後味の悪い話

【後味の悪い話】冷たい熱帯魚

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34:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/01/24(土) 15:42:47.84 ID:pxwRZPjZ0.net
【冷たい熱帯魚】

社本信行は、小さな熱帯魚屋を営んでいた。
死別した前妻の娘・美津子と、現在の妻・妙子の折り合いの悪い二人に
挟まれながらも、社本は、波風の立たないよう静かに暮らしていた。
食事中に漫画を読み、携帯電話で話して彼氏のもとへ行ってしまうような行動にも、
社本は何も言えなかった。

だが、家族の確執に向き合わない彼の態度は、
ついに娘の美津子の万引きを招く。

スーパーでの万引き発覚で窮地に陥る社本だったが、
そんな彼を救ったのはスーパー店長の友人である村田幸雄だった。
村田の懇願により店長は、万引きを許す。

さらに大型熱帯魚店を経営する村田は、美津子をバイトとして雇い入れる。
その親切さと人の良さそうな男に誘われて、社本と村田夫婦との交流が始まる。

しばらくして、利益の大きい高級魚の取引を持ちかけられる社本。
それが、村田の悪逆非道な「ビジネス」を知り、同時に
引き返せなくなる顛末への引き金となった。

ある日、村田は吉田アキオ(闇金ヤクザ)に出資を求める、
吉田は高級魚養殖に対して、1千万円の出資を行った。
契約を交わし、村田に栄養ドリンクを勧められた
吉田は飲むと、苦しみながら死んでいった。

35:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/01/24(土) 15:43:47.95 ID:pxwRZPjZ0.net
>>34 の続き

一緒にいた社本は吉田の死ぬ様を見て、激しく動揺した。

だが、村田や村田の妻・愛子はお構いなしに、淡々と死体の運搬を始める。
社本も運搬を手伝わされ、山小屋まで運転させられた。

山小屋で、村田と愛子は、遺体を解体し、処理を始めた。
内臓を細かく切断し、骨と筋肉を分けていった。

処理が一通り終わると、村田は「親父はおかしくなってしまって、この山小屋に
閉じこもるようになった。俺も子供の頃に親父にここへ閉じ込められて…
辛い思いをしたんだ」と独白し始めた。

小休憩の後、最終的に、骨を焼き、内臓や筋組織を川へ捨てた。
このようにして、『死体を透明にする』ことを村田は繰り返していたのだった。

店に戻ると、「警察に密告でもしたら、娘や妻がどうなるか分かっているのか?」
と脅され、共犯者に仕立て上げられていく社本。
吉田の舎弟が「兄貴が最後に会ったのは村田だろ!どこに行ったんだ!?」と
店に怒鳴りこんでくる際にも、村田のアリバイを証言するのだった。

だが、警察も既に村田の周辺で失踪者が続発していたことに疑問を持ち始めていた。

社本にもその旨を伝え、
「以前に村田の下で働いていた男も失踪し、家族も行方不明になっている」と知らされる。
真実を伝えるべきか迷う社本だったが、家族のことを思うと伝えることができなかった。

36:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/01/24(土) 15:44:51.91 ID:pxwRZPjZ0.net
>>35 の続き

村田からの電話で呼び出された社本は、顧問弁護士の筒井高康の家へ向かわされる。
そこでは、村田の妻・愛子と情事を行なっていた筒井高康が、
毒入の栄養ドリンクを飲まされ、死亡していた。

慌てふためき、救急車を呼ぼうとする運転手も絞殺し、
2人の死体を『透明にする』ため、再び山小屋へと運搬することになった。
社本も再び、運搬を手伝わされる。

鼻歌交じり、冗談交じりに解体を行なっている横で、
社本は大人しくしているしかできなかった。
再び川へ内臓、筋組織を捨てる際、それを社本にやらせる村田。

さらに、「お前の妻(妙子)を抱いたぞ」と告げる。

そのことで怒り心頭に達した社本は、村田を殴りつけるが、逆に殴り倒されてしまう。
泣きだした社本)に、妻・愛子を抱くように強制する。

村田の妻・愛子を抱きながら、社本は手元にあったペンで愛子の頸動脈を突いた。
出血する愛子に見惚れた村田の頸動脈を社本は刺し、
さらに近くにあった刃物でメッタ刺しにする。

瀕死になった村田を山小屋に運び、社本は、出血したままの愛子に
トドメをささせ、解体させた。

その後、社本は遊んでいる娘を強引に家へ連れ帰り、
家族で食事をとる。社本は、再び携帯電話に出て、彼氏のもとへ行こうとする
娘を殴りつけ、失神させる。

そして怯える妻の妙子を強引に犯し、社本は、山小屋へ向かい、警察へ電話する。

37:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/01/24(土) 15:45:36.89 ID:pxwRZPjZ0.net
>>36 の続き

山小屋の中に入ると愛子が死体を解体をしていた。

殴りつけ、揉み合いとなった後に、社本は、ナイフで刺殺する。

血塗れとなり、山小屋の玄関口で1人椅子に座っていた社本は、
駆けつけた警察官に浴室を示した。

放心状態で何も喋らない社本に警察は妻・妙子と娘・美津子を一緒に
山小屋へと連れてきていた。

妙子が駆け寄ったところ、社本は隠し持っていたナイフで刺殺した。

さらに、美津子ににじり寄ると、「お前は1人で生きていけるか?」と問いただす。
さらに、腕を刺して「生きるっていうことはなぁ…痛いンだよ!」と言い放ち、
自ら頸部を切り裂いた。

出血し、死亡した父親の遺体に向かって、娘・美津子は笑いながら蹴りつけ、
「やっと死にやがったなクソジジイ!起きてみろよ!!」と言い放ち映画が終わる

38:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/01/24(土) 16:13:40.27 ID:H9mUFoS00.net
後味悪いっていうか最初から最後まで酷いな

40:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/01/24(土) 16:36:01.21 ID:yvetnKzm0.net
その勢いで愛犬家殺人事件を調べよう
http://ja.wikipedia.org/wiki/埼玉愛犬家連続殺人事件
※「冷たい熱帯魚」の元ネタとなった実際の事件

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