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712: 本当にあった怖い名無し 2019/09/07(土) 16:01:13.47ID:8nvbv7OE0
話というか歌「Step it out Mary」
求婚者
あなたの娘、黄金の髪を持つメアリーに求婚に来た
私は金銀を持っている、比類なき品々を
彼女のために絹や繻子を買い求めよう、黄金の指輪をその手にささげよう
彼女は屋敷の主となり、召使に命令する身となる
娘
あなたの金銀も、あなたの家や土地も欲しくはありません
私の手には一緒になると決めた兵士の約束があるのです
父
娘よ、おまえは私の命令に従うだろう
日曜日に花嫁衣裳を着て結婚するんだ
出ていくがいいメアリー、私のかわいい娘
出ていくがいいメアリー、できるものなら
出ていくがいいメアリー、私のかわいい娘
田舎男に脚を見せるがいい
キルゴリーの谷の深い水、彼女の結婚する日の真夜中に
彼女は兵士とともに沈んだ
田舎家からは音楽が聞こえ、彼女の父親がこう言っているのが聞こえる
「出ていくがいいメアリー、かわいい娘よ、日曜日はおまえの結婚式だ」
713: 本当にあった怖い名無し 2019/09/07(土) 17:13:48.43ID:UvodirajO
外国の歌だろうが、日本の江戸時代の心中物浄瑠璃にもありそうなテーマだねぇ
714: 本当にあった怖い名無し 2019/09/07(土) 18:26:38.05ID:8nvbv7OE0
アイルランド民謡だよ
あと「ジョニーは戦場へ行った」の元ネタになったアイルランド民謡
「Johnny, I hardly knew ye.」も映画ほどじゃないけど後味が悪い
救いはあるけど
あの優しい両目はどこへ?
私の心を奪ったときの両目は?
なぜ私と子どもを置いていったの?
あなたは敵に殺されるところだった
ああいとしい人、あなたはおぞましい姿をしてる
ジョニー、あなただとわからなかった
駆ける両脚はどこへ?
銃を携えて行ってしまった日にはあったはず
あなたと踊った日々もあったはずなのに
あなたには両腕も両脚もなくて
腕も骨も何もない卵のよう
これからは椀を抱えて物乞いするほかない
でも帰ってきたあなたに会えて嬉しい
あなたが家に帰ってきてくれて幸せ
セイロン島から帰ってくる人たちは
肉を持つ人よりも骨になった人がずっと多いから
715: 本当にあった怖い名無し 2019/09/07(土) 18:29:35.00ID:UvodirajO
なかなかおもしろいね
ありがとう
716: 本当にあった怖い名無し 2019/09/07(土) 19:56:53.90ID:JMvVK0ou0
>>714
ググったら、Step it out Mary の方は
アイルランド人の伝統音楽家Sean McCarthy (1923-1990)作詞作曲(1955年?)
となっていたけど、元となる民謡があるんだろうか?
戦地へ赴いた夫や息子を待つ歌 or 外地から郷里の恋人を想う歌って
スコットランド民謡でも結構あるよね。
釣鐘草(Blue Bells)とか、ダニー・ボーイ(明示はされてないけど暗示的な情景描写的に)とか、
マイ・ボニー(表面的な恋人(息子?)の帰りを待つ歌詞を隠れ蓑にチャールズ3世の復位を願う政治風刺歌とも云われるが)とか
アニー・ローリー(直接は戦争関連の歌詞ではないが、戦災遺族への慈善活動で歌集が出され
故郷に大切な人を残して来た兵士達の愛唱歌になった)とか。
大英帝国の栄光の裏側――とも思うが、イングランド自体の民謡には
あんまりこの手ので有名な歌を知らない。
スカボロー・フェアあたりは、サイモン&ガーファンクルの影響で反戦歌のイメージあるけど
本歌自体は道すがら妖精というか魑魅魍魎の類?に話しかけられて
魔除けのハーブの名前を羅列してかわしているる感じのようだし…。