後味の悪い話

【後味の悪い話】荒木飛呂彦の短篇「望月家のお月見」

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236:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/10/01(水) 05:43:31.84 ID:rHZtIEGz0.net
荒木飛呂彦の短篇「望月家のお月見」が一応グッドエンドなんだがモヤモヤした
ちなみに集英社のサイトで無料で読める

望月家の一族には、「9月8日のお月見の日に死ぬ」という先祖代々からのジンクスがあった
百歳まで生きた者もおり、その者達は毎年お月見を大切に祝っていたらしい

現在の家長である父は、毎年9月8日は家族の外出を禁じ、自宅の庭でお月見を祝う決まりを作っていた
その年、ジンクスに半信半疑な娘(成人)と息子は「今日は人と会うから外出したい」と反抗するが、「外出すれば死ぬぞ」と父に強制されて嫌々お月見に参加することになる
お月見は盛大に行われ、何だかんだ言いながらも一家は楽しい一時を過ごした

やがてパーティーは終わり、一家は疲れて寝静まる
しかし、娘だけは起きて恋人と電話をしていた
どうやら恋人はどうしても今日娘と会いたかったらしく、娘の家の近くまで来てしまったらしい

娘は禁を破って密かに家を抜け出し、恋人に会いに行く
すると、兎の様な姿の不気味な姿の男が娘の後をつけ始める
この兎男は人間ではなく、望月一族を監視し、一族に降りかかる不幸な運命を操っている存在らしい
兎男は娘に死の不幸をけしかけようとする
しかしその寸前、娘と密会した恋人は娘に「指輪」を見せた
これに兎男は顔をしかめる
娘は大喜びし、恋人に抱き付く
兎男「コイツ、婚約シヤガッタ!モウ身モ心モ『望月』デナハナクナッテイル!」

兎男は「『望月』デナクナッタノナラ仕方ガナイ」と呟き、娘に向かう筈だった死の不幸を、通りすがりのライダーへとけしかけた

「マア…今年ハ諦メヨウ。時ガ流レ、世代ガ変ワレバ、『望月』ノ中カラ、決マリヲ忘レル者モ現レルダロウ……」
兎男は何処かへと去っていく

結局、望月家の一族が何で決まって9月8日に死ななきゃならないのかは不明だし、兎男の正体も目的も不明で、ただひたすら不気味
無関係なのに殺された通りすがりの仮面ライダーも可哀想だった

237:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/10/01(水) 07:13:28.25 ID:xbzHZCh20.net
>>236
兎男が「数合わせ」と言ってライダー殺してる辺り、本当は誰でもいいんだろうね

241:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/10/01(水) 16:29:20.89 ID:rFU/S3Zd0.net
>>237
誰でもいい筈なのに何で望月家を狙うんだろう
大昔に望月家がなんか悪いことでもしたのか、それとも富と繁栄と引き換えに神様みたいな存在と取引でもしたんだろうか

242:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/10/01(水) 19:06:24.07 ID:nF5NgIeP0.net
>>241
ジョジョ自体がひとつの家系の物語だから
望月家の因縁とか宿命とかそういう問題だろう

今の絵苦手だから読んでないけど

243:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/10/01(水) 19:11:50.11 ID:UM5xGdR+0.net
え、ジョジョなのこれ?

244:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/10/01(水) 19:37:17.40 ID:Gdr7Xi5x0.net
>>243
ジョジョそのものじゃなくて四部の漫画家・岸部露伴が見聞した世にも奇妙な話シリーズ

しかしあの漫画家はあくまでも他人の心の中の記憶を本のように読むのが能力なので
誰も感知できていない事は知る事ができないはずだが…
望月家の誰一人として(娘すら)ウサギ男の存在に気づかなかったのに
彼は一体どうやって知ったのか

そういう意味では荒木も伏線の張り方がおざなりになってきたな

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