後味の悪い話

【後味の悪い話】映画『おみおくりの作法』

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95: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/09/21(水) 15:15:37.56 ID:yjawN8f80

映画『おみおくりの作法』 ※ネタバレ

ロンドン市の民生係に勤めるジョンの仕事は、孤独死した人の葬儀、共同墓地への埋葬をすること。
まず親族などを探すが見つからない、もしくは断られた場合、故人の好きだった音楽や趣味などから人柄を想像し、
出来る限り心を尽くした葬儀をする。(殆ど司祭ひとり、参列者はジョンひとり)

中年のジョンは家族なし、友なしで、何十年も毎日判を押したような生活をしている。
ある日孤独死したのは、向かいの部屋に住む、ジョンと年の変わらない男だった。
自分に重ねて動揺しつつも、アルバムにあった古い写真の少女を娘だと見込み、探すことにする。
その矢先、ジョンは突然上司に解雇を申し渡されてしまう
故人ひとりに対して毎度一週間もかけるのは時代遅れ、時間と金の無駄というわけだ。

退職前に無理矢理休暇を取ったジョンは、数枚の写真を手掛かりにして、元職場の食品工場、
フォークランド紛争の戦友などを訊ねて男を知るうちに、自分とは正反対のアウトローな生き方をしてきた男に
好感を持つようになり、少しずつ生活にも変化が現れる。

思い出を話してくれた人達は、様々な理由からロンドンでの葬儀は無理だと言う。
ようやく見つけ出した写真の娘(30代)は父親を恨んでいたが、ジョンの誠実さに心を動かされ、参列を約束する
男のために墓地のお気に入りの区画を購入し、墓と棺桶まで注文していたジョンは喜び、良い感じになるふたり。
だが、葬儀の前日、ジョンはいつもの買い物とは違い、彼女用にマグカップを選んだりして
楽しい気分で店を出た直後、バスにはねられてしまう。

家族のないジョン自身の葬儀は、司祭ひとりきりの寂しいものだった。
同時刻、同じ墓地の見晴しのいい最高の場所では、娘や何人もの友に囲まれ、立派な棺が埋葬されようとしている。
あの男の葬儀だった。
ジョンが来ないことを気にしている娘は、帰り際にふと隅の共同墓地にひっそり埋葬される棺を目にしたが、それがジョンだと
気付くはずもない。
誰もいなくなった頃、墓石もないジョンの墓にひとりふたりと年齢、性別も様々な多くの人が静かに集まってくる。
ジョンが心を込めて見送った人々だった。  終わり

これからって時の死とあの葬儀が、自分は後味悪かった。他はかなり好きだけど。

▼おみおくりの作法

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