後味の悪い話

【後味の悪い話】ゴーストオブツシマ「雪国の村の話」

695: 本当にあった怖い名無し2020/09/19(土) 01:17:46.57ID:d3oGTTiC0
ゴーストオブ対魔忍アサギの雪国の村の話
主人公は異国の侵略者の魔の手から民を助けながら旅をしている侍
「北方の雪国の村の村人たちの様子がおかしい」という風の噂を耳にし、その村を訪れる
村で聞き込みを始めてみると、なるほど確かに村人たちの様子はおかしい
村人全員が何かに怯えているかの様なのだが、「何も問題は無い」と取り繕って誤魔化すのだ

何か有ると睨んだ主人公は密かに村を調査し、争った痕跡や、拘束具、他殺死体、そして極めつけには隠されていた死体の山を発見する
さらに主人公は村の外へと続く足跡を発見し、それを辿って森の奥へと進んでいき、小さな集落へと辿り着く
そこでは異国の侵略者たちが捕らえた女たちを奴隷にしているではないか
主人公は侵略者たちを切り捨てて女たちを救出する
女たちから話を聞いてみると、恐ろしい事実が明らかになる
あの雪の村にいた村人たち(全員男だった)は、自分たちの命惜しさに、村の女たちを侵略者に差し出していたのだ
女たちを守ろうと侵略者に逆らおうとした男たちもいたが、彼らは全員、村長率いる保身派の男たちによって皆殺しにされ、その死体は隠されて山積みにされた
つまり、今あの村に残っている男たちは全員が、保身のために同胞を殺して女房や娘を売り飛ばした「痴れ者」なのだ

この話を聞いて主人公は怒り心頭。あの村に戻ると、村人全員を呼び出して一ヶ所に集めると、厳しい処罰を与えようとする
すると村長が物申す
「では、我々はどうすれば良かったのですか?我々は戦う術など持たないただの村人に過ぎません。抗えば皆殺しにされていたでしょう。
 女たちを差し出す決定を下したのは村長であるこの私です。どうしてもこの村の者を罰したいのであれば、どうか私一人だけを斬ってください。全ての責任は私に有ります」
主人公は村長の申し出を聞き入れ、村長一人を斬り殺す。村人たちは蜘蛛の子を散らすように逃げ去っていく
主人公「どこへでも行け!痴れ者ども!」

(村長を全肯定するわけではないが、言いたいことは分からなくもない。確かに、圧倒的な外敵を前にどうしろと言うのか。
最後は1人で村人たちの罪を背負って自己犠牲で処刑されたことといい、村長は本来なら悪人ではなかったのでなはいだろうか?
と個人的にはモヤモヤした)

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