ホラー

【完結編】妖怪退治の仕事しててるけど、なんか質問ある? その5

※1さんが2016年からTwitter(X)アカウントを開設していました。話の続きにも少し触れています。

2022年 妖怪退治の仕事スレ 続編

1:@cvtbcmEgcY:2016年2月7日
妖怪退治の仕事しててるけど、なんか質問ある? その11
http://hayabusa8.2ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1454513203/l50

1:@cvtbcmEgcY:2016年2月7日
はい、俺です

@DootHelts
はじめまして
恐れ入りますが、妖怪退治スレの続きはもう書かれないんですか?

1:@cvtbcmEgcY:5月27日
続きについては話の中で亡くなった方の遺族より、抗議がありました。
故人のことを面白おかしくインターネット上で騒ぎ立てて欲しくないと言うことで、
残念ながらそれ無視して書くことはできないですね…
数回ほどツイッター上では説明しておりますが、私の責任であるので、何回でも回答します。

みんながみんな私みたいにネットの晒しものになりたいわけではないのでね。
ご理解ください。
例えば皆さん親しい親族が亡くなって、それを面白おかしく
妖怪絡めた話でネットに書かれて、更にそれに対していろいろ批評めいたコメントがあったらいやでしょって話。

@huainanhonglie:5月27日
別のエピソードなども書いていただく事はもうないのでしょうか…

1:@cvtbcmEgcY:5月27日
ツイッター上で書いてるんだよなぁ…
ただ、趣味で書いていることなので、続きマダーと聞かれても、うーんとなります。

1:@cvtbcmEgcY:7月1日
妖怪退治の自営業です。
マクドナルドのハンバーガー大好きで20年前は七十円くらいで食べられました。
今の収入は額面的にその頃の両親の収入と変わらないですが、ハンバーガーが120円なので、
ハンバーガー好き妖怪退治業界的には経済後退してますね。

1:@cvtbcmEgcY:2016年3月13日
神様とか信じないのは別に良いと思うし、幽霊がいないと思ってもいいけど、馬鹿にする必要はないと思う。

わざわざ仏壇に唾はきかけて、ほら祟ってみろよ!とかやる意味な…
そんでこっちがいざ何とかしようとしたら、金が高いとか文句垂れて、
挙げ句の果てには金を振り込まないからな。

こう言うのにまだイライラするのが青い証拠でもあるか。

Q&A

結界を貼る方法

@NzNj7oDSkryLds1:8月20日
はじめまして
簡易的に結界を張る又はあまりよせつけない事は可能ですか?
何かあれば安全な方法を教えて下さい。

1:@cvtbcmEgcY:8月20日
おしっこ溜めて囲いたい場所にそってばらまく。
動物もしてる。
結界というと大げさだけど、極論境界線を設けて、
境界線の内側は自分のスペースと主張する何かがあれば何でも成り立つよ。
おしっこだと自分の匂いで主張できる。

家族について

@cvtbcmEgcY
ちなみに1氏はイタチ山の近くにある事件の家に戻れる日が来たら戻りたいと思っていますか?家族の墓参りとか出来るようになったらしたいですか?

1:@cvtbcmEgcY:2016年5月2日
べつに
墓掃除とか埃かぶった家の掃除は金にならないからやりたくない

1:@cvtbcmEgcY:2016年5月1日
家族に会いたい気持ちはわかるけど、生活の基盤があっちにあるなら、無事を確認して、たまに会える環境を整えるたほうが悪くない気もする

西遊記の話

1:@cvtbcmEgcY:2016年6月7日
西遊記の悟空は石から生まれたけど、その石はもともと、
女媧が空に穴が開いて、塞ぐ時に使った石の余りだよ。

八戒は元から豚の妖怪ではなく、天庭の天蓬大元帥で、
10万の天兵を率いる大将軍。が、酒癖が悪く、
酔った勢いで月に幽閉されたこの世で最も美しい女性であり、罪人でもある嫦娥にちょっかいを出した。
それが天庭の禁にふれ、輪廻に落とされるという罰をうける

そのとき、確か輪廻前に飲む記憶を消すスープを飲むのを拒み、
もめたかなんかで、間違って畜生道に落っこちて、豚になった

沙悟浄はカッパでもなんでもなく、元は天帝の近衛隊長だったが、
蟠桃会のとき、天帝の壺を間違って割ってしまって、天界を追われた。
そんで馬はもともと、西の海の竜王の息子で応じだったが、
妻を寝取られて、切れて暴れて、その罪で追放されたらしい

そして、これは本当かどうか知らんが、
あの人曰く、西遊記にはオチがあるらしい

旅を終えた三蔵が唐の国に戻り、皇帝に謁見される前、大臣が三蔵に旅のはなしを聞いた。
すると、三蔵は悟空やら妖怪やらのファンタジー話をするわけだ。
すると、大臣は眉をひそめ、
三蔵にこんな与太話を皇帝になさるつもりか?と聞いた。
まぁ、信じられないわな

そこで、最後に三蔵はこう語った。
旅の帰りに、彼が最後の川を渡ろうとしたときに、川に落ちて溺れた。
そして、岸になんとかつくで猿は突然三蔵を指差し、死んだのはお前だ。といった。
それを聞いた八戒、沙悟浄、そして馬も、三蔵を指差して、
死んだのはお前だ。と言いだした。
大臣はもう意味が分からなくなって、
それってどういうことだ?って聞き直した

この話の意味がわかるひとはすげーとおもうけど、いる?

例の話の答えはライフオブパイとか、ビックフィッシュの映画を2でたしてわったようなもの。

例の話の重要な意味は、
仏教におけるれる毒とされる貪瞋癡痴を豚、沙悟浄、猿、馬に例え、
自分の旅の途中で犯した罪と、心の葛藤を表してるとかなんとか。

映画ライフオブパイは、
少年はライオンと船の上で800日間漂流して、助かる話なんだけど、
その話の一つの解釈が、ライオンは自分の心の中の恐怖を表しているらしい

妖怪の草原ナマケモノの話

1:@cvtbcmEgcY:2016年6月7日
妖怪の草原ナマケモノの話するか
草原ナマケモノってのは先生がそう呼んでるだけで、
実際の名前はしらい。俺も絵でしか見たことがないけど、
尻尾がないサンショウ魚みたいなやつだった

そんで人を食べたりするんだけど、退治されるときのエピソードがかわいい
草原ナマケモノはじっと草むらとかに倒れてるんだけど、
遠くから見ると奇妙な肉の塊がゴロンとしている感じ

そして、奇妙に思ってあんちょくに近づくと、
急に土の中から爪の鋭い手を出して捕まえてくる感じのやつ。

近寄らなければ無害だけど、近寄ったら食われるから、
草むらで奇妙なものを見ても、近寄ったらだめだよーと昔は子供を教育のために使われていたらしい

昔々あるところに、あるお坊さんがいました。
お坊さんは徳が高く、布教するために旅をしていた。
そして、ナマケモノがいると言われている場所を偶然通った

お坊さんは草むらに横たわる巨大な肉の塊をみて、
あれはなんだ?と近くで畑仕事をしている農民たちに聞いた

農民はあれは妖怪で、好奇心から近寄ると食われるから近寄らないほうがいいといった。
お坊さんはそれを聞くと、笑って、逆に肉の塊に近づいた

すると不思議なことに、肉の塊はお坊さんが近づくと、すすすと後ろに移動し始める
お坊さんがさらに近づくと、肉の塊はさらに早くあとずさる。
お坊さんがもっと近づくと、ついに肉は草むらから出てしまった。

草むらから出た肉の塊は赤ん坊の泣き声のような声を上げると、
細くて、爪が長い手をすっとだして、お坊さんに掴みかかった

お坊さんは今まで笑っていたが、それを見ると、
いきなり怒った様子で恥ずかしくないのか!と怒鳴った

肉の塊はそれを聞くと急に恥ずかしそうに爪の長い手で体を隠しながら、
ごろごろと体を転がせて、どこかへ行ってしまった。

お坊さんは村人たちのところにもどると、村人たちは不思議がって、
なにをしたのか?と口々にお坊さんに聞いた。

はい、なぜナマケモノはお坊さんに退治されたのでしょうか?

(※この話はここで終わり)

人が居ない村

1:@cvtbcmEgcY:2016年6月20日
人がいない村ってのはただの廃村以外にももう一種類あって、そういう場所はすごく綺麗に整備されていて、家の中も綺麗に片付いていて、家具もきっちりある

大抵山奥にあるんだけど、もしそういう種類の村見かけたら、
どんなに気になっても入らないほうがいいよ。
そこは生きてる人のための村じゃなくて、死んだ人のための村。
大抵ふもとに間取りとかが同じ村がもう一つあって、お墓のかわりに建てられた村
年に二、三人毎度そういう村でバカやって変になって頼ってきたりするけど、
専門外ということで断らないといけないんだよなぁ

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十三郎

1:@cvtbcmEgcY:2016年7月19日
うちで俺から辿って4代上には十三郎って方がいるんだけど、
十四郎の話を読んでて顎はずれそうになってる。

十三郎はとある漁村の漁師の息子で、十三男だった。
母親は誘拐されて、お金で村に買われて、
その漁師の嫁になった人で、嫁になってからは毎年一人ずつ子供を産んだ。

不思議なことに十三男の母親は産めば必ず息子で、
村のほかの人たちからは素晴らしい嫁だと親指を立てられたらしい。
しかし、ちょうど十三男が5歳の時、長男が殺人の罪で捕まった。

長男は市場で魚を売りに行っていたのだが、
気が付いていたらいつの間にか手に魚をさばくための包丁を握ってて、
目の前に血だらけの人がいた。という風に語った。
もちろんそんな話は聞きいられるわけもなく、その年の秋に長男は死刑となった。
そして、連座で父親も死刑となった。

十三郎一家は村では住めなくなり、
仕方なく近くの山で山菜をとったりしてみじめな生活を送った。
しかし、それから一年後、今度は次男が殺人の罪に問われた

これも、また同じで、気が付いたら血の付いた包丁をもっていて、
目の前に人が倒れてると次男は語った。
もちろん、聞き入れられるわけもなく、次男は死刑になった。
そして、その次の年、また同じような事件が起きて、三男も死刑になった。
その年になって、十三郎の母親の髪は悲しさと疲れでもう真っ白になったらしい。
そして、彼らが住んでいる近くの村では疫病が蔓延し始めた。
村の人間たちは、十三郎の一家が呪われているというような噂をし始めた。

そこから一年、四男はその日はもう一日中家にいるから
絶対に家から出ないといって、家族はみんなこれで安心だ。
とおもった

しかし、昼頃になると、四男は突然意味が分からない大声を上げて、
家から飛び出し、山の中に入っていった。

一家は彼を探したが、
次の日、獣に頭だけをかじられた四男の死体が見つかった。
そんな風に五男も死ぬと、六男は家に置いてあった包丁を持ち出して、
こんなくそみたいな呪いで死んでやるか、こんちくしょうと叫んだ。
そして、家をでて、人切りとなった。
あらぬ罪で死ぬくらいなら、本当に罪を犯してやると思ったんだろうね
六男はそれは極悪非道を尽くした、最終的には人の肉もたべたらしい。
妖怪以上に妖怪らしい男になった。
そんな六男も、翌年に捕まり、大笑いしながら処刑されたらしい。

で、七男もいろいろ試したけど、結局死んで、八男の番になったんだけど、
八男は頭が良かった。
彼は当時にしては珍しい呪いだが、なんだかを信じなかった。
病気や誰かにはめられているんじゃないかと感じた。
それで自分の家の事をしらべて、
やはり、疑問点は誘拐された母の家系以外疑問点はなかった

だが、その頃の母は度重なる悲しみで半分おかしくなっていた。
八男は仕方なく、母のわずかな持ち物を頼りに何かわからないか調べることにした。
彼は山を下りて、8か月後くらいにもどった。
八男は結局母の家系の手掛かりは得られなかった。
しかし、彼はどこからか文字を習ってきた。
どこで習ったかを聞いても、八男はしゃべらなかった。
八男は文字を弟たちに教えた。
これが呪いでも、病気でも、それとも仕組まれたことでも、
解決するためには知識が必要だといった。
その3か月後、八男は口から内臓という内臓を吐き出して死んだ。

もうほとんど大人だった九男、十男、11男は相談して、
3人は家を出ることを決意した。
この奇妙な死の連鎖を解決するためには家にいてはだめだとおもったからだ。

それから一年後の朝、9男が血だらけな姿で家の前で見つかった。
九男は死ぬ間際に、十男はなんとか外国にでる船に乗り、
11男は身分を隠して坊さんになった、といった。
そして、自分が死んだら、みんな家の中に隠れていろといった。
誰かが自分の死体を運んでいくだろうが、決して盗み見るな。と言った

それを言い終わると、九男は息が絶えた。
家族は彼の言う通り、ドアを閉め、家の中に隠れた。
すると、誰かが荒い息をしながら、家の外にやってきて、しばらくうろうろしていると、
九男の死体を引きずっていく音がした。
ここで十三郎は我慢できず、だれなのかを扉の隙間から除いた。

そこにいた男は、外国に行ったという十男だった

十三男がこれを話すと、十二男と一緒に、家を出ることにした。
まぁ、旅している間に、うちの人間と出会って云々って話

この人マジ天才すぎわろた

1:@cvtbcmEgcY:2016年9月5日
たいていこういう界隈のひとって何かしら不幸がある人間だから、
同情するって気持ちはめったにわかないわけで、なんせ自分が十分不幸だから、
他人の不幸を見てもふーんその程度かってなるよな
よくホラー映画で、幽霊とかに同情するなってあるけど、完全に正しくないと思う

重要なのはつながりを持たないことで、
同情は沸きやすい感情のひとつだから、
特にピックアップしてるんだろうね。
好奇心や怒り、喜びでも別に同じことなんだろうね。

幽霊は専門外ですがね

西と東の妖怪

@chbkrn
西日本の妖怪と東日本の妖怪には何か特性の違いがありますか?

1:@cvtbcmEgcY:2016年11月25日
西は中国大陸寄りの考え方が強くて、東は日本現地で生まれた色が強い気がする
西の妖怪はよく動物的な部分があるけど、東は動物というより、もう異次元の生物って感じ
動物的な妖怪の対処ってなんかどことなく元の動物と連想できそうな方法が取れるけど、
異次元の生物はもうなんでそうしたらこうなるんだよっていう部分があったりするからね

妖怪の名前は大体言葉遊びとか、駄洒落とかからうまれるけど。
そういうのが一切関わらずにちゃんとした名前が付いている奴が
俗にみんなが考えるつよい妖怪だとおもうよ。

俺の持論だけど、妖怪の種類も中華は修行、日本は血統、アメリカはDNAの印象。

妖怪一つで分かるが、
中国の妖怪のイメージは野生の動物が修行して、妖怪になる。最終的には神様になる。
日本の場合、動物は動物、妖怪は妖怪のままになってる。
中国の妖怪はわかりやすさがある。
だって動物が修行して仙人になるというわかりやすい由来と目的がある。
でも、日本の妖怪はどこから来て、どこにいくか目的がさっぱり分からないもんな。

風水

1:@cvtbcmEgcY:2016年11月21日
風水は正直よくわからない

天命は命の長さを指すけど、命格はどう生きるのかを指す。
命格を改善するためには、一天二地三風水、四に徳を積み、五に本を読む

一天とは、その時の世の中の流れ。ニ地とは、自分の住む町とか国とか、
三風水は、まぁ、風水。四はいいことをして、五は勉強をする
世の流れに沿い、自分にあった国に住み、家とか墓の風水を整え、
いいことをして、たくさん勉強する。
これで人の運命は変わるとかなんとか

1:@cvtbcmEgcY:2016年10月14日
特別な処理を施した鏡は妖怪の真実の姿を移すらしいじゃん?
妖怪は大抵真実の姿を隠しているのですが、
この世でどんな妖怪でもその姿を見抜けるものが3つあって、
照妖鏡と地蔵菩薩のペットの啼听と釈迦の目らしい。

普通の鏡にはそれほど力ないと思うけどね。
鏡の位置とかは風水の分野だと思う。

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心霊スポットや山に行かないほうがいい人

1:@cvtbcmEgcY:2016年12月7日
自分はやりたいことは全部やれたし、ずっと幸せだったから、いつ死んでもいいと思う人と、
自分は不幸過ぎて、世の中腐ってるし、将来に全く希望が持てない、なのでいつ死んでもいいと思う人
違うように見えて、実はどっちも考え方が危ないから
そういう風に考えてる人は心霊スポットとか山とか海とか行かないほうがいいよ

別に幽霊とか妖怪にあって死んでもいいや、って思うかもしれないけど、
大抵死ぬよりひどくなるのがなぁ
一般人の場合は、夜中に自分が死ぬかもしれない。
的なニュアンスの言葉は言わないほうがいいよ。
自分でさえ自分は死ぬ可能性があるっていってるんだから、
じゃあ、殺してもいいよね?またはひどい目に合わせてもいいよね?って勘違いされるらしい。

ちなみに、他人が死ぬというような言葉はほとんど意味がない。
自分が不利益になるようなことは基本口には出さないほうがいいと思うけどね。

言霊みたいな話?って勘違いしてるけど、根本的な部分で違う
例えば昨日の自分に不利益にぬる云々の話のポイントは、
言葉に力があるから、みたいなことじゃなくて、
自分で言うと、それを許可する意思表明だと勘違いされるって話

ファンタジーで言う、吸血鬼は許可をもらえないと
人間の家に入れないみたいな
言葉に力はあるかもしれないけど、
お前の言葉にちからはねーから

1:@cvtbcmEgcY:2017年1月28日
肝試しに誘われたら断るといいよ。怖いからって
どうしても、断れない肝試しとか行くときは、口を絶対開かないこと、
絶対振り返らないこと、走らないこと、何かに触ったり持ち替えたりしないこと、
写真撮らないことを守れば大丈夫だよ

任人唯賢

1:@cvtbcmEgcY:2016年11月21日
例えば、三国志の時代に飛ばされて、君主になることになって。
最初は武将がいなくて、統率70くらいの武将を軍のトップにして、
色々使ってたけど、中盤からたくさんの武将が加入して、
統率90くらいのやつもごろごろして、
ゲームなら統率70のやつを適当な役職にぶち込めばいいかもしれないけど

現実だと、そう簡単な話ではなくて、
いままで一番つらい時期を一緒に頑張ってくれた仲間なわけで、
でも力不足な部分も確かにあるわけで、そんな場合はどうする?
年功序列で無能な上司がいる理由ですよ。

ちなみに、中国の故事成語で任人唯賢というものがある。
つまり、人材を選抜するものは賢いから選ぶというものだ。
反対に任人唯親というものがある。これは人材を選抜する際は親しいものから選ぶというものだ。

まぁ、それなら任人唯賢のほうがいいだろうって、ぱっと聞くとそう思う。
だって、能力ある人間を選んだほうにいいに決まってるのは当たり前のことだしな。
でも、現実は一概にそうとも言えない。

封神演義というわりと有名な話があるけど、その例でいうと。
周という国が殷を滅ぼし、その王様の武王が功績をあげた手下たちに領地を分け与えた。
その際に、手下たちにどう領地を収めるかを聞いた。

すると、太公望(漫画封神演義の主人公)は任人唯賢、
つまり、能力ある人間を重視する政策にするつもりだ。と答えた。
逆に武王の弟である周公旦は、任人唯親、
つまり、自分と血縁関係のあるものを要職にたてる方針にすると言った。

太公望は周公旦に、それではそなたの領地はどんどん弱くなるぞ。といったが、
逆に周公旦は太公望に、確かに自分の国は弱くなるだろう。
しかし、あなたの国はそのうち別の人間に乗っ取られるぞ。といった。
事実、のちの歴史はそうなった。

周公旦の納めた魯の国は最初は最大級の国だったがのちに弱小国となった。
しかし、それは戦国末期の話で、諸国の中では長続きした
一方、太公望の納めた斉は中国の春秋時代の五覇に数えるほどの国に成長したが、
代を追うごとに家臣が君主より有能になり、
いつの間にか他の国から亡命してきた田氏に国をのっ取られた。

栄えたいなら任人唯賢、長続きしたいなら任人唯親が良いという結果なった

干支の話

1:@cvtbcmEgcY:2016年12月23日
干支の話は結構深いよね
そこらへんの当たりの伝承や解釈って流派や宗教によって大分違うよね。
例えば、一番有名な話は、神様が干支を決めるために、
動物たちに競争させて、一番早くゴールまで走った動物にすると言った。
動物たちは様々な自分たちの特徴で走って、
一番先頭を走ってた牛の鼻の上にネズミが乗っていて、
そのため、最初にねずみがゴールしたってやつ
猫がいない理由とかもたしかこの話の中にあったけど、よくおぼえてねーわ

ちなみに、うちの場合だと、確か人間が生まれた当初は12の試練が課せられ、
その12の試練で亡くなった動物を記念して決めたって話だった。

話を習ったときは結構昔だから、
まぁ、文献あるから調べればわかるけど、あ
んま詳しく覚えてない。でも豚の話だけなんとなく覚えている

世界の北には大きな氷の壁があり、その壁はとても冷たくて
世界の熱は太陽からくるんだけど、世界の冷気はその氷の壁が来ていた。
そんで、災害があったか、妖怪が悪さをしたかで氷の壁に穴が開いてしまった。

すると、その穴から、世界の外のもっと寒い空気が一気に流れ込み、
世界は一気に冷え込んでしまった。
そのため、植物は死滅し、たべものが全く見つからなくなった。
もちろん寒さのために沢山の人が亡くなりそうになった。

そんな中、動物たちの中で最も気が弱く、動きも鈍い豚はこういった。
自分は残った動物たちの中で多分一番役に立たない。
図体だけがでかくて、のろまで、しかも醜い。みんなから馬鹿にされてきた。
でも、やっと僕は自分のこの体に、意味を見出すことができる。今こそその時だ。

豚は氷の壁を体で塞ぎ、世界の外からの風を止めた。
もちろん、豚はそのため凍えて死んでしまったが。
その体は世界を守るため、ずっと今でも穴を塞いだ。

そして、豚は世界を救った最後の動物として、
干支の神としてまつられるようになった
この干支の話は基本的に、動物たちが優秀な部分があって、
でも欠点もたくさんあって、それを乗り越えて、
最後は死ぬみたいな感じだけど、この豚の自虐具合はすごいと思う

年的に鳥の話したほうがいいと思ったけど、
なんだっけなぁ…とりあえずプライドがすごい高かったのは覚えてる

@neo_usuzumi15
猫は、ネズミに嘘の集合時間を伝えられて、レースに参加出来なかったからだよー。だから猫はネズミを追いかけるようになった

1:@cvtbcmEgcY:2017年1月2日
じゃあ鳥の話しますか

大昔では、空を飛ぶものは全部鳥で、太陽も鳥だった。
太陽鳥は全部で10匹いて、一日ごとに、一匹の太陽鳥が空を飛び、世界を照らしていた。
この鳥は妖怪としての名前もあって、三足金烏っていうんだけど。
打つのしんどいから、太陽鳥にここではしておくね
まぁ、太陽鳥は主人公ではなんだけどなw

一方、太陽鳥ほどではないが、
毛並みが立派で、羽が素晴らしい鳥がいた。
これは鶏と呼ばれる鳥だった。
この鳥はどんな動物よりもプライドが高く、いつも胸を張っている、傲慢な鳥だった。
傲慢な鶏は毎朝、太陽鳥を鳴き声で起こす仕事があった。
まぁ、この大切な仕事があったから、彼はブライドが高かったのかもね。
あと、ちなみに、この時の鶏は空を飛べた
ある日、傲慢な鶏はこう思った。自分は毎日太陽鳥を起こしているが、
この短い鳴き声だけじゃあ、自分の立派さを表現できない。
もっと長く、声高く泣いた方がいいんじゃないか?

そうおもった鶏は次の日、早速いつもより大きく、高く、長く、鳴いた。
そこで悲劇が起きた。

いつもは10羽中1羽の太陽鳥が起きて飛ぶんだけど、
今回は10羽全員がびっくりして飛び始めてしまった
一つだけの太陽が10個になって、世界は大変になった。
暑く乾燥して、海や川は干上がり、植物は枯れ、動物も人間たちも死にそうになっていた

しかも、10羽の太陽鳥はお互いが明るすぎて、
お互いが寝れなくなってしまった。
困った地上の生き物たちは話し合い、
人間の英雄は10羽の太陽鳥を撃ち落とすことにした

人間の英雄は石を太陽鳥にめがけて必死に投げた。
しかし、空高く飛ぶ太陽鳥に全く当たらない。
困った英雄のところへ今度は鶏がやってきた
鶏は地上の惨状に気がつき、やっと自分が大変なことをしたと自覚した。
そして英雄に、太陽鳥に武器を当てるためには羽根が必要だ。
私のものを使っておくれと言って、自分の最も美しく、大きくて、そして長い羽根を10本むしり取った

羽根を失った鶏は二度と空高く飛べなくなってしまった。
その代わり、英雄は石に羽根をつけ、矢という武器を作った。
彼は矢を太陽鳥にめがけて打つと、それはたちまち一羽の太陽鳥を落とした

そして、英雄が連続で矢を放つと、全部で9羽の太陽鳥がうち落とされた。
最後の矢を英雄が放とうとした時、息絶え絶えの鶏はいった。
待ってくれ、最後の太陽を助けてやってくれ。
彼らを起こしてしまったのは自分で、本当の責任は自分にあった
最後の太陽鳥の背負うべき罪は自分が背負う。
だから、矢はわたしに打ち込んでくれ

英雄は迷ったが、結局最後の矢で鶏を撃ち殺した
人々は鶏や、亡くなった太陽鳥を記念するために、干支の一つに鳥を置いた

まぁ、豚と違う点が、完全に鶏が悪いけと、
間違いを起こすことはだれにでもあって、
鶏の場合は自分の罪に気がつき、そして、それを償った。
その行為は十分に立派といえるから、干支になれたんだろうね。

豚はあれだ…どんな奴でも役に立つ部分があって、
それをいざって時に使えるのが立派だ?とか

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十歩敵国

1:@cvtbcmEgcY:2017年3月13日
武道の概念で十歩敵国ではという概念がある。
まぁ、ここでの武道というのは人を殺す方面での話
十歩敵国というのはなにかというと、武術を一定以上鍛えると、
10歩以内なら、一人の人間に対する殺傷力は、国の軍隊を騒動員した時と同じって意味

つまり、すげーつよい武道家が10歩以内で仕掛けて来たら、
ミサイルとか、核とか降って来るのと結果はそう変わらなくて、どっちにしろ死ぬって意味。
しかも、その域に達するのは比較的簡単とかなんとか

例えば、中国の今の殺傷能力をひたすら高める武術といえば、
国術になるんだけど、凡人が10年努力すれば、十歩敵国になる。
そんで、天才が50年頑張っても、結局この域を出ることはできない。
もちろん、タイマンするときの強い弱いはあるけど、
十歩以内で一般人一人を殺す効率は殆ど変わらなくなる。
ムエタイとかなら3年で十歩敵国らしいね

仕事の話

1:@cvtbcmEgcY:2017年11月20日
昨日死にかけました
飲み会開けの仕事で油断してたわ
誠意に雑念が入ってた

統一教会の話

1:@cvtbcmEgcY:2017年11月21日
親韓国と親中国なら韓国派の人が多いが、
韓国は日本人を奴隷として見てるから、
まだ敵としてみてる中国の方がマシ

韓国の統一教会というのがヤバくて、
日本人なら関わらないのが一番。
教義の中で韓国人は将来救われる正義の民という選民思想があるのはまだいいが、
日本人は韓国を侵略したから、悪の民で、日本人が救われるためには
韓国人のために働きたい、韓国人の子供を産むしかないという民族浄化的思想

日本人は韓国人に尽くすのが唯一つの救われる道と信じるような宗教があり、
しかも韓国では巨大財閥で政界でもかなりの力もってるんだぜ?

黄泉がえり

1:@cvtbcmEgcY2018年1月15日
業界用語で、黄泉がえりはそんなに珍しいことじゃないし、
怖いことでもない。まじでやばいのは地獄帰り
臨死体験して生き返るだけならまだいい。
でも、たまに心臓が止まった後に生き返って、「中身」が違う人がいる
記憶はもっている。知識も同じ。癖や嗜好も一緒。
でもどう考えても行動が別人。
本人は臨死体験したから考え方が変わったという。
食事を忘れる。眠りが浅そう、動物が嫌いになる。って人は大抵地獄帰り

死んだはずの人間が、死と生が曖昧な場所で、
死にそうな人を代わりに地獄に突き落とし、
残った身体に潜り込む

本当に怖いのは別人になったことじゃない。
記憶も知識も同じなんだから、実際の体験が足りないにしても、
客観的に見たら同じ人だ。
本当に怖いのはその「人」が「本当の死後」の世界を知っているからだ。

はい、すいません。
ドクターストップがかかりました
まぁ、これくらいならいいだろう。

西洋の魔女は黒い猫を連れていることが多いが、これは地獄帰りのねこが多い。
地獄帰りが生まれるまで何匹も何匹も絞め殺す。
そして生き返った猫でも、更に黄泉がえりなのか地獄帰りなのか厳選する
最後にうまい具合に地獄帰りのねこを持てた魔女が偉大な魔女になる

間違ったねこや、ねこをそもそも持っていない魔女はビックになれない。
ビックの魔女は黒い猫を持っているから、人々のイメージに魔女は黒猫って焼きつく
なのでまぁ、女性で優れた霊能力者とか占い師とかになりたいなら、
地獄帰りの猫を「見つけな」。理由は分からないけど、
そうしないと大成しないと歴史が証明している
ソシャゲのリセマラに通じる何かを感じる。猫ガチャ

犬に良心を食われた話

1:@cvtbcmEgcY:2018年3月21日
アンケートだと犬なので、犬の話します。
犬に良心を食われた話。

前説だけど、みんなは犬はどういう動物だと思っているんだろう。
ペットで、可愛くて、忠実ってのが今の日本のイメージだと思うけど、
中国や台湾、韓国では食材ともされている。
この話を聞くと、残酷、大陸は土人ばっかやな!と叩き出す人が多いが、
実は日本でも普通に犬は食われてたりする。

具体的な話は忘れたが、確か鹿児島あたりにそんな料理あったきがする。
犬を殺して、内臓を取り出して、コメを入れて焼いて食べる感じの料理。
特に犬の脳みそは漢方では不妊治療にいいといわれており、
どっかの古い漢文では犬の脳みそをたべたらたちまち子供が生まれた伝説がある。

これはそんな今の時代より少し昔の話、多分明治だか、大正だかそんなところ。
旅をしているとある医者が、目的の町に着く途中に夜になりそうだったので、
近くの村の民家に宿を借りた。
しかし、深夜になって民家の外が騒がしくなったので、
借りていた村人に何があったか聞いてみた。
すると、村にすむ妊婦が急に具合が悪くなり苦しんでいるため、
どうするべきか騒いでいる。と聞いた。
医者は責任感が強く、善良だった。自分が医者だと村人に説明し、
妊婦の容態を見せてもらうことにした。

村人たちは悩んだが、医者が子供がどうなってもいいのか!と怒鳴ると、
しぶしぶ妊婦を医者に見せた。
すると、なんと妊婦はすでに破水しており、しかも羊水が汚染されているのがわかった。
様子からして、それは自然に起きたことではなかった。

医者の経験から、彼女はどうやら激しい性行為のため、
子供が早産しようとしていることが分った。
医者はこの妊婦の夫はだれだ!と怒鳴った。
正義感がつよい医者には夫が許せなかった。
ここまでお腹が大きくなったのに、あと少しくらい我慢できなかったのかと、苛立った。

しかし、村人たちは、女の夫は町まで物を売りに行ったため、
昨日のよるから村にいないと言った。
唖然とした医者は、じゃあ、妊婦は今夜誰といたんだ?と聞いたら、
夫の母親と二人で家にいたと説明された。
医者はじゃあ、どうして妊婦がこうなったのかと驚いたが、
事態は一刻も猶予がなかったので、先に治療を優先した。
医者は明け方まで処置を続け、なんと母子を無事に助けた。

疲れた医者は借りた民家に戻り、ぐっすりと寝た。
目が覚めると、すでに夕方になっており、日は傾いていた。
助けた母子の様子を伺いに行くと、二人とも元気そうだった。

ほっと胸をなでおろした医者はちゃんと病院に行くようにアドバイスし、
そのまま村を去ろうとした。
すると、夫の母親は今日はもうすぐ暗くなるし、
感謝もしたいから、泊まっていくといいと医者を引き留めた。
医者は一旦断ったが、確かに言われた通り、
これでは目的地に着くのは深夜になってしまうと考え、言葉に甘えることにした。
一家にもてなしされ、酒をそこそこ飲み、医者は女の家に泊まった。

しかし、夜中のこと、夕方まで寝ていたためかパッと目が覚め、
まったく眠れなくなってしまった。
医者は普段あまり吸わないたばこでも吸うかと考え、
部屋からでたが、何者かが妊婦だった女の部屋に入ろうとしたているのを見た。

その何ものかは医者に気が付くと、
すっと動くと、家から飛び出すように逃げていった。
医者は驚いたが、その影の正体が先日妊婦に乱暴を働いたのではないかと、すぐに考えた。
そして、激しく憤りを感じ、何者かを追いかけた。

影は村から出て、畑に入り、さらに山に向かった。
医者は普段運動しなかったため、すぐに息が上がったが、
意固地になったのか影を逃がさなかった。
そして、山に入る直前に、ついに影に追い付いた。
そして、腰を抜かした。

なんと、そこにいたのは犬だった。
中くらいの大きさの犬だったのだ。

犬は追いつかれたと察したのか、医者に向くと、牙を見せて威嚇した。
医者は追う相手を間違えたのかと一瞬思案したが、
すぐに影の正体は間違いなく犬のものだと悟った。
犬の腹のなかから赤ん坊が鳴く声が聞こえたのだ。

医者は固まった。なぜ犬の腹から赤ん坊の泣き声がするのかと戦慄した。
この犬は赤ん坊を喰ったのか?
いや、しかし、食われているのであれば、なぜまだ赤ん坊は泣けるのだろうか?

そう思案しているうちに、犬は突然医者に飛びかかった
中くらいの犬だったが、力はものすごいものだった。
抵抗したが、全く歯が立たず、医者をは押し倒された。
そして、犬は涎をたらしながら、医者の顔をまじまじと見た。

医者は犬の顔から不気味なことに表情を読み取った。
それは軽蔑だったり、嘲りだったり、そういう見下したような表情だ。
そんな顔をする動物なんて人間以外に見たことがない。

押し付けられた犬の腹からはもごもごとなにがが蠢く気配があった。
医者はなんとか体を動かそうとしたが、
犬の力は凄まじなく、まったくだめだった。
犬は医者を眺めるのに飽きたのか、
口を大きく開けると、医者の首にかぶりつこうとした。

その瞬間である。突然、山の方から奇妙な音が聞こえた。

てぃーたった、てぃーたった、てぃった、てぃった、てぃーたった。

奇妙な打楽器のような音だ。

音が聞こえると、不思議なことに犬は医者に噛み付くのをやめた。
顔を上げ、音のがする方向をじっと見つめた。

てぃった、てぃった、てぃーたった。

音はだんだん近く。

しばらくすると、山の方向の道から、
何かを打ちつけながら、歩いてくる人の姿が見えた。
医者は暗闇のなか、さらに目を凝らして人影を見ようとしたが、
犬に足で首を押さえつけられた。

やってきた何者かが医者たちのそばまで来ると、
その者は楽器を演奏するのをやめた。
しばし沈黙が流れる。犬の腹からは未だに赤ん坊の泣き声がする。

堪え切れなくなったのか、犬は楽器を持った人にワンと鳴いた。
はじめて犬が声をあげたのだ。

はぁー。と細く長い溜息が聞こえた。
楽器の人が口を開く。男の声だ。
その人は関係がないじゃ?ならんどざらけるんだ?
犬は怒った風に再びワンと鳴いた。
男はてぃーんと楽器を一度鳴らした。そして
そないじゃあ、うちまたおわっとと、地獄へいけへんじゃ。
おとと叩いて考えてみ、それでいいんじゃ?
関係ないもんは関係ない。
そりゃじゃ?

と犬に言い、再びてぃっくと短く楽器を鳴らした。

犬はしばしうめき声をあげたが、
やがて医者は自分を押さえつける力が弱まるのを感じて、犬は彼の体の上から降りた。

楽器の男はええさまな、ええさまなと呟きつつ、
楽器を連打して山の方へと向かい歩き始める。
犬もつられるようにして、男の後ろについていく。

医者は起き上がり、土だらけのまま呆けたが、
楽器の男が視界から消えるすんでのところで正気を取り戻した。
医者は急いで男と犬を追いかけた。
心に恐れはあったが。それでも彼の正義感が彼を突き動かした。
あの犬の腹のなかには赤ちゃんがいるかもしれないのだ。

幸い男たちはかなりゆっくり進んでいたため、
山に少し入ったところで、医者は彼らに追いついた。
待て!と叫び、男たちの行く手を遮った。
無謀な行為といえようが、その時代の人間はみなどこか無謀気があるのだ。

それでも、男たちは医者を無視して進もうとするから、
医者は思わず、楽器の男の腕を掴んだ。
待てと言っている。その犬の腹のなかに赤ん坊がいる。そうだろ?といった。
男は楽器の演奏をやめ。再び細く長く、永遠にも続くと思わせる溜息をついた

あんた、ちほうじゃ?はよ、どけ。いぬがまた怒るうしゃ?なんどっとたすけんと。
男はそういった。
医者はそれに対して怒鳴りかえした。
人の命がかかってるんだぞ。早くたすけないと

男はわらった。
ちほう言え。いぬの喰った腹ん中はひとの子ちゃう。あれはいぬの子や。
医者はさらに強く男を引っ張った。
そんなわけあるか!この泣き声がいぬの泣き声に聞こえるか!

男が言った意味がわからないような言葉を聞いて、
すぅと、医者は頭が急に冴え渡っていくように感じた。
まるで、今まで脳みそに掛かっていた靄が取れた感覚だ。
まてよ。そもそもいぬの腹のなかに子供がいるって話自体おかしい。
そんなことは現実的に考えたらありえない。

自分はまるで親の仇のようにこの犬を追いかけ回した。
殺されかけたのに、それでも追いかけた。これも普通じゃない。
自分はあんまり運動が得意じゃないし、
ここまで息を苦しくして、これだけ長い道を無理やり走ったのもおかしい。
どうしてしまったというんだ。

楽器の男は急に血相を変える医者を見て、
ああ、と納得した風に頷いた。そして、あんたも厄介な道をもっちょうなぁ。
それやな業やないと、と言った。

そやなら厄介と、納得してもらわんことには、引き下がらんじゃ?
男は仕方ないという風にいうと、ぺたりと地面に座り込んだ。
医者はそれを見て、思わず一体どういうことだ。と呟いた
あんたはおめめ隠されたと。心に。
男はその呟きが聞こえたのか、そう答えた。

心に目を隠された? 医者は聞き返した。

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@rieriehappy
方言がハードで所々わからない。自分が残念

しゃーないから明日は普通に話させますか?
ばあさん、疑われすぎて草
では男の方言にフィルターかけます

医者のさらなる追及に、楽器の男は答えなかった。
代わりに犬を指差した。
あの犬の腹のなかにいる赤ん坊はあんたの考えた通り、
たしかに人間の女が生んだ子だ。
だが、人の子ではなく、この犬の子だ。
だから犬が連れて行こうとしても、それは仕方ないことなので、止めてはいけない。

この犬はただの犬ではない。運よく知恵をつけ、道行を積み、300年の間山の中で修行した。
山で迷った人がいれば下山までの道を案内して、病気で薬を探しにきた者には薬草を持っていき、
猛獣に襲われそうになった者には、我が身も顧みずに囮となって逃した。

動物の寿命は短い。修行してもせいぜい30年くらいだ。
だから犬は10回生まれ変わったことになる。
生まれ変わるたびに力のない子犬に戻ってまた最初から修行して、人助けをする。

この犬は山神でもないのに、その責務を全うした。
地元には人を助ける犬神伝説があり、犬を祀った祠すらある。
その甲斐あって、犬はあとはこの10回目の生まれ変わりを無事に終えれば、仙人になれた。

しかし、今回の生まれ変わりで問題が起きた。
10回目の生まれかわりをしたばかりで、まだ子犬だった犬は崖に誤って落ちた男を助けた。
男が死なないように薬草を持っていき、果物を持っていき、
最後には助けに来た村の人を誘導して男を見つけさせた。

男は恩返しがしたいと考え、子犬を捕まえて家に持ち帰った。
犬は行きたくなかった。人間と深く関わるのは修行に良くなかったのだ
だが、力がない子犬の状態だったので、無理やり村に連れ込まれた。

1:@cvtbcmEgcY:2018年3月24日
すいません。続きは明日の昼に

1:@cvtbcmEgcY:2018年5月11日
大人の都合のためおおっぴらに話せない話になりました

(※この話はここで終わっています)

イタチ

1:@cvtbcmEgcY:2018年10月3日
仕方なく預かったが、明日には死んでそう。
絶対人選ミス。
ちなみに死ぬのは私の方ね
囲っときますか。

焚書坑儒

1:@cvtbcmEgcY:2018年12月11日
なんか焚書坑儒について聞かれたり、
覇王別姫について聞かれたりしたが、なるほどfateね

焚書坑儒は始皇帝の残忍さをあらわすエピソードとして書かれるが、
あれは国家改革をしようとして、ちゃんと理由あっての出来事だよ。
それまでの中国は1人の大王いて、大王がまた別にたくさんの国と王を立てて、
大王は盟主みたいな立場だった。日本でいう幕府と地方大名がいる感じ。

大王のことを天子といって、ほかの王は諸侯と呼ばれたんだけど、
天子の国である周王朝の力が弱まると、諸侯たちは天子の言うこと聞かなくなり、
勝手に戦ったりほかの国を滅ぼしたりした。これが大陸の春秋戦国。
日本でも室町幕府がちからを弱めたら戦国時代になったから、そんな感じ。

で、始皇帝は天下を統一して後、この天子と諸侯制度を廃止しようとした。
天子の国がずっと強いと言う保証はないため、
沢山の諸侯がいたらいつかは取って代わられてしまう。
ほならね、諸侯なんて無くして、一つだけの国にして、
権利を全て皇帝が握る握るようにすれば、国は安泰だなと考えた。

それで中央集権やろうとしたんだが、そこで邪魔になるのが儒教だ。
儒教の当事の中心思想は、天子が諸侯を治める昔は良かったなぁという懐古で、
戦国以前の時代に中国を戻したかった。
例えが悪いが、つまり、昭和は良かったなぁと言う人たちが、
世の中を昭和に戻そう!と主張していた。

始皇帝が滅ぼした国を復活させ、
今度は秦が天子になろうよ!と儒教はまくし立てて、
中央集権国家を作る邪魔をひたすらした。
彼らは沢山の人が反対するよう扇動して、デモとかやりまくった。
赤信号みんなで渡れば怖くないみたいな考えで、なるべく仲間たちを連れてね。
今のフランスみたいな感じ

そして、キレた始皇帝が予想外の行動に出た。
それが焚書坑儒。
天子と諸侯の制度がいい!と書いた本を燃やして、
そう主張した者は全員生き埋めにして殺した。
つまり、今のフランスでデモしている人たちをひたすら捕まえて処刑しまくった感じ。

その結果、なんとか秦という巨大帝国を作り上げだ。
まぁ、やりすぎたから二代で滅んだが…
後、メイン狙いではないだろうが、
当事の中国はには言葉と文字が七種類あった。
始皇帝はこれも統一し、一種類にまとめたかった。
じゃないと当事の学生はみんな7カ国勉強したりしないといけないし、
国の統治に支障が出るからね。

だから、ほかの国の言葉で書いた本が邪魔になるため、すべて燃やした。
ちなみに、ちゃんと秦の言葉で移しを作って、ちゃんと保管していたらしいが、
項羽が都を攻め落としたあと、全部燃やした。
秦のものはすべて悪!だから燃やす壊す!
とかしてたらしいが、項羽がバーサーカーなのは納得

地方の仕事の話

1:@cvtbcmEgcY:2019年1月30日
お仕事で地方行くと、マジで頭おかしい人の沢山いるからな。
妖怪より妖怪じみてる。

Aの家とBの家はお互いの家の土地の問題で揉めていた。
両家の間には塀が無かったんだが、
Bの家の盆栽が毎日少しずつAの家の敷地内に入っていく。
Aの家は当然Bの家の仕業と考えて、
問い詰めたがB家はやってないの一点張り。

怒ったA家の主人が夜中張り込みしたり、
ビデオとっても現場を押さえれなくて、
盆栽はやっぱりじりじり敷地内に入ってくる。
で、B家はマジで身に覚えがなくて、
うちに話が回ってきて、調べたら、
盆栽こそこそ動かしてたのはA家のおばあちゃんだった。
理由は綺麗な盆栽だから自分の物にしたかった。
土地絡みの嫌がらせとか全く関係なの

で、両家の家の間についに塀が出来るんだが、盆栽が消えるの。
B家はA家のおばあちゃんが盗んだと考えて怒る。
でもA家のおばあちゃんやその家族誰も盗んでないと主張する。

どうなったか気になるでしょ?

教えなーい
ねる

落ちは簡単で、B家の奥さんが間違って盆栽割って、
隠したら、他の人たちがA家のせいにした

統計の信頼性の問題:武器軟

1:@cvtbcmEgcY:2019年3月30日
統計の信頼性の問題は、武器軟膏の話が分かりやすいよな
武器軟膏というのは中世ヨーロッパで実際に行われた医療で、
武器で怪我した場合は、怪我した人体部位ではなく、
怪我させた武器に軟膏を塗ることで、傷の治りが早くなるというもの

今の人が聞いたら笑うかもしれないが、
当時では最新鋭の科学に基づいた医療手段だった。
原理は磁石が北を向くのと一緒で、鉱物で出来たものにはある種の力場があり、
武器と傷の間にも目に見えない力場による繋がりがあるため、
武器に薬を塗ることで、傷の治りを早くする。

で、その証拠が統計だった。
とある医者がたくさんの人を集め、二つのグループに分けて、
両方の人たちに同じ武器で傷をつけた。
そして、片方のグループは従来の通常の医療。
もう片方のグループは最新の武器軟膏治療を行った。
結果は何と、武器軟膏グループの方が傷の治りがかなり早かった

ここでポイントになるのが「従来の医療」だ。
この医療は傷に植物の灰をつけたり、おしっこをかけたり、
牛の糞を乾かしたものをつけるなど、迷信めいたもので、
今から見ると単なる不潔だった。
その結果、傷に「何もしない」武器軟膏治療の方が傷の治りが早くなった。

結局、武器軟膏効果なしと判明するのは
それから200年かかった。

1:@cvtbcmEgcY:2020年2月27日
今更だが、妖怪退治スレは洒落怖てもオカ板でもなく、びっぷらなんですよね…

自分について

1:@cvtbcmEgcY:1月12日
私に人間性を期待している方には大変申し訳ないのですが、
そもそも私は元ネラーなわけなので、
ネラー男に当てはまるような大抵な悪い特徴はあてはまりますよ。
女性に対して少し偏見があるだとか、偏った政治思想だとか、
気持ち悪い自己肯定とか。

強いて自己弁解するのであれば、
それは私自身の世界観の狭さや知識不足、
世間知らずな点から来るもので、悪意があるわけではありません。
そのため、もし発言で誰かを傷つけてしまったら、
大変申し訳ないと思っておりますし、滝に打たれてきます。

例えば異性関係については、
経歴的に思春期の中学高校で同年齢の異性と触れ合う機会が極端に少ない結果、
フィクションの世界を通して女性に対して激しい幻想を抱くも、
現実とは落差が存在し、それで勝手に幻滅して、
アンチ気味に至るといった調子です。

自身では事実関係を理解しておりますが、
それと自分の言動を客観的に制御できるかは別問題なので…重ね重ね謝罪申し上げます。

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