後味の悪い話

【後味の悪い話】魔夜峰央「パタリロ!」

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51:1/2@\(^o^)/:2015/01/25(日) 16:30:52.78 ID:8NCMkme5O.net
魔夜峰央「パタリロ!」から

パタリロ…マリネラ王国の王。10歳の天才少年。つぶれ饅頭。
バンコラン…MI6の敏腕少佐。美少年キラー。念のために書いておくが、男。
マライヒ…バンコランの愛人の美少年。元殺し屋。

バンコランの元に、恩人からパーティーの招待状が届いた。
仕事がたてこんでいるからと渋るバンコランだが、マライヒが貴方は働きすぎだからたまには休暇をとってもいいと思う、と気遣い、冬の○○地方は素敵でしょうね、行ってみたいなあ…と可愛く甘えるので、招待を受ける。

恩人は元将軍で、引退後は気候の穏やかな○○地方に隠遁生活を送っていた。
「閣下、ご無沙汰しております。これは私の助手のマライヒです」
「私の前で取り繕ろわんでいい、ミストレスじゃろう。噂は聞こえておるよ」

パーティーにはなぜかパタリロがいた。
ダイヤモンド産出国マリネラの若き国王、というバンコランからの紹介で、性根を知らない客はパタリロをちやほやする。またパタリロも、10歳とは思えないウイットに富んだ会話で客を虜にする。
(バンコランは、パタリロが「初めましてボンレス王国のハム王子です」とふざけるのでしょうがなく正式に紹介した)

客の中には低身長症の紳士がいた。
表向きにはちゃんとした仕事を持っているが某国の大物スパイなのは間違いない人物で、用心深くなかなか尻尾をつかませないので取り調べができずにいる。

将軍は、新鮮な空気を吸ってくると断って庭に出た。
しばらくして、さっき将軍が庭に出たけど戻るのが遅い、と心配して庭に出たマライヒが、東屋で将軍の死体を発見した。
うつ伏せに倒れ、背中に刺し傷があるが凶器はない。
積もった雪には、将軍とマライヒ二人ぶんの足跡しかない。密室殺人。

客の勝手な推理と、マライヒの
「何かトリックがあるはず…何かを見落とした気がするんだ」
という言葉を聞いたパタリロは、低身長症の紳士に飛びかかる。
「バンコラン!こいつが一番小さくて軽い!将軍の足跡を踏んでこっそり東屋に行って、将軍を刺してからまた足跡を踏んで戻ったんだ!」
よろけた紳士のポケットから、血のついたナイフが落ちた。

52:2/2@\(^o^)/:2015/01/25(日) 16:32:31.25 ID:8NCMkme5O.net
よかったね犯人がわかって。ついでにスパイ容疑で取り調べができるね。と慰めるマライヒを、バンコランは問い詰める。
「あいつが落としたナイフはお前がいつも持っていたナイフによく似ている。お前のナイフを出せ」
「ないよ。僕が将軍を刺したから。おっと、拳銃を抜くのは待って」

「僕が様子を見に行ったとき、将軍はもう冷たくなっていたんだ。きっと心臓発作だね、お年だったもの。だから僕は将軍を刺してナイフを隠し、みんなが騒いでいる隙にあの男のポケットにナイフを忍ばせたんだ」
「パタリロが勝手に推理してくれて助かったよ、僕が貴方の推理を手助けするはずだったけど。別件逮捕できてよかったじゃない」
マライヒが可愛く甘えるので、バンコランは何もできなかった。

死体損壊だし、国家のためとはいえ別件逮捕だし。やっぱり元アウトローなんだな、と。

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