているんだけど
そこにはたくさんの無表情の人が立っていた。
現地の人たちだろうか、何もいわず、ただ整然とそこに立っていて
じっと、燃えている家をただ見つめていた。
煙の量がどんどんと増える中、俺には何かを考える暇がなかった。
窓をものすごい勢いで開けて。
俺は、そのまま飛び降りた。
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923 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/12/05(木) 21:58:04.79 ID:J6Vxv/Ul0
それ以上に、パニックになっていたし。その時はそれ以外方法はないと思った。
地面に最初についたのは足だったが、グキッといった。
次にからだを強く打った。頭を守るための手も、ぐぎっといった。
でも、なんとか受け身はとれた。
ふしぎに痛みはなかった。
そして、あたりを見渡すと。現地の人が、俺を見つけたのか
かけよってきて、そんで、俺の顔を見ると。
さっきまで静かだったのがウソだったかのように
みんな、声をあげたり、何か叫び始めた。中には泣きはじめる人もいた。
925 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/12/05(木) 22:04:27.90 ID:J6Vxv/Ul0
目が覚めると、もう朝で、狭い車の中にいた。
後ろのほうに横たわっている感じだ。
手と足はものすごく痛くて、みると添え木なのか木の板があった。
車の運転席を覗き込むと先生がいた。
助手席は誰もいない。
先生は、もうすぐ病院のある町につくと言ってきた。
俺は、記憶の混乱のせいで状況がまったく理解できなかったし
痛みでそれどころじゃなかったから、道中は静かにうめき声を上げるだけだった
大きないかにも観光名地みたいな町の病院につくと
医者に色々処置された。まぁ、どうやら手と足の骨折と、その他もろもろの打撲らしい
初めて骨折したんだが、骨つなげるあれ、めっちゃ痛いねwww
そして、ひと段落して、とりあえず一日入院するようにと、日本語の分かるその医者に言われて
病室にうつされて、そこでやっと、先生とゆっくり話ができた。
926 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/12/05(木) 22:18:43.92 ID:J6Vxv/Ul0
リーのおっさんは俺をワン君のかわりに殺すつもりだったらしい。
先生によると、リーのおっさんは先生にエンギをする直前に
うちの業界特有の手を使った合図みたいなので、30万でどうだ?(ここでいうのはドルかな?)と聞いてきたから
先生もあ、これ多分弟子のことだな、と思っていいよと返事した。
(その時の俺はまだこれを習っていなかったが、この件の後にすぐに習得した)
それから、先生は暗黙の了解的に、とりあえず俺を家に残すために、色々と俺の暇つぶしとかに付き合って。
そんで、夜中になったら、こっそり家を抜けだした。
詳しくはリーのおっさんが何をしたかは先生も知らないらしいが。
でも、たぶん俺を殺して、リーのおっさんとワン君が助かるか
俺が生き残って、リーのおっさんとワン君両方死ぬか、どっちかだったらしい。
現在は、ワン君は失踪していて、そんでリーのおっさんはまだ生きているが
もう長くないだろう
リーのおっさんはこんなことに巻き込んでしまって悪かった。
しかし、これしかなかったんだ。許してくれとはいわないとかなんとか
俺に伝えてほしいと先生に依頼していた。
まぁ、これから会うこともないだろうな
それにしてもよくあれで生き残ったな。運がよかった。と先生は締めくくった。
俺はやっぱり何がなんだかよくわからなかったけど、無事なほうの手で
先生の顔をグーでなぐった
927 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/12/05(木) 22:26:02.91 ID:J6Vxv/Ul0
もしかしたら、あの地下室の断龍釘とかとも関係あったのかもしれない。
あの時聞こえてきたワン君の声は一体何だったのかも謎だ。
ワン君は失踪したらしいけど、一体どこに消えたというのだ。
何で、家は火事になったんだろうか。そんで、その時外にいたたくさんの現地の人たちは何がしたかったんだろうか。
俺を引っ張ったりしたり、笑い声が聞こえたのは幻なのか
俺の部屋のドアをふさいでいたもの。
あれをどかしたのは一体誰だったのか。
考えても分からないことが多すぎた。
でも、窓に映ったたくさんの影。あれはだけはわかる。
間違いなく火で、焼けて炭になった。イタチたちだ。
まぁ、この話はこんな感じ。
少し駆け足気味になってすまぬ。
928 :1 ◆cvtbcmEgcY :2013/12/05(木) 22:27:01.95 ID:J6Vxv/Ul0
二度と先生と一緒に外国に行かないってことかな
↑『先生とマレーシアに行った』話 終わり↑
930 :名も無き被検体774号+:2013/12/05(木) 22:38:03.50 ID:MkjtUe7Yi
前スレの
>思い出したけど、みんな選挙にはいくんだよ。
>わすれるなよ。
これなんか意図あった?教えて>>1さん!
931 :1:2013/12/05(木) 22:41:55.41 ID:J6Vxv/Ul0
いとというか、もう思い出せないけど。新聞読んでいたらあったから
やっぱり日本人としては行くべきだろうなぁ、とおもっただけ。