ホラー

妖怪退治の仕事してるけど、何か質問ある?その3

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妖怪退治の仕事してるけど、何か質問ある?その5 http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/news4viptasu/1395122955/

23 :1 ◆cvtbcmEgcY :2014/03/18(火) 19:16:41.29 ID:ifSOO5Rt0.net

どうでもいいけど、月丸くてきれいだなぁ

続き

用を足し終えると、俺は幾分か心が楽になった。

そのまま部屋に戻ろうとしたんだけど、その時だった。

結構近いところから、リズミカルに水が流れる音がするのに気がついた。
トイレの水を流す音だ。

しかし、なんだか様子が少しおかしかった。
なんというか、トイレのレバーを小のほうにひねると、水がそのひねっている間だけ
少し流れるじゃん。多分それの音なんだけど

それを一定の間隔で、まるで楽器を演奏するように、水を流してるんだよ。

俺は不思議に思った、何なんだろうか?

24 :1 ◆cvtbcmEgcY :2014/03/18(火) 19:24:58.17 ID:ifSOO5Rt0.net

正直、トイレは夢のこともあるけど、あんまり関わりたくなかった。

先生の実家の庭は割と広かった。その水がリズミカルに流れるトイレは庭側に面して窓があった。
俺はひと眼だけその窓を眺めたが、電気はついていなくて中は真っ暗だった。

俺は少しだけ悩んだが、知らないふりをしようと思い、また部屋に戻ろうかと思った。

好奇心は猫を殺すからね

でも、次の瞬間その考えは全部ふっとんだ。

トイレの中から水の音以外の声が聞こえた。
控えめの声がったけど、聞きなれた声だった。

もちろん、耳を疑った。だからさらに音に集中してみた。

そしたら、確信した。その声は先生のものだった。

25 :1 ◆cvtbcmEgcY :2014/03/18(火) 19:36:47.59 ID:ifSOO5Rt0.net

先生は真夜中の今、トイレで何をしようとしていたのか気になった。

どうしてこんな変なことを?と一度疑問に思うと
好奇心がどんどんと膨れ上がった。

ちょっとだけ様子を見てみよう。そう決めた

俺は背を低くして、こっそりとトイレの窓のほうに近寄った
流石に窓をのぞく勇気はなかったけど

せめて先生の音が何を言っているのか、聞きとってやろうと思った。

そして、聞こえた。

じゃー、じゃー、と先生は水を流しながらこう言っていた

出ておいで、出ておいで
出ておいで、出ておいで
出ておいで、出ておいで

俺の心臓はどくんと、飛び上がった。

なんだか聞いてはいけないものを聞いた気がした。

急いで、その場から離れて、こっそり来た道を引き返し
自分の部屋に戻っていった。

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26 :1 ◆cvtbcmEgcY :2014/03/18(火) 19:38:14.61 ID:ifSOO5Rt0.net

今日はここまで、なんかうまく表現できないや。
よみずらくてごめん。

31 :1 ◆cvtbcmEgcY :2014/03/18(火) 20:20:33.67 ID:ifSOO5Rt0.net

一旦落としたことによってスレが綺麗になった

やったね、たえちゃん!

67 :1 ◆cvtbcmEgcY :2014/03/20(木) 20:06:45.73 ID:Igi4Y+mj0.net

続き

急いで自分の部屋に戻った俺は、ぶるぶる震えながら布団の中にもぐりこんだ。

先生がなにをしていたにしても
というか、先生じゃない何かだったにしても

多分あのトイレで起きていたことは、俺が知るべきじゃないことだったんだ。
ひどく、トイレの様子をうかがったことを後悔した。

その日はそのままもんもんとしながら、いつの間にかぐっすりとねむった。
今度は流石に疲れがたまっていたのか、ぐっすりねむれた

68 :1 ◆cvtbcmEgcY :2014/03/20(木) 20:18:49.12 ID:Igi4Y+mj0.net

朝になると、先生に起こされた。

時間は8時くらいだった。
俺は夜中の出来ごとが気になって、先生の様子とか観察したけど
普段通りだった。

先生は朝食ができたらしいから、食べに行こう。といった。
俺はやっとなんか食える!と喜んだ。

先生についていき、台所のほうに向かった。
そして、台所に入るドアをくぐったその瞬間

突然体がなんだか軽くなった感じがした。

71 :1 ◆cvtbcmEgcY :2014/03/20(木) 20:37:29.91 ID:Igi4Y+mj0.net

その感覚には少し身に覚えがあった。
でも、なんでこんなところで?と俺は思って、台所を見渡した。

すると、台所の壁になんだけど、ちょっとだけ色あせた感じの墨画が一枚飾ってあった。
まぁ、台所には場違いなものであった感じはした。

ほかのめぼしいものは特にないみたいだったので
体が軽くなった原因はそれではないのかと、あたりをつけた。

俺は霊感がないから全く分からないんだけど
まぁ先生とか霊感があると言っている人によると、いつも俺の体には焼き焦げた
気持ち悪いイタチが張り付いているらしい。

でも、たまにそれが離れることもある。

理由としては、イタチたちが怖がったり、嫌がったりするものがある
というわけではない。

まぁ、一般的な妖怪たちと違って、イタチたちはもう死んでるから
そう言うのはもうどうでもいいんだろうね。

いなくなってくれる時は大抵、彼らが「顔向けできない」と思う物の前だ。
死さえ怖くないのに、恥じらいを感じるのも、なんだか変な話だけどね

俺は先生の視界に入るように、合図を出して、このことを伝えた。

あの絵。高いかも。ほしい。だます。持ち帰らない?

62 :名も無き被検体774号+:2014/03/20(木) 10:08:32.93 ID:eiyXfaRA0.net
懐疑派は絡まずにスレ閉じればいいんじゃないかな?で1氏に質問!
●貞最強って説だけど精神の状態の話だよね!?女と違って体に直接影響があるわけじゃないし
つまり非●貞でも●貞っぽい奴も最強なれる可能性あったり
逆に生々しいけど●入なしでエロいことやってる●貞は能力落ちたりすんのかな

>>62
正直よくわからんwww

こういうことで、そんな検証したって話は聞かないからねw

156 :1 ◆cvtbcmEgcY :2014/03/24(月) 22:00:36.74 ID:T2p+ZAu80.net

続き

先生は俺の合図に気がつくと、絵のほうに目を向けた。
そんで、昼飯がならんだ机につきながら、「あきらめろ」と返事の合図をした。

まぁ、先生もそういうなら、多分無理なんだろうな、と俺は思った。

俺も先生に続いて席につくと、絵のことをじっくりと見つめた。
その墨画は、なんか湖みたいなとこに鶴?かなんかが書かれていたもので。

絵の左下に、葬×(良く読めないかった)居士 という名前が残されていた。

居士ってのは、出家者の法名とか、戒名みたいな意味や、なんかすごい修業を積んだ人のことが
居士号を取って、居士をなのるの2種類がある。

特に有名な居士といえば果心居士とかあるんだけど、織田信長の部下で幻術使いの話とかみんな知ってんのかな?

※果心居士
果心居士(かしんこじ、生没年不詳)は、室町時代末期に登場した幻術師。七宝行者とも呼ばれる。織田信長、豊臣秀吉、明智光秀、松永久秀らの前で幻術を披露したと記録されているが、実在を疑問視する向きもある。

大和の興福寺に僧籍を置きながら、外法による幻術に長じたために興福寺を破門されたという。その後、織田信長の家臣を志す思惑があったらしく、信長の前で幻術を披露して信長から絶賛されたが、仕官は許されなかったと言われている。居士の操る幻術は、見る者を例外なく惑わせるほどだったという。

林義端『玉箒木』より「果心居士幻術の事」
伝えられる果心居士の幻術は、次のようなものである。

  • 猿沢池の水面に笹の葉を放り投げると、笹の葉がたちまち魚となって泳ぎ出した[2]。
  • 上記の術を信用しようとしない男の歯を楊枝でひとなですると、とたんに歯が抜け落ちんばかりにぶら下がった[2]。
  • 松永久秀とは特に親交があり、久秀が「幾度も戦場の修羅場をかいくぐってきた自分に恐ろしい思いをさせることができるか」と挑んだところ、数年前に死んだ久秀の妻の幻影を出現させ、震え上がらせた[3]。
  • 豊臣秀吉に召されたとき、果心居士は秀吉が誰にも言ったことのない過去の行いを暴いたために不興を買い、捕らえられて磔に処された。しかしこの時、果心居士は鼠に姿を変えて脱出し、それを鳶がくわえてどこかに飛び去ったともいう[4]。
  • 果心居士は地獄を描いた一幅のみごとな絵を持っていて、それを前に群衆に説法し、喜捨を募って生活していた。織田信長がその絵を所望したが断られたので、信長の家臣が淋しい場所で居士を斬り殺し、絵を奪った。信長がその絵を広げると、絵はただの白紙になっていた。
  • しばらくのち、死んだはずの果心居士がもとのように絵を見せて説法をしているという情報が届いた。信長の前に連れてこられた居士は「正当な代金をお支払いくだされば、絵は元の場所に戻るでしょう」と答えた。信長が金百両を支払うと、白紙の画面に、ふたたび絵が現れた。
  • 明智光秀は果心居士の評判を聞き、屋敷に呼んで酒を振舞った。酔った彼はお礼に術を見せましょうと言い、座敷の湖水を描いた屏風の中の、遠景の小舟を手招きした。すると屏風から水があふれ出し、座敷は水浸しになった。果心居士が屏風から座敷に漕ぎ出てきた舟に乗り込むと、舟はふたたび絵の中に戻り、小さくなって姿を消した。それ以来、彼は二度と日本に現れることはなかった

参照元:Wikipedia:果心居士

そんで、聞き覚えのあるなかで「葬」って文字がつく居士なんてただ一人。

葬死居士だ。

170 :1 ◆cvtbcmEgcY :2014/03/25(火) 00:28:15.53 ID:m0PrroZm0.net

あ、寝落ちしちまった。

私のために争うのはやめて(つД`;)フェ-ン(小並み

173 :1 ◆cvtbcmEgcY :2014/03/25(火) 00:40:26.17 ID:m0PrroZm0.net

葬死居士については、詳しいことについては長くなるから省くことになるけど

とりあえず、葬書という書物を日本語に訳した人ってざっくり考えてくれ。
葬書は風水について書いてあるんだけど、最初の風水ってのは祖先を敬うためにあった。

だから郭璞っていう葬書を書いた人間は中国だといわゆる親孝行の神様とかにあたったりするんだけど

葬書を日本語に訳した葬死居士ってひとは日本でもほぼ同じ立場にあったりする。
ちなみにだけど、妖怪退治の流派に葬死流というのがあって、それもこの人発祥にあたる。

まぁ、風水という概念を日本に広めた的な意味でも
流派を開いた的な意味でも

人間でありながら妖怪たちからもひとめ置かれているみたいなんだよね。

なんでイタチたちはこの人に顔向けできないのか、俺もよく知らない。
そこまでこの人に関する知識はないしね。

葬死流の人間なら何かわかるかもだけど

174 :1 ◆cvtbcmEgcY :2014/03/25(火) 00:43:30.47 ID:m0PrroZm0.net

頑張ろう思ったけどやっぱりねむいわwww

すまぬ、ねるねるねーるね

209 :1 ◆cvtbcmEgcY :2014/03/26(水) 21:43:21.95 ID:kowo+HYV0.net

しばらくぼんやりと俺が絵を眺めていると

台所のほうに先生の弟さんとその母親さんがやってきた。
朝飯は米と焼き魚とみそ汁とか、結構ちゃんとしたものだった。

そんで、飯が食卓に並び終わると先生の嫁さんはおかゆとかをもって
それを娘さんのところに持っていく雰囲気を出していた。

そしたら、先生がミサトちゃんもこっちに呼んで、一緒にたべよう。といった。

ですが…と嫁さんはすこし迷うそぶりを見せたが

先生は俺のほうをちらりと見ると
ずっとあの部屋にこもっていても、よくない。
いまなら大丈夫ですよ。と言い聞かせた

すると弟さんも、そうだね。呼んできてくれないか?と先生に同意した。

俺はミサトちゃん?と夢の中で聞いたその名前が本当に出てきたことにびっくりした。

嫁さんはわかりましたと答えると。娘さんを連れてくることになった

213 :1 ◆cvtbcmEgcY :2014/03/26(水) 22:10:38.27 ID:kowo+HYV0.net

ミサトさんはしばらくして、嫁さんに連れられてやってきた。

着替えもしたみたいで、寝巻じゃなく、長袖のシャツにジーンズ的な私服だった。

ミサトさんは俺のことをみると、一瞬ぎょっとした顔になったけど
どうやら、以前みたいに具合を悪くする様子はなかった。

そして全員そろうと、一緒に朝食を食べ始めた。

そしてら、先生は昨日はばたばたして、自己紹介もできなかったね的なことを言って
自分が何者なのか、ミサトさんに説明した。

まぁ、おじさんはともかく、妖怪退治とかの話もすると、あからさまに彼女は不審がってたけどねww
そんで、俺も先生に便乗する形で自己紹介をした。

俺はミサトさんの様子を見て、彼女はどこまで自分の状況を分かっているのか
気になったけど。

彼女は人見知りもあるのか、あまりしゃべらなかった。

そして、すこし気まずい朝食が済むと、先生がではちょっとこの子を話をするから
他の人間は席をはずしてくれないか的なことをいった。

弟の嫁さんは心配そうだったけど、弟さんと母親さんに手をひかれて
どっかに行った。

俺も彼らについていこうと思って、席を立ったんだけど

先生はお前は残れ、と言ってきた。

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214 :1 ◆cvtbcmEgcY :2014/03/26(水) 22:13:18.69 ID:kowo+HYV0.net

あ、自己紹介のとこ書き方ミスった。

ミサトさんは、先生がおじさんだってことはわかってたんだけど
そのおじさんの仕事がこういう関係というのは分からなかったから、それについて
先生が説明して、俺も便乗した。

みたいな形だね

215 :1 ◆cvtbcmEgcY :2014/03/26(水) 22:23:48.22 ID:kowo+HYV0.net

お酒のんじゃったら、なんか支離滅裂になってきたwww

他の人たちがさると

先生はミサトさんに彼女の状況とか色々かいつまんで説明し始めた。

ミサトさんは結構散々みたいだし、わりと呑みこみというか
簡単に警戒は解いてくれた。

まぁ、先生が家族がいる状況で自分がそっち系の仕事をしていると暴露するのも
うまかったのもあるね。

そんで、今は逆にひとりだけにして、色々ゆさぶりやすくしてる感じだった。

268 :1 ◆cvtbcmEgcY :2014/03/29(土) 12:22:27.24 ID:KeO0LXjc0.net

続き。

先生の説明をミサトさんはただ頷きながら聞いていた。
そして、先生の話を大体聞き終わると

彼女はこう先生に聞いた。
両親のほうからは弟子入りの話は聞いているが
先生のことは書道関係の人だと聞いていた。

それはまったく違うのか?と

俺は彼女の部屋でみた、いくつかの書道の賞状をおもいだした。

なるほど、つまり彼女は最初、俺と先生のことを書道の師弟コンビだと思っていたわけだった
それがいきなり妖怪退治になったんだから、おかしく思うわけだ。

でも、先生は確かにどっかの流派の師範は持っていた気がす

弟子入りというのは書道のほうだったのかと、俺は思ったが
先生の話的には完全に妖怪退治を教えるつもりのはずだ

まぁ、書道も教えることもできるから、完全に騙したわけではないのか?

270 :1 ◆cvtbcmEgcY :2014/03/29(土) 12:36:12.70 ID:KeO0LXjc0.net

そこからは先生の弁解タイムに入った。

たしかに最初は書道だけ教えるつもりだったが、こっちのほうに来たら
君がこんな状況になっているので、しかたなく裏稼業のほうも

的なことだった。

なんだかんだ言って先生のしゃべりかたはうまいから
ミサトさんはそれで納得したようだった。

そして、ついに話は本題に入り、例の三つの方法があるが、どうしたいか?
と先生は切りだした。

先生的な説明だと、最初の方法だと、妖怪退治関係の勉強をこれから教えるつもりで

それ以外の二つは、もし成功すればまだその気があるなら、書道のみの弟子にするという話だ。

まぁ、書道だけの弟子にするってのもちょっと俺的にはあやしかったけどねw
とりあえず弟子にすれば、あとはどうとでも!とか思っていそうな顔だった。

ミサトさんはしばらく悩んだが、正直妖怪退治うんぬんを習う気はしないから
なるべく他の二つの方法で短期決戦でいきたいと、そういった。

272 :1 ◆cvtbcmEgcY :2014/03/29(土) 12:45:39.31 ID:KeO0LXjc0.net

そこからは俺と先生が少し話し合い。

第二の方法、「妖怪に忘れてもらおう」という方法をとることにした。
理由はまぁ、そっちのほうがまだ交渉の余地があって
俺や先生が慣れているから、というものだ。

方針が決まると早速準備をはじめた。

まずは妖怪を呼び出す場所の下見だ。
場所はミサトさんが失踪して見つかった、例の場所にすることにした。
先生は別の準備をするから、お前が見て来いと言った。

まぁ、あんまり先生は海とかに近寄りたくなかったんだろうし
俺はその指示にしたがった。

先生の弟さんに案内され、ミサトさんが見つかった崖に向かった。
場所的には弟さんの家から歩いて40分くらいかな?

割りと遠かった。最初は車で行きましょうか?と弟さんは言っていたが
俺は周りの風景とか建物の位置とかも、ちゃんと確認したいので徒歩でお願いした

着いたころには割りと疲れた。

273 :1 ◆cvtbcmEgcY :2014/03/29(土) 15:08:35.32 ID:mg8vYOET0.net

その場所は聞いた通りかなり辺鄙な場所だった。

道路のすぐわきってわけでもなく、アスファルトの舗装された道を外れて
4,5分岩だらけの地面を歩かないとつけない場所だ。

もちろん、あたりに街灯なんかない。

今の時間帯は昼ごろだから、全然大丈夫だけど
夜になったら真っ暗で、何も見えなくなってしまうのは目に見えていた。

そんなところだから、ひととおりもすくない。
まぁ、妖怪を呼び出すにはうってつけな場所だな。

そんで弟さんに、ミサトさんがみみず食べてた大岩につれてってもらうと
その岩の一部を削り取った。

削り取ったと言っても、あらかじめ持ってきたトンカチで叩いて
大きめで平な岩を手に入れた。

その後、あたりでわりと広い場所はないのかみつくろい

その場所に酒を撒いておいた。
台所からくすめた料理酒だ。

この場合なぜか普通のお酒より、料理酒のほうがいいんだよなぁ
なんか違うのかもねw

460 :1 ◆cvtbcmEgcY :2014/04/09(水) 01:32:25.29 ID:OXAjQfve0.net

大体の準備を終わらせると、俺は弟さんと一緒に、家に戻った。
もちろん削り取った岩とかも持って帰った。

帰ると、どうやら先生も他の準備のため家を出たみたいで、まだ戻ってない。

なので、俺は弟さんやその嫁さんに手伝ってもらいながら
庭の土を掘り起こしながら、生きのいいミミズを出来る限り捜した。

例の妖怪はミサトさんをおもてなすためにミミズを使ったのだが
妖怪は大抵、自分の好きなものを客人に出すらしい。

好物がわかったんなら、交渉に向けて、それを準備しない手はない

651 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2014/04/19(土) 21:43:53.92 ID:GNmct4UJ0.net

ミミズを用意したら、俺は弟さんと一緒に家へ戻った。

帰るとどうやら先生も他の準備を終えたみたいで、戻っていた。

先生から妖怪との交渉は次の手段で行くと言われた。

663 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2014/04/20(日) 10:09:03.39 ID:w6PuqAxn0.net

前にも書いたが

実は「天命漏らし」をした人間も、死んだ後に

「我聞」に近い妖怪が生まれるらしい。

「我聞」に近いその妖怪に先生の姪が死んだと勘違いさせて
生まれてきてもらう。

そして、それを殺し、予言自体を不発にする。

不発になれば、予言はしていないことになるから
そこからまた寿命を呼び戻す。

まぁ、この方法の危険性は昔に説明したとおりだ。
ただ、この場合、厄介のは「我聞」を探して殺すという点だ。

まず「我聞」が見つけるのが難しい。
そして、見つけたとしても、そいつが予言する前にそいつのいるところに行けるかが疑わしい。

さらに、見つけたとしてもその妖怪を殺す必要がある。
腐っても妖怪だから、それなりにリスクはあるだろう。

それに何度も言っているが、うちの仕事は「退治」というより「交渉」だ。

なのに、自分たちの都合で妖怪を害するのは
どこか道を踏み外している行為だからね。

697 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2014/04/21(月) 21:50:29.98 ID:afZ4Tqaf0.net

先生が戻ってきたのは午後の5時くらい。
もうあたりは結構暗かった。

戻ってきた先生は大きなバッグを持っていて
体からはすこし生臭い匂いがしていた。

俺は先生に自分が今まで準備したこととかをかいつまんで説明した。

先生は何やら疲れた感じの顔で、分かったと答えると
そして、いまからすこし風呂に入り
時間になるまで休むから、バックの中身を頼む。と言ってきた。

俺が了承すると、先生はそのまま風呂場に向かった。

嫌なにおいがする先生のバッグを開くと、俺は驚いた。

中には死んだ犬の死体が入っていた。

700 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2014/04/21(月) 22:07:09.96 ID:afZ4Tqaf0.net

犬の死体は今からやるはずの儀式とかに特に必要なものなどではなかった。

どうして先生はこんなものを用意したのだろうか?

しかも、その犬は見た感じ、もちろん、あくまで憶測だけど
野良犬とかの類じゃなかった。

結構毛並みのいい、柴犬で、首輪もあったんだ。

そんで、その犬の腹辺りが真っ二つに割れていた。

黒い犬の血は妖怪退治とか幽霊退治とかで●貞のおしっこと並んで
よくつかわれてる。これは割と有名な話だよね。

ただ、その犬の血をどう取るかというと、実は結構残酷だ。

まず、犬を大人しくさせるために、口の中に石を詰め、手足を縛る。
そのあと、大きな鉈で、ゆっくりと犬の胴体の部分を真っ二つに切る。

しばらく、犬は死なずに苦しそうにもがく。
そして、完全に死に切った後に、犬の臓器を取り出して
それを水につける。

そして、水が赤くなるんだけど、その水のことを、「犬の血」として使う

704 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2014/04/21(月) 22:18:33.61 ID:afZ4Tqaf0.net

まぁ、もちろん、そのあとにいろんなものを混ぜたりするんだけど
大体こんな感じ。普段はあんまり使ったりしないものかな?
残酷だし、手に入れるのもしんどい。

ただ、黒い犬の血は大抵「汚いもの」とされていて

妖怪とか幽霊から嫌われるていて、そういうものを避けるのには有効なんだ。

そんで、黒以外の犬にも色々な使い方がある。
今回の場合、割と色が白い柴犬だったので、多分白い犬の血を使うことになる。

でも、白い犬の血というのは、めったに使わないものだ。

なぜなら、白い犬の血は、人を「殺す」ために使うものだ

712 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2014/04/21(月) 23:29:53.95 ID:afZ4Tqaf0.net

白い犬の血ってのは霊力が含まれているらしくて。

不吉なものを取り除けるとか、
魔の病気とかを治すとか、そういう力があるらしいんだよ

あとは、洗心術とかでも使うんだけど

まぁ、それを聞くとなんだかいいものように思えるけど

でも、そう言うのは基本的に何かしらすごい術の媒体としての話であって
今だとほとんどそういうのについての使い方は伝わってきてないらしい。

なら、今は何に使うかというと

「火消し」という術に使われる。
この火消しって言う術が、以前に言っていた「霊的な意味で死なせる方法」がこれだ

人間は両肩と頭のてっぺんとで3つの炎がついているって話って前したっけ?
してなかったら、またあとで解説するとして

この3つの炎がある限り、人間の魂は肉体につなぎとめられている。

この火を消すためには白い犬の血を浴びないといけないらしい。

なので、間違っても、白い犬の血を肩とか頭のてっぺんとかにつけちゃいけない。
ころっと魂がどっかいっちまうらしい。

でも、逆にだれかの魂を四散させたいなら、白い犬の血をぶっかければ
その人は十中八九、霊的に「死ぬ」

766 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2014/04/24(木) 00:48:04.11 ID:idYDtZo+0.net

火についての解説をすこしだけ

夜道をで歩いているとき、ふりかえっちゃいけないというジンクスがあるんだけど
これも、両肩と頭のてっぺんにある火から来ているらしい

ちょっと、うっさんくさいかもだがその火はなんか神さまが人間をつくったときに
くれたものらしくて

3つそろうと一種の結界の力を持っていて
魑魅魍魎から人間を守るためにくれたものだとか

その火はめったなことがない限り、消えないんだけど
いくつかの弱点がある。

まぁ、もちろん白い犬の血もそうなんだけど

人間自身の息でも火は消えちまうらしい。
だから、人が振り返る時とかに無自覚に鼻の息で肩の火をひとつ消しちまうらしい。

768 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2014/04/24(木) 00:55:20.41 ID:idYDtZo+0.net

だから、夜の時に、もし後ろのほうから気になる物音があったとしても
決して振り返ってはいけない。

なぜならそれは、人間に何かしら害をもたらしたいと思っている妖怪とかが
振り返らせて、その鼻息で肩にある火をひとつ消させたいがために

だましてるんだ。

白い犬の血とかの場合は割と消えた状態が長続きするんだけど。
まぁ、鼻息の場合はいったん火を消したとしても、次の朝くらいにはまた元に戻るんだけど

そんで人間が死んでも、その火そのまま消滅したりしない

人から離れて、しばらくはそのまま燃えているらしい。

もしかしたら、これが鬼火の由来だったりとかなんとか。

770 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2014/04/24(木) 01:11:25.84 ID:idYDtZo+0.net

まぁ、この火についてはもっといろいろ話があるんだけど
今回のことに関してはそこまで関係がないから、ここまでにしておくね。

話を本筋に戻す。

俺は先生から渡された犬の死骸をどうするべきか少し迷ったけど
とりあえず先生に言われた通り「処理」しておくことにし

幸い、先生の弟さん一家の人はその場にいなかった。
俺は生臭いバッグを一回庭の隅に隠して、先生の弟さんとかから必要な道具を借りた。

まぁ、そんときにだけど。俺の体にも生臭い匂いがついたのか、不審に思われ
色々聞かれた。

俺は今晩に必要なものの準備とって、とりあえず弟さんをいいくるめた。

そんで庭から人払いしておいてほしいとお願いすると、死骸の「処理」に入った。

まずはバケツに、水を半分くらい入れる。
その後、水の中に唾を吐いて、もう二、三工程あるんだが、流石に詳しく書きすぎるのはあれなので
省くとして

犬の臓器を取り出して水につける。そして、赤く染まった水をペットボトルにいれた。

もちろん途中に、水が肩や頭あたりに飛び散らないように注意しながら。

そして残ったものは、バケツも含めて、全部庭に埋めた。

最後の締めとして、その埋めた場所に桃の種をひとつ植える。

何かよくないものを埋めた場合、植物を植えるようなことをするのは有名だけど
桜や柳とかはやめたほうがいいらしく

こういう時は大抵桃の種を選ぶ。もちろん相性の問題おあるけど

793 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/04/24(木) 21:17:07.16 ID:n8IGjqAZ0.net
頭に炎ってリボーンの主人公みたいだね

>>793
炎っていっても多分こう言う話にありがちな比喩表現じゃないかな?

799 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/04/25(金) 00:00:56.79 ID:4o7MVBX80.net
肩の火が消えるから振り向かないっていうのはわかった
じゃぁ肩と頭の相対角度を変えずに体ごと向けば良さそうじゃね?

>>799
研究者でもないから、そこまで研究してないなぁ
そこまで後ろ見る意味ってあるのかな?

前を向いて歩こう的な意味で

811 :sage @\(^o^)/:2014/04/25(金) 13:18:47.82 ID:KTeem5ec0.net
ウチは母ちゃんは「宵越しの茶は飲むんじゃない!」とか
「夜に爪を切ったら絶対いけない!!」とか、もう目ぇ三角にして
俺たち兄弟に言い続けてるんだけど、ホントに駄目なんだな・・・。
なんで大人って、ちゃんと理由を言って教えてくんねーのかな?

>>811
理由を教えたくないわけじゃなくて
知ってしまうと来てしまうとかそういう怪談ってあるじゃん?

それと同じなのかもね。

845 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2014/04/26(土) 00:29:28.21 ID:vGvqX2jJ0.net

続き

俺が犬の血の処理をし終わると、あたりはうす暗くなってきた。
そのまま俺も風呂に入ることにした。

途中、弟さんの嫁さんにあったんだけど、あからさまに目をそむけられた
やっぱり匂いがひどかったのかと少し心配した。

そして、風呂ついでに仕事用の「衣装」に着替えた。

前にも行ったと思うけど、神さま相手の神主さんとかは小奇麗なかっこをしないといけないんだけど
うちのような妖怪相手の商売は、むしろ逆で汚らしい格好じゃないといけない。

まぁ、でも汚さといっても色々あって、血なまぐささは妖怪的にだめらしい

どっちかというと妖怪の好みの汚さってのは、泥とか、ほこりっぽさとか
そういうものだ。

なんというか、そういうものの方が、自然に近いのかもね。

だから、あらかじめ着古していて、あまり洗ってない服とかを用意してる

850 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2014/04/26(土) 00:53:29.90 ID:vGvqX2jJ0.net

しばらくすると、弟さんが晩御飯に誘ってくれた。

ミミズやら、犬やらで結構食欲なかったんだけど、一応夜に向けて
何か食べておこうと思って、彼について行った。

台所につくと、もうすでにミサトさんやら、奥さんやら弟さん一家はそろっていたが
先生はいなかった。

先生はどうしたんですか?と聞くと

どうやらまだ寝ていて、起きる様子がない、と弟さんに言われた。

まぁ、こういう時は寝かせておくのがいいんだろうけど
ただ、俺的には今回の妖怪はミミズとかを出して食わせてきたりするし

なるべく空腹の状態とかで対峙するのはよくないのでは?とおもった。
食欲とかに付け込まれる可能性も微レ存

なんで、俺は起こしてきます。といって先生の部屋に行った。

先生の部屋のドアを開けると、中は真っ暗だった。

俺は先生、先生と2,3呼んだが。返事はなかった。
仕方なかったので、部屋の電気を手探りでつけた。

すると、すこしぎょっとした。

先生は目を開けていて、天井のほうをじっとみつめていた。

俺はおそるおそる彼に近づき、どうしましたか?ご飯の時間らしいっすよ?と聞くと。
見えるか?と、急に聞かれた。

俺は( ゚д゚)ポカーンってなったが、先生の目線のほうを見てみても何もなかった。

いえ、と俺が返事すると、先生はそうかと答えて、布団から出てきた。
そんで、俺はさらにが愕然とした。

先生の来ていた服が、寝汗でびしょぬれだった。
絞れば出るとか、そんな感じだった。

↑「天命漏らしの話」終わり ↑

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妖怪退治の仕事してるけど、何か質問ある?その7 http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/news4viptasu/1402189552/

初めて先生と仕事した時の話

56 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2014/06/16(月) 16:45:05.12 ID:JdRLGct40.net

挨拶代わりに短いエピソードをひとつ。

俺が初めて師匠と仕事した時の話だ

↓『初めて先生と仕事した時の話』始まり ↓

58 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2014/06/16(月) 16:49:38.09 ID:JdRLGct40.net

俺が初めて先生と仕事したのは、先生のところに転がりこんで3ヶ月くらいたった時だ。

それまでに一度仕事はあったんだけど、まだ早いと判断されたのか
連れて行かれなかった。

そんでその頃になると、最低限の仕事のタブーというか、そういうのを習い終わったので
連れて行かれることになった。

まぁ、あのままだったらただのただまし食らいだったしね。
はやく働けるようになってほしかったんだろう。

そして、肝心の仕事の内容なんだけど

トンネルに住みついた妖怪の退治だった。

59 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2014/06/16(月) 17:06:25.30 ID:JdRLGct40.net

先生によるとその仕事じたいは5年に一度やっているものらしくて

トンネルといってもそんなに大きなものではなくて。
ぎりぎり車が一台通れるかどうかの物で、長さも20メートルくらいとそんなに長くないやつだ。

そんで具体的な場所は伏せるけど、山に囲まれているような田舎にあるやつ
小さいけど、わりと地元の人とかにとっては大切な通り道だ。

今までは事故があったとか、人が死んだりとかそういう噂は一切ない。

しかし、小さな問題がひとつあって、「最後」って妖怪がよくすみついたりするらしい

60 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2014/06/16(月) 17:17:45.52 ID:JdRLGct40.net

「最後」というのは「サイゴ」と読むんじゃなくて
「もじり」って読む。

みんなはもじり術とか分かるかな?
わからないひとは多分ぐぐったりすると分かると思うんだけど

※もじり術:もじりと呼ばれる捕具を使った武術である。

とりあえず昔の武器で、人を捕まえたりするための武器だ。

多分この妖怪もそっから来てるのかなぁ?と思うんだけど。
こいつはどんな奴か具体的にいうと耳を引っ張る妖怪らしい。

夜にトンネルを通ったりすると、耳を引っ張るんだ。

61 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2014/06/16(月) 17:24:23.38 ID:JdRLGct40.net
まぁ、ただそれだけの妖怪だから、ぱっと聞いた感じあんま実害はない見たいだし
放っておいてもいいと思うだろうけど

この「最後」に耳を引っ張られた人間がどうなるかというと風邪をひくらしい。

なんで、昔は夜の間にトンネルを通らないほうがいいとかそういうのもあったりするらしい。

まぁ、その田舎なんだけど、やっぱり爺さん婆さんが多いらしく
しかも、トンネルを通らないと病院に行けないので
たまに夜に通らないといけないときとかあったりするらしい。

そんときに、耳を引っ張られるんだよ。

じいさんばあさんだから、風邪になるともう大変だし、なんで地元の人たちがお金出しあって
何年かいっぺん追い払うことになってる

63 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2014/06/16(月) 17:44:03.66 ID:JdRLGct40.net

まだ中学生だった俺はまだなんというか世間知らずの部分があったので
とりあえずすべて先生の言うとおりにしていた。

先生に言われるままついて行った。

新幹線で1時間、ローカル線で1時間、地元の人が車で迎えに来てくれて
そこから約30分くらい?
例のトンネルが見えた。

なんというか、決して心霊スポットとかそういう風貌はしてなかった。
田舎なのに結構綺麗だった。
というか、田舎だからこそ、たまに掃除とかも町内の当番でやるらしい。

そのまま、車でトンネルを通り過ぎて、地元の割と金持の人の家に行き
挨拶をすることになった。

64 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2014/06/16(月) 17:48:15.84 ID:JdRLGct40.net

結構大きな屋敷だった。
なんというか、サマーウォーズとかあるじゃん。ぱっと見た感じ
あの屋敷の印象があった。

出迎えてくれたのは、60歳ぐらいの男の人で、髪の毛がバーコードだった。

とりあえず、先生は丁寧に色々話してたんだけど、俺は最初に頭を下げた後は
ただ黙ってそれを見ているだけだった。
おっさんのバーコードがすごい気になった。

そんで、夜に仕事をして、その後その家を宿にするらしい。
帰りは次の日の午後になった。

わりと強行軍で、バーコードのおっさんはもっと泊って行ってもいいぞといったけど
先生は割と強めな口調でそれを断った。

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65 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2014/06/16(月) 18:06:48.29 ID:JdRLGct40.net

そして、夜中の12時になると、先生は俺をつれてトンネルに向かい始めた

歩きでね。

トンネルから屋敷まで車で30分はあった。
それだけの道のりを歩きでだ。

俺は正気を疑った。
しかも、割と荷物があって、それは全部おれが運ぶことになっていた。
まぁ、他にやれることないんだけど…

俺は先生に車とか出してもらえいいじゃないかと聞いたが
先生はだた黙って、首を振った。

そんで、歩いて屋敷からかなり離れたところでやっと口をひらいた。
田舎の田んぼ道で2人でただたんたんと歩くだけだったので
俺はすごくこわかった。

でも、先生から教わった仕事のタブーの一つが、仕事の時にもし怖い感情がまだある時は
決して口を開いていけないというものがあった。

なんか口から逃げていくららしい。陽の気というかそういうのが

普段なら構わないが、仕事前ならなるべく逃がさないほうがいいとか何とか

66 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2014/06/16(月) 18:12:41.19 ID:JdRLGct40.net

なんで、俺のほうからは黙っているしかないかった。

先生が口を開いてくれて一安心だった。

俺はしゃべらなかったんだけど、先生は歩きながら
あのトンネルのこっち側に住む人とはあまりかかわらないほうがいい。
的なことを言ってきた。

俺はなぜそうしないといけないのかよくわからなかったんだけど
とりあえず頭を縦に振った。

そんで、先生はそのあとも延々と細かい注意点を言い聞かせてくれた。
おかげてトンネルについたころは怖い感情は大分ぬけた。

というより疲れ過ぎてもうどうでもよくなってた。
帰りもこれかよ…と思うと地面にへたり込みたくなった。

69 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2014/06/16(月) 18:34:18.36 ID:JdRLGct40.net

ちなみに口を開かないのはあくまで準備の段階。
仕事中になったら、どんなに怖くても口を開かないと話に何ない時もあるしね

トンネルについた先生は、俺の運んだ荷物から、蝋燭を2,3取り出した。

トンネルの前は割と風が強くて、なかなか蝋燭がうまくつかなかった。

俺は先生に呼ばれて、蝋燭の前に立った。まぁ、風よけになれよ的な感じだった。
それでやっと、それで蝋燭の火はうまくついた。

先生はそのろうそくをトンネルの前に立てた。

割と太いタイプの蝋燭だから、普段ならたぶんそうそう消えないんだけど。
その時はやはり風が大きいので俺が風よけとしてトンネルの外に残って、蝋燭の火を見守ることにした。

先生は荷物の中から長いしめ縄と、お香の灰と米と塩を混ぜたものと、耳あて、あと大量の卵を出して
それを持ったままトンネルに入って行った。

しばらくするとトンネルのほうから先生が何やら歌う声が聞こえてきた。

トンネルの中はとても暗かった。先生は暗いままでも大丈夫なのか?と思ったが
そんなことよりもひとりになったのもあるし、トンネルのその暗さが無性に怖くなって
トンネルのほうに背を向けたまま、蝋燭を護るような形で立っていた。

70 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2014/06/16(月) 18:39:23.00 ID:JdRLGct40.net

しばらく、俺はぼんやり蝋燭の火や自分の影を見つめながら、気を紛らわすために鋼の錬金術の内容とか思う出していた。
ちょうどそのころそれの一期?がアニメでやってた。

妖怪退治なら、あんなふうにすぱーと手から光出してかっこよくやりたいなぁとか
その頃の俺はまだ夢見てた。

そんで、かなりたってからやっと、俺はとあるおかしいことに気がついた。

俺は蝋燭に向かって立っている。

蝋燭の影はもちろん俺側に向かって伸びていて、俺の影もそうなるはずだ。

でも

俺の影は蝋燭の真横を通る感じに、伸びていた

71 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2014/06/16(月) 18:40:29.77 ID:JdRLGct40.net

すまぬー、晩御飯準備して食ってくる

75 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/06/16(月) 19:22:39.01 ID:3zAzgNPf0.net
以前>>1は以前海の妖怪は山の妖怪より厄介だと言っていたけど、>>1自身は海の妖怪に遭遇した事ある?
海の妖怪って山の妖怪と特性とか違う?気性とかさ。対話はできる?
それとも>>1の先生を殺したミミズがそれなのか

>>75
前に書いたけど、海の妖怪と陸の妖怪の理がちがうんだよ。
陸の妖怪は契約という大前提で対話できるけど
海の奴はそこらへん色々難しい。

76 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/06/16(月) 19:39:16.04 ID:5tN+pSVZ0.net
>>70
これの説明の蝋燭のくだりがちょっと分からんか誰か絵書いて説明してくれ…

77 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2014/06/16(月) 20:06:38.76 ID:IwrwVvEf0.net

ただいま

>>76
わたりずらくてすまそ

俺 蝋燭 ッて風に並んでるじゃん。

普通なら影は

影俺 蝋燭ってなるはずなのに

俺 蝋燭
  影

って感じになってた。

79 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2014/06/16(月) 20:13:53.53 ID:IwrwVvEf0.net

俺はそれに気がつくと、びっくりしちまって、すぐに振り返りたい欲求にとらわれた。
でも、いつも言っているように、夜道で振り返るのもタブーの一つ。

なので、俺は必死に我慢した。

よく見てみると、その影は俺自身の物にしてはシルエットが少しだけおかしかった。
なにがおかしいのかうまく表現できないんだけど

なんというかやけに頭が大きかった。

最初は光と影の加減でそうなったのかと思ったんだけど。
影がおかしいことに気がつくと、その違和感がどんどんと膨らんだ。

俺はその場で目を閉じた。怖くなったんだ。

80 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/06/16(月) 20:14:46.81 ID:3zAzgNPf0.net
前神様が妖怪と戦って死ぬことがあるって言ってたけど、妖怪や幽霊同士が戦うことってある?
憑かれてる人が縄張り的な場所に入って憑いてる妖怪と「なんだお前!」みたいな感じで喧嘩にならんの?

>>80
見たことはないけど、たたかうというより、大抵の場合は「話し合い」で解決するんじゃないかな?

81 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2014/06/16(月) 20:19:39.06 ID:IwrwVvEf0.net

それからどれくらい時間がたったのか。

かなりたったのは確かだと思うが、先生が戻ってきた。
先生は目を閉じてじっと立っていた俺に目を開けさせるとなにが起きたのか聞いてきた。

俺は目を開けるとすぐにもう一度影を確認したが、蝋燭の横に伸びていた影はなくなっていた。

ほっと安心して、先生に影の話をした。

先生は荷物をまとめて、俺に持たせると、俺を連れて屋敷に戻り始めた。

そんで戻り道で、「最後」って妖怪はよくトンネルとか屋根裏とかにでるらしいけど
彼らがわく場所にはもっと条件が必要だ

83 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/06/16(月) 20:26:58.54 ID:3zAzgNPf0.net
>>82
妖怪って短気で感情的なものかと思ってたけど、割りと理性的なんだな
もう一つだけ質問させて
山の妖怪なんかは動物やらが徳を積んで変質した姿だって言ってたけど、
海の妖怪はなんなの?魚貝類?はたまた最初からそこにいた異形?

>>83
何とも言えない。
海は文献とかあんまりないから、あくまで勘と経験で何とかする感じだから

84 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2014/06/16(月) 20:27:00.38 ID:IwrwVvEf0.net

「最」って文字の由来は、大昔の中国で兵士が敵を倒したあと、恩賞をもらうために
敵の耳を集めるところからきたらしい。

そんで「後」って文字は道を歩いているときに、糸が足に絡みついたところからきた
ってらしい。

そんで「最後」ってのはどういう意味かというと
「耳」を集めた兵士を闇うちして、その「耳」を自分の物にして恩賞をもらう
って感じの状態を表している。

そして、もじりは罪人を捕まえるために使われる。

昔ではこの妖怪が住みつく場所には、
そういう風に闇うちされて手柄を持ってかれる人とかが死んで、その怨念にひかれて来るらしい。

87 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2014/06/16(月) 20:35:15.62 ID:IwrwVvEf0.net

俺はその話を聞いて、じゃあ、「最後」はその怨念を晴らすために罪人の耳を引っ張るんですか?
と聞いたんだけど。先生はそこまではしらんといった。

だた、このトンネルのこっち側の地域は多分昔部落だったといった。
地理的にはぴったりだしなといった。

そんときの俺は部落とかよくわかんなかったから、部落の意味を先生に聞いて
昔の罪とかで未だに妖怪が住み着くのか?とかおもった。

そんな俺の気持ちを察したのか、
先生は「最後」はそこまでしつこい妖怪じゃないし
普通一回追っ払うと、もう戻ってこない。
でも、戻ってくるということは、また何かしら新しく「怨念」が出来たからだ。
といった。

俺は新しい「怨念」?とぽかーんとした。

先生はさらに、だからこの場所の人とはあんまり接触しないほうがいい
なにがあるかわからんからな。
とそう、付け加えた

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89 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2014/06/16(月) 20:38:35.04 ID:IwrwVvEf0.net

俺はおそるおそる先生にじゃあ、俺が見たあの影はなんですか?と聞いた。

先生はさぁ?「最後」かもしれんし「怨念」かもしれん。
または全然関係ないものかもしれんし、光と影の関係で出来た偶然かもしれん。
と答えた。

次の日、先生はお金を受け取ると、俺を連れてさっさと屋敷をさった。

↑『初めて先生と仕事した時の話』終わり↑

90 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2014/06/16(月) 20:40:29.20 ID:IwrwVvEf0.net

今日はこんな感じで。
また明日、前の続きを書くよ。

先生の話はこのスレで終わらせてやるぜ

91 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/06/16(月) 20:50:25.72 ID:3zAzgNPf0.net
えー?(´・ω・`)
大平原なまけものとかいう奴の話聞きたかったのに

92 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2014/06/16(月) 20:51:05.11 ID:IwrwVvEf0.net

>>91
先生の話終わったらするね

妖怪退治の仕事してるけど、何か質問ある?『先生の話 その4』」に続く

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