後味の悪い話

【後味の悪い話】ブルーフレンド

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79:ブルーフレンド1/2:2006/11/01(水) 03:35:36 ID:hIKIfA/00
主人公・神岡綾人はラーゼフォンという大型ロボットに乗り、ドームという兵器を操る
ムーリアンという種で構成される組織・MUと戦っている
ムーリアンは人間と同じ姿をしているが、彼らは血が青いという違いがある

本編は主人公の友人・浩子の救出と二人の逃避行で始まり、対MU組織・TERRAから
逃げ出した二人は隠れるようにビジネスホテルで暮らしていた
しかし浩子は敵対するムーリアンの一人であり、主人公はそのことを知らない
いつ言い出そうか迷っているうちにMUから来たドームが町を襲撃し、浩子たちが居る
ビジネスホテルも危険に晒される
それを見た綾人は「浩子を守る」とドームに立ち向かう決心を持つ

「伝えなきゃいけないことがあるの」「まだ話したいことがあるの」と必死にすがりつく浩子に
優しい微笑を返し、綾人はラーゼフォンと共にドームの元へ
しかしドームの様子がおかしい
歌声のような音波を通じて町の家電製品にアクセスし、コミュニケーションを計ってきた
「コンニチワ」「ゲンキデスカ」「コマッテイマス」「タスケテクダサイ」

この異変に町民も動揺を隠せず、町からはどよめきが起こる
しかし綾人は異変に気づかず、ドームへの抵抗を始める。ドームもラーゼフォンへの
攻撃を開始し、戦闘が始まった
場面が変わってビジネスホテルの浩子。自分と同じ姿の幻影に抱かれながらも、必死で
ノートにメッセージを書き続けている
「伝えなきゃ…アヤトくんに伝えなきゃ…」

家電製品や電光掲示板、町の明かりを通じてドームからのメッセージが町に
広がっていくが小さすぎたり、大きすぎて綾人は気づけない
メッセージでは停戦を求めるドームだが、言葉とは裏腹にラーゼフォンへの
攻撃を更に激しくし、ついには追い詰め、トドメを刺そうとする

80:ブルーフレンド2/2:2006/11/01(水) 03:37:50 ID:hIKIfA/00
しかしラーゼフォンは浩子を守りたいという綾人の思いと同調し、覚醒
強力な音波攻撃を放ちドームを吹き飛ばし、同時にビジネスホテルの浩子も
同調するように吹っ飛ばされる
ドームの操縦者は浩子であり、彼女は自分の意志とは無関係に戦わされていた
(ドームは遠隔操作で、彼女に抱きついている幻影が戦わせているっぽい)

それを知らない綾人は更に強力な音波を放ちドームを更に吹き飛ばす
吹き飛ばされ、白煙を巻き上げるドームの周りからは「イタイ」というメッセージが
町の明かりを使って波紋のように広がる

「コンナコトシタクナイ」「ホントノコトガイイタイ」「モットハナシガシタイ」
それでも浩子はメッセージを送り続け、綾人に気づいてもらえるようにするが
綾人は気づかず、ドームの左手を粉砕
遠くの浩子の左手も血を吹き上げながらグシャリと折れた
片腕が折れても浩子はメッセージを書き続け、電光掲示板には文字がまた流れた
「ダイスキダヨ」
ビジネスホテルで青い血にまみれた浩子が優しく微笑み、何かをつぶやく

その瞬間、ラーゼフォンの手がドームを貫いた
ドームと同調していた浩子の体もくの字に曲がり、背中から血が噴出す
ようやく止めを刺し息を荒げる綾人の横から光が当たり、何気なく綾人が光の方を
見ると、そこにはビルの窓の光で書かれた浩子からのメッセージ
「アヤトクン」
目を見開き、全てを悟る綾人。しかし貫かれたドームは爆発し、青い血の煙を
あげながら消滅した
最後の音波が町に広がり、町の明かりが最後のメッセージを描く
「サヨナラ」
戦いが終わり静かになったビジネスホテルの中、青い血にまみれた浩子は
横たわり、そのまま動かなかった

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