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808: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/02/25(木) 00:36:13.12 ID:ceaD0VB10.net
モーパッサン「首飾り」
19世紀のフランスが舞台
主人公はかなりの美人だが、小役人の妻で生活はそんなに楽ではない。
夫が妻のために上流階級のパーティのチケットを手に入れるが、ドレスはなんとか上等なものをあつらえたものの、
ドレスに見合う首飾りがないため、主人公は友人(金持ち)からダイヤのついた首飾りを借りることにする。
パーティでは主人公は美貌と装飾からチヤホヤされるが、帰ってみるとなんと首飾りがない。
なんとか宝石店でそっくりな首飾りを見つけ、多額の借金で購入し、友人に渡すことができたが、
その後10年間、主人公夫妻は負債のために借金取りからの攻勢を受け、ボロボロの生活を送る。
やっとすべて借金を返済した頃、主人公は首飾りを返した後は会っていなかった友人にたまたま出くわした。
友人は、かつての美貌を失ってしまった主人公の変わりように驚き、思わず理由を尋ねてしまった。
主人公は「とうとう借りを返したのよ!」とこれまでの苦労を、友人に当てつけるように、誇りをこめつつ友人に伝えた。
友人は泣きながら言った。
「ああ、あれは偽物でしたのに!100分の1くらいの値段の安物でしたのに!」
822: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/02/25(木) 23:48:05.51 ID:pzXgL4ug0.net
>>808
それ読んだ。絶望的に後味悪かったな。