262:本当にあった怖い名無し:2006/07/07(金) 13:30:20 ID:KKM0lYVr0
おそらく世にも奇妙な物語から(内容はかなりウロなんでだいぶ脚色が)
仕事ができるバリバリのキャリアウーマン(死語)が主人公。
でも彼女は、「仕事ができすぎる」と男たちからは疎まれ、同僚の女性たちからは
「彼氏もできない」とバカにされている。
そんなことに負けるもんか、と今日も仕事にはげんでいる。
ある日の給料日、彼女の口座には会社から1億円が振り込まれていた。
ビックリしていると、銀行員に特別室に案内されてお茶とケーキを出される。
ぜひ定期預金に入れてくださいというのだ。
どうやら機械の間違いとかそういうのではないらしい。会社のミスだろうか?
それならあっちが気づくまで知らん顔していよう。彼女はそう考えた。
263:本当にあった怖い名無し:2006/07/07(金) 13:32:09 ID:KKM0lYVr0
銀行からの帰り道、もらったケーキを下げて歩いていると、男が走ってきてぶつかった。
その拍子にケーキを落としてしまう。
弁償すると平謝りの男に、どうせ貰い物だから、と断る彼女。
でも、それでは気がすまないと後に引かない男。これが甘いマスクで美形。
このことが縁になって、彼女はこの男と付き合うようになる。
男は前述のように美形で、しかも知的で、相手を立てるタイプで、彼女にとって
まさに理想の男だった。
最初は「男なんて」と思っていた彼女も、すっかり夢中になってしまう。
親しく交際しているうちに、男には悩みがあることに気づく。
どうにか聞き出してみると、実は、男の父親がやっている事業が最近うまくいかず、
このままでは倒産してしまうかもしれないということだった。
264:本当にあった怖い名無し:2006/07/07(金) 13:35:30 ID:KKM0lYVr0
「お金で解決できることなら」と彼女は定期を解約し、少し豪遊して使ってしまったが
数千万円の預金全てを男に渡してしまう。
すると、途端に男と連絡が取れなくなってしまった。
男は詐欺師だったのだ。実は、銀行の特別室から出るところを目撃し、付け狙って
いたのだった。
彼女は愕然とするが、そこは切り替えの早い性格なので、すぐに立ち直って
また仕事に励むことにする。
「自分は何も損をしていない。アレはもともと自分の金ではなかったんだから。
男なんて信用できないのは分かっていたし、会社の金を無駄に使い込んで会社に
復讐してやったと思っていればいい」と。
そして月末の給料日、自分の口座を確認すると、給料が振り込まれていない。
振込みを忘れるなんて、馬鹿にしているのかと会社に電話したところ、給料制度が
変わって、先月一生分の給料を振り込んだはずだが? 給料明細にもあっただろう
と言われる。
さすがの彼女も、電話ボックスの中で呆然となり、今度のショックからはなかなか
立ち直れそうになかった。
266:本当にあった怖い名無し:2006/07/07(金) 14:26:17 ID:YzjVHfrn0
給与の制度が変わったっつっても一生分はないよなぁw
しかも一生棒に振る覚悟のキャリアウーマンの給料が1億かよ…