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903: 本当にあった怖い名無し:2007/09/09(日) 16:39:46 ID:rWfrp31C0
北米の話だけど、虐めで自殺した少女の母親と、虐めの主犯だった少女の
事件後数年間を綴ったドキュメンタリーが後味悪かった。
学校での虐めを苦にして橋から飛び降り自殺する少女A。
Aの遺書に名前を書かれていた虐めの主犯格の少女B。
Bが告訴されたか、法的処罰を受けたか、等の詳細は覚えていない。
ともかく事件後しばらくしてから、ニュースか何かの番組でAの母親とBが対面する。
Aの母親が「私は貴方を許します。娘の分まで幸せになってほしい」
的な事を言い、BはAに抱きついて号泣するという、感動的な場面が流される。
感動的ではあるのだけど、なんか聞いていてものすごくにょもった。
この母親のインタビューを聞いている間、にょもり続けていた。
なんていうか奇麗な絵空事ばかりを聞かされている感じで、
本当に現実が見えているのか?と違和感を覚えるんだな。
案の定、ドキュメンタリーが進んでいくと、
この母親とBとの和解が一時的なものだったのが判明する。
B曰く、もうAの母親につき合わされるのは御免だという。
Aの母親はただ注目を浴びたいだけで、あちこちの講演会に自分を引き出し、
その度に公衆の面前で私を謝らせては悦に入っているだけだ、と。
このBもなんかアレだなとは思うけれども、Bの言い分も理解は出来た。
つまりAの母親に対して覚えていた違和感は、言葉は悪いが、
娘の自殺すらダシにしてけなげな悲劇の主人公ぶっている
母親の態度にだったんだな、と。「娘を自殺に追いやった相手を許し、
のみならずその将来を憂えることができる私って、なんて素敵」みたいな。
なんかこのファンタジーな世界観の母親の影響を受けていたAが
虐められていたということに、妙に納得してしまったのを覚えている。
904: 本当にあった怖い名無し:2007/09/09(日) 16:43:12 ID:eq/L1+5U0
>>903
むしろ、母親による周到な復讐という気がする
910: 本当にあった怖い名無し:2007/09/09(日) 17:10:59 ID:rWfrp31C0
>>904
その解釈のほうが、このスレ的にはあってるかもw
無意識レベルでのそういう心の働きはあったかもな。
自分が見た限りでは母親の「わたしってなんてけなげ」
と酔いしれている感のほうが強かったが。
ちなみにBは将来NYで弁護士になりたいんだそうだ。