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613: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2017/04/18(火) 17:24:22.15 ID:G5YtFmvp0
既出かも知れんしうろ覚えだけど、
昨年末あたりに公開された映画「ドント・ブリーズ」
主人公は不良の若者たち3人組。
彼らは空き巣を働いて金を集め、その街を出たいと考えていた。
ある日、郊外に住む元軍人の老人が大金を持っているという情報を手に入れる。
元軍人は盲目であり、飼っている獰猛な番犬などを何とかすれば簡単に忍び込めると考え、ある夜に彼らは強盗を決行した。
ところが、盲目の老人は目が見えないというハンデなど気にも止まらないほどの超人的な聴覚を有していたのだ。
で、リーダー格の少年が撃ち殺され、残りの侵入者を殺そうとする老人と何とか脱出しようと息を潜めて行動する若者たちの鬼ごっこが始まり
電気を消されて若者たちのアドバンテージがなくなったりジワジワ追い詰められていく感覚は筆舌に尽くし難いスリルがあるんだけど、ここは割愛。
正直なところ強盗やってる若者たちが悪者なわけで、老人は被害者みたいな物だから老人視点で大人版ホームアローンのように見る事すら出来る。
途中までは
色々あって老人の隠し金庫を発見し金を手に入れ地下室に逃げ込んだ2人(男女)は地下室に囚われた女を発見する。
実は老人の持っている大金は「愛娘が車に撥ねられて死んだ事故の示談金」であり、その女は娘を撥ねた張本人だった。
少年たちは女を助け、一緒に脱出を図ろうとする。
地下室から外に出ようとした(地下室は家の中と家の外に通じている)少年たちだったが、その考えは老人に読まれていた
扉を開けた途端、老人に銃撃されてしまう。
だがその凶弾の被害にあったのはと監禁されていた女だった。
女を撃ち殺してしまった事に気付いた老人は悲しげな声で「my baby...」と呟く。
少年たちはその隙に家の中の方へと逃げ、また鬼ごっこが始まった。
614: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2017/04/18(火) 17:26:10.17 ID:G5YtFmvp0
予め眠らせておいた犬が復活したりして更なるピンチに陥る2人。
紆余曲折あるけど割愛。
そして遂に少女が老人に捕まってしまった。
だが老人は少女を殺そうとはしなかった。
先程まで監禁していた女と同じように、地下室に捕らえたのである。
老人は死亡した先程の女を床の穴に落としセメントのような物で埋め、「約束を果たしたら開放すると言ったのに……」と言い出す
捕まえられていた女も、「轢き殺した娘の代わりを産ませるため」に生かされていたのである。
女が死んでしまったので今度は少女に自分の子どもを産ませようとしているのだ。
間一髪のところで、生きていた少年に救われる少女。
洗濯機を使って老人の動きを止めたりとかなんやかんやあって少年は殺される。
少女も一度は家の外に出て追ってきた犬も退治するが、老人に捕まってしまう。
だが色々あって老人の隙を突いた少女は老人を地下室へ突き落とす事に成功。
そしてついに盲目の老人の家からの脱出を果たしたのである。
それから数日後、
少女は妹と共にサンフランシスコへと飛んでいた(妹は両親から虐待を受けており、妹と共にサンフランシスコへ逃げる事が少女の強盗の動機)
空港のテレビを観るとニュースがやっている。
とある街で盲目の老人が強盗を撃退したというニュースだった。その老人は強盗から襲われて重症を負ったが生きており病院に運ばれたという。
紛れもなく自分たちのニュースだった。だが逃げた少女の話題は出なかった。そして監禁されていた女などの事も出ず、ただ盲目の老人が英雄視されているだけだった。
最初は盲目老人の事を「雰囲気怖いだけで被害者だよな」と感じてたんだけど途中から明らかに過剰防衛では済まないひどい所業が分かるようになっていて
主人公たちも強盗でありながら仲間を庇ったり見知らぬ女性を救おうとしたりと善の側面が描かれつつも結局はやっぱり強盗だし悪でしかなく
老人が何の罰もなく生き残ってて「多分また女捕まえようとするんだろうなぁ」と思える終わりなのもあって後味が悪くモヤモヤした。
615: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2017/04/18(火) 18:00:33.37 ID:e28ySXVJ0
正に良い後味の悪さだな。
616: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2017/04/18(火) 18:40:16.42 ID:x62WmbI00
>悲しげな声で「my baby...」と呟く
愛娘の仇にうっかり惚れてしまってたのか……
とか思ったらそんな甘ったるい話じゃなかった