後味の悪い話

【後味の悪い話】自分のクローン

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408: 本当にあった怖い名無し 2012/06/18(月) 10:36:06.01 ID:H1S5K38v0
うろ覚えなので、細部が間違ってるかもだけど。

近未来の日本。
主人公の男性は目覚めると、見知らぬ病室に居た。
自分が誰なのか、ここが何処なのか全く記憶がなく、混乱するが
直ぐに医者が来て説明を始める。
「あなたはコールドスリープで20年眠っていました。
20年前、あなたは当時の技術では治療出来ない
大病を患ってしまった為、治療法が見つかるまで
コールドスリープで眠っていたのですよ。
そして晴れて治療法が見つかったので、こうして
コールドスリープから目覚めたのです」と

記憶が無いため釈然としないが、
言われるまま病室で休むことにする。
数日後、自分にそっくりな男性を見かける。
一体どういう事なのかと病院内を調べると
ある部屋で身体にナンバーの入った
自分のクローンが何体も作られているのを発見する。

医者にどういう事なのかと詰め寄ると、
治療とはクローンを作り、そこから移植をする事なのが分かる。
何体もクローンを作り、一番出来の良い物を移植に使う。
クローンは移植をする為死んでしまうが、治療なのでしょうがないと言われる。
病院で見かけたのもクローンの1体ですよと言われ安心する。

手術直前、麻酔が聴き始めた時に、ふと自分の腕に巻かれた包帯が気になり
取ってみると、あの部屋で見たクローン達と同じように、自分の腕にも
ナンバリングがされていた。
自分がクローンだと気がつき、逃げ出そうとするも
麻酔が効いてしまって段々と意識が…。
朦朧とする中、オリジナルの「自分」がニヤリとクローンを見て終わる。

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