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海外のコメディーアニメ「ボージャック・ホースマン」からトッドのロック・オペラの話
主人公ボージャックはハリウッドの豪邸で悠々自適に暮らすセレブだが、かなり屈折していて人格に問題がある
ボージャックの家にはトッドという名の青年が居候している
トッドは天然でのんびりとした性格の無職のロクデナシ（しかし実は壮絶で波瀾万丈な過去を秘めている上に環境適応能力が凄くて色々とハイスペック）
トッドはかつてホームレス同然の生活を送っていたところをセレブで太っ腹なボージャックに同情されて拾われ、ボージャックの家で毎日グータラして過ごすようになった
ある日、ボージャックはトッドに「毎日グータラしていて平気なのか。お前にも何か取り柄とかやりたい事は無いのか」と問う
トッドは「ロック・オペラをやるのが夢だった」と答え、自作のロック・オペラをボージャックや知人達の前で披露する
ボージャックはトッドのロック・オペラを「くだらない」とこき下ろす
すると知人がボージャックを非難する
知人「ボージャック、あなたは自分より劣る存在を自分の側に置き続けることで優越感に浸りたいだけなのね。
その証拠に、トッドには才能があるというのに、あなたはそれを否定して彼の自立を妨げているじゃない」
ボージャックは知人の言葉に逆上し、トッドの創作活動を手助けし始める
トッドには本当にロック・オペラの才能があり、ボージャックの協力の甲斐もあってみるみる才能が開花して行き、プロデビューも夢ではなくなってくる
360： 2/22019/11/19(火) 13:34:45.86ID:T7yCOGvE0
ボージャックは「秘められた才能がありながら、何故そんなに落ちこぼれたのか」とトッドに問う
トッドは「テレビゲームが原因だ」と答える
トッドは高校時代にとあるゲームソフト（テトリスみたいな）にハマってしまい、そのゲームをやるために高校を中退し、彼女とも別れ、落ちこぼれてしまった
それ以来、トッドはゲームを絶っているのだという
プロデビューのための試験を明日に控えた夜、トッドは立ち寄ったマーケットでワゴンセールのゲームソフトを発見してしまう
それはトッドが高校時代にハマって落ちこぼれる原因になったゲームのシリーズの最新作であり、最新作なのに何故かワゴンセールで大安売りとなっていた
しかもトッドの目の前で一人のオバサンがそのゲームを手に取ってレジに向かおうとしているではないか
トッドはオバサンに泣き付いてそのゲームを譲って貰い、ボージャックに「プレイは試験の後まで我慢するから」と懇願してゲームを買って貰った
しかしトッドは我慢できずに徹夜でゲームをやってしまう
試験当日
徹夜でゲームをしていたトッドはヨロヨロであり、まともに演奏など出来る筈も無く試験に落ちてしまう
トッドをバカにする試験官にボージャックが反論し、落ち込むトッドを慰めてｲｲﾊﾅｼﾀﾞﾅｰという雰囲気で終わり
と見せ掛けてラストシーンで、ボージャックがマーケットの店員とオバサンを買収してトッドにゲームを買わせるよう仕組んでいた事が啓示される
つまり、知人が言った通りボージャックは「自分より劣る存在を側に置いて優越感に浸りたい」だけの糞野郎だったという話
