167: 本当にあった怖い名無し 2010/12/22(水) 09:53:47 ID:bRPa7N5g0
昔読んだ小説。題名・作者忘れた
主人公A。昔は天涯孤独手で荒れて族の頭だったが、更正していまはリーマン。妻あり。
ある日自宅に帰るといきなり頭を殴られた。目を覚ますと知らない場所で
TVでA妻が殺害され、行方不明のAが容疑者として指名手配されていた。
Aの更正のきっかけになった親友B、妻の弟Cと連絡を取る。Bは出頭を勧め、Aの無実を信じるCは逃げるように言う。
自力で妻の敵を取ることを決心したAは、BやCと連絡を取りながら、
族時代の仲間や元カノのところを転々としながら、真相に迫っていく。
この間、Aが世話になった人は、殺されてしまってそれがAの仕業として報道されたり、
Aを裏切って警察に通報したりといろいろある。
結局犯人はBだった。なぜ?と問うAに
「お前が族時代、救急車の搬送を暴走行為で妨げたことがあっただろう。
そのとき搬送されていたのが俺の妹だ。妹は搬送が間に合わなくて死んだ。
それからずっと俺は機会を狙ってた!お前にも大事なものを殺される気持ちを味あわせたくて
手始めに嫁を殺したんだ。次はお前の番だ」とAを殺そうとする。
そこになぜか現れたCが「姉の敵!」とBを刺殺。そしてCは駆けつけた警察に逮捕される。
結局AのDQ行為が原因なのにAにはお咎めなしだし、
まじめな大学生だったはずのCが殺人犯になるし、
Aは「また孤独になってしまった・・・」って結局自分を哀れむだけだし
後味悪かった。