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604: 本当にあった怖い名無し:2007/06/21(木) 23:16:08 ID:PhEos7rqO
ガイシュツだったらごめん。ホラーゲーム零シリーズの2作目「零~赤い蝶~」
主人公は双子の姉妹。二人とも霊感が強い(姉の方がより強い)
二人が幼い頃、森の中で遊んでいるときに、姉が足を滑らせ崖から転落。以来足が悪い。
妹はそれを自分のせいだと思い、依存する姉といつまでも一緒にいると決心している。
ある日、森の中で姉は赤い蝶を見つけ、追いかけていってしまう。
追い掛ける妹。二人がたどり着いたのは皆神村という地図から消された村だった。
そこでは災厄を封じるために、双子の下が上を殺すという儀式を行っていた。
しかし、ある時代の双子の姉妹八重・紗重が逃げ出したために儀式は失敗。
前の代の儀式の弟・樹月に助言を受け、八重は村に来た民族学者と駆け落ち。紗重も一緒に逃げる。
しかし紗重(姉)は捕まってしまい、一人で儀式をし、悪霊となり村人を皆殺しにする。
殺され、悪霊となった村人たちは双子を代わりに儀式をしようと襲い掛かってくる。
これを射影機というカメラで撮って退治していく+儀式や伝承の謎を解いていくゲーム。
樹月は幽霊だけどアドバイスキャラ的な役割で出てくる。
妹を八重と勘違いしているが、双子をどうにか村から出してやろうとする。
最後姉に紗重が取り付いて、それを倒すとエンディング。
で、エンディングが1周目と2周目で違うんだけど、それがどちらも後味悪い。
605: 赤い蝶1周目:2007/06/21(木) 23:19:48 ID:PhEos7rqO
ラスボス紗重を倒した妹。
しかし儀式をしようとする村人の霊たちに捕まってしまう。
儀式の行われる、大きな深い穴の前に立つ姉。
「いつも一緒だと思ってたけど、いつまでも一緒にはいられない……殺して」
神官が杓丈を鳴らすなか、妹は姉の首を絞める。
姉が動かなくなり、手を離すと首には赤い蝶のような、手の痕が付いていた。
呆然とする妹。神官によって姉は穴の中に放り込まれる。
喜ぶ村人たちの中で妹は錯乱状態。すると穴の中から赤い蝶が飛んでいく。
「お姉ちゃん、お姉ちゃん」と呼びながら追い掛ける妹。
もう少しで触れられる、というところで蝶は妹の手をかわす。
今までの儀式の犠牲になった無数の赤い蝶と共に飛んでいく姉の蝶。
そして長い夜が開ける。
エンディングロールの後、湖のそばのベンチに座っている妹。
その首には赤い蝶の痕。
「ずっと、一緒だからね」という妹の台詞でエンド。
606:赤い蝶2周目:2007/06/21(木) 23:25:36 ID:PhEos7rqO
2周目は姉が死なないということで、ハッピーエンドかと思ったらさらに後味悪い。
ラスボス紗重を倒した妹。
姉の体から紗重が抜け出し、二人は一緒に穴に落ちそうになる。
すんでの所で姉の手を掴む妹。ほっとしたところで、樹月の声が聞こえる。
「八重、下を見ちゃ駄目だ」
ふと妹は姉の向こうの穴を見てしまう。
そこにはかつて儀式で死んでいった無数の魂がうごめいていた…
「それからどうやって村をでたのかは覚えていません」というナレーションの後、
一周目の最後と同じ湖のそばで、こんどは双子二人でベンチに座っている。
姉が「そろそろ行こうか」と話し掛けた妹は、目に包帯を巻いていた(失明)
最後一瞬だけ写る姉の表情は微笑んでいた。
「ずっと、一緒だからね」という姉の言葉でエンド。
何しても報われない妹が可哀相すぎる。
さんざん姉に依存され振り回されて結局これかと。
ちなみに3作目が1作目と赤い蝶の一周目エンディングとリンクしてるんだけど、
そこで妹は鬱のようになって、この事件に心を捕われたまま…ということになってる。
607: 本当にあった怖い名無し:2007/06/21(木) 23:35:52 ID:idJT2ubv0
>>606
乙。
赤い蝶はここで何度か挙げられたけど、読むたびに
「苦労してクリアしたのにこれかよ」と思わされる。