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240本当にあった怖い名無し2022/01/06(木) 16:35:59.56ID:oeZCEXJl0>>241
漫画『神のまにまに』
江戸時代。主人公は信仰深い善良な人々が暮らす村で生まれ育った
しかしある時から干魃が始まって飢饉が起きた
村人達は一心に神に祈り続けた
だが雨が降る気配は無く、とうとう主人公の母も倒れてしまう
「こんなに祈っているのに、どうして神様は願いを叶えてくれないのだ?」「もしかして、祈る神が違ったのか?」
主人公は思い出した。村の外れに、何の神を奉っているのか分からないが、小さな祠が有ったことを
主人公は祠へと駆け、祈った。「雨を降らせてほしい。飢える者のいない地にしてほしい」
すると主人公の目の前に不思議な若者が現れる
若者は「神」と名乗り、主人公の願いを全て叶えてやると言った
感涙する主人公
だが、次の瞬間、神はこう言った
「とでも思ったか?阿呆が。誰がお前の願いなど叶えるか」
主人公は呆気にとられ、「じゃあ、どうして姿を現したのですか?」と問う
神は「その、お前の絶望した顔が見たかったからだ」と答え、嘲笑った
冷めきった主人公は、「お前、神じゃないだろ」と罵る。
「神じゃないから、雨も降らせられないし、人を救うことも出来ないんだろ?」
この言葉に神は怒り、忽然と姿を消す
そして雨が降り始めた
歓喜する主人公。「悪口を言ってすまなかった、神様!」
すると神が血塗れの姿で戻って来て、その手には村人達の生首が握られていた
「ほら、お前の願い通り、雨をふらせ、村人を皆殺しにして
『飢える者のいない地』にもしてやったぞ」
主人公が自宅へと駆け戻ると、家族が皆殺しにされていた
そこへ神も追ってきて、こう言う
「お前の処遇を決めあぐねている。飢える者のいない地にする以上、お前のことも殺さなけれぱならないのだが、それでは芸が無い・・・。そうだ!こういう結末にしよう!」
神は主人公の家族の遺体を指差すと
「ほら、そこに“肉”が有るぞ。その肉を食べれば良い。これで、飢える者のいない地になったな」
神が去り、一人残された主人公は、誰の死肉を食べることもなく、全ての村人を埋葬した
そして墓の前で呆然と死を待ち続けたが、いつまで経っても死ねない
気がつけば自らと「祟り神」となってしまっていたのだ
241本当にあった怖い名無し2022/01/06(木) 22:04:09.91ID:NYWygIs40
>>240
後味も胸糞も悪すぎる
スレタイど真ん中の話ありがとう
https://shonenjumpplus.com/episode/3269754496419328851