後味の悪い話

【後味の悪い話】宮部みゆき『荒神(こうしん)』

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※ネタバレ注意

679: 本当にあった怖い名無し 2021/05/06(木) 02:23:27.56ID:aE5ZbQyP0
宮部みゆきの荒神(こうしん)という小説

舞台は日本。
戦国時代、とある国はAとBという二つの地域に別れていた。
Bの方が立場が強くて、Aは蔑まれて虐げられていた。
要はAはいじめられっ子でBはイジメっ子。
関ヶ原の戦いが起きた際、Bが西軍に付いたのに対し、
Aは大博打を打ってBを裏切って東軍に付いた。
そして東軍が勝利したことにより、勝ち馬に乗れたAはA藩として独立することが出来た。

しかし、負けたBもB藩として存続することになる。
こうして、裏切った元いじめられっ子のA藩と、裏切られたイジメっ子のB藩が隣り合うという、なんとも気まずい状況に。

それから百年が経ち、時は元禄。
突如としてA藩の敷地内に巨大でグロテスクな謎の怪物が出現し、殺戮を始める。
この「土御門(つちみかど)」と呼ばれる怪物に立ち向かうべく、
主人公(めっちゃ心優しい女性)達は逃げ惑いながらも土御門の正体を探っていくのだが……。

最終的に明らかになった土御門の正体とは、「呪術」によって造り出された生物兵器のような存在であった。
一体誰が、なんの目的でこんな恐ろしい怪物を造ったのか?
なんと、それは百年前のA藩の人々であった。
百年前の関ヶ原の戦いの後、当時のA藩の人々は、武力で勝るB藩からの報復を恐れた。
そして「A藩を護りたい」という想いから、何人もの生け贄を捧げることによって土御門を造り出したのだ。

実は主人公は土御門を造り出した呪術師の血筋だった。
主人公の兄は野心家な上に幼い頃にB藩から迫害された事を根に持っていた。
そのため、兄はB藩への復讐を果たすために、土御門を沈静化することによって
制御して手中に納めようと考え、土御門に生け贄を捧げようとする。

主人公はそれを止めようとし、生け贄に成り代わって土御門に食べられようとする。
兄は「愛する妹を食われてたまるかー!」と、妹を守るために土御門に戦いを挑み、無事死亡。
そのまま主人公もペロッと土御門に食われるが、
呪術の力によって土御門の肉体を乗っ取ることに成功。

土御門と化した主人公は「コロシテ・・・コロシテクレメンス・・・」と、
逃亡中に出会って互いに惹かれ合っていた意中のお侍様に涙ながらのアイコンタクトを送る。
お侍様は主人公の意志を汲み、彼もまた涙を流しながら、土御門を切り捨てるのであった。

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