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139: 本当にあった怖い名無し 2013/01/21(月) 21:45:35.83 ID:7WGTCzg00
最近知ったんだがカイコ蛾の生態が、うわぁ・・ってなった。
カイコは地球上物唯一の、完全家畜化が完了した野生回帰が不可能な生物。つまり人間が居なければ、即絶滅する種族。
幼虫は脚力が退化してしまって、主食の桑に自力で掴まることも出来ず野に放たれれば地面に落下し、死ぬか捕食されるだけ。
奇跡的に生き延びても、人間の用意した柵無しではまともな繭を形成出来ず変態不可。
さらに天文学的な奇跡があって成体になっても、成体の蛾には飛行能力が無く
生物が本能的に備えてる警戒心すら退化しているので、交尾前に100%死ぬか捕食される。
他の家畜の牛とかが、時間をかければ野生に戻って人間など不要になるのに、もはや遺伝子レベルで家畜化してるのがカイコ。
ちなみに植物では、代表的なモノだと事情は違えどマンゴーが人類と共倒れする種族。
マンゴーの種は硬い殻に覆われ、そのまま植えても発芽しない。動物に実が食われ、体内で殻が消化・排出されて発芽できるが
肝心のマンゴーを捕食する動物(大型の哺乳類)が絶滅したため、人間が栽培しないと絶滅する。
144: 本当にあった怖い名無し 2013/01/21(月) 23:44:36.90 ID:19Bcey080
>>139
蚕が自らの生存能力を退化させてまで
人間の家畜と化したのは蚕(というよりカイコガ)の
「種の存続」の手段としての究極の進化の結果だったかも知れないよ。
少なくとも、他のチョウ目の昆虫が
卵→数齢の脱皮→蛹→成体→産卵までのいずれか段階で大多数が
淘汰される運命なのに対して、蚕は逆に一切外敵の脅威もなく
人間が蚕に利用価値を生じている間は、絶対に絶滅の心配もなく
一定数の種が存続が約束される事になるから
逆に、乱獲や環境の変化で絶滅の憂き目にあった
多くの絶滅種を思えば、蚕の作戦勝ちとも言えるかも。
140: 本当にあった怖い名無し 2013/01/21(月) 22:52:07.72 ID:S8QIXJSu0
人間ってありとあらゆる生命を犠牲にして成立してるからね
とかいってみた
141: 本当にあった怖い名無し 2013/01/21(月) 23:09:39.85 ID:MkUjNpNzO
バニラの花も、人間が受粉させてやらないとバニラビーンズにならないんだよな、確か。
この場合、ハチが絶滅だが激減だかしたせいだけど。
146:本当にあった怖い名無し:2013/01/22(火) 00:12:33.20 ID:KGWvXXYzO
キャベツも本来、丸まった葉っぱが光合成に不向きなのだが
人間に栽培される事で生き永らえる道を選んだそうだ…
145: 本当にあった怖い名無し 2013/01/21(月) 23:56:22.71 ID:y3A+AzDF0
犬にも同じ事感じてた。
人間が手を加えているとは言え、
遺伝子があんなに短期間で変化するのは本来ありえないらしい。
人間の都合のいい姿にどんどん変えられて行くのが犬の遺伝子の戦略かと。
とはいえ、フレンチブルのような、脆弱な犬種には戦慄する。
147: 本当にあった怖い名無し 2013/01/22(火) 00:16:13.70 ID:ijp3ZSqd0
>>145
ロシアのキツネ使った遺伝子の実験を思い出した
たくさんのキツネを用意しておいてその中から人懐っこいキツネを配合させていくと、
だんだん犬のような特徴を持ったキツネになっていくんだと
152: 本当にあった怖い名無し 2013/01/22(火) 12:40:13.61 ID:PfJjJsi50
蚕って飼育員に寄って来るらしいね
そう思うとちょっと可愛い…のかな
156:本当にあった怖い名無し:2013/01/22(火) 14:52:04.48 ID:VxJvMsVlO
故郷は養蚕やってた家が多かったから、カイコはどうしても「お蚕様」と呼んでしまうなあ。
名前に「様」をつける虫なんて他に無いでしょ、あの虫に生活支えてもらってたんだし。
蚕室は家の中でも良い場所に作ったし、粗末に扱えば叱られたよ。
イモ虫苦手だけどお蚕様は平気だ、糸を取ったあとも美味しくいただけるし。
158:本当にあった怖い名無し:2013/01/22(火) 15:26:25.55 ID:A1FGdcld0
>>156
食べるの!?
161:本当にあった怖い名無し:2013/01/22(火) 16:54:59.97 ID:SHrwBpw60
>>158
糸をとるために繭を茹でるんだけど、中のさなぎも
茹で上がるからおやつに食べるらしい。
ぉぇ。
製糸工場の女工の悲劇を描いた「ああ野麦峠」でも、
腹すかせ過ぎた女工さんがさなぎくすねて食ってたな。