後味の悪い話

【後味の悪い話】CSI:科学捜査班「灼かれて眠れ」

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307: 名無しさん@おーぷん 2014/09/19(金)01:01:07 ID:oqrp2HAeU
CSI:科学捜査班 シーズン4 第4話「灼かれて眠れ」

熱中症で倒れる人が頻発する猛暑のラスベガス。
スーパーの駐車場で、買い物客が車の後部座席に置き去りにされている赤ちゃんを発見する。
警備員が駆けつけて窓を割って救出しようとするも、既に赤ちゃんは死亡していた。

赤ちゃんを放置していたのは夫の方で、普段は妻が見ているのをたまたま代わっていて、さらに仕事のトラブルが入ってきた為に
うっかり赤ちゃんがいたのを忘れてしまったと証言した。
だが赤ちゃんの検死の結果、血中から少量の殺虫剤の成分が検出され、殺人の疑いが出てきた。

さらにこの夫婦には、3歳で死亡した長男がいたことも判明。
長男は「テイ=サックス病」という先天的な遺伝病で死んだということになっていたが、念の為に遺体を掘り出して検死を行った。
検死の結果は、長男の死には不自然な点は無く、確かに病死だった。

テイ=サックス病は、両親共に保因者の場合に25%の確率でこの病気の赤ちゃんが産まれる。
生後6ヶ月以降に発症、身体能力が著しく低下し、さらに目や耳が聞こえなくなり筋萎縮が始まり麻痺を起こし、遂には死亡する

さらにこの病気には現在治療法が無い。

車に置き去りにされた次男の方は、生後3ヶ月段階の検査ではテイ=サックス病は陰性と診断されていた。
だがここ最近になって、目に赤い斑点が見つかったり首のすわりが悪かったり、テイ=サックス病の兆候が現れた。
夫婦は次男もテイ=サックス病だと思い、また長男と同じ辛い闘病生活をおくらせるのを不憫に思い、わざと車に置き去りにしたの
だった。

しかし再度の遺伝子検査でも、次男はテイ=サックス病に陰性だった。
実は妻が庭いじりをしていた時の殺虫剤が次男に影響を与え、テイ=サックス病と似た症状が出たのだと判明する。
この事実を告げられた夫婦は言葉を失った…。

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