後味の悪い話

【後味の悪い話】浄瑠璃「傾城阿波の鳴門」

56: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/11/14(月) 00:06:27.86 ID:r2tno3wr0

近松半二の浄瑠璃「傾城阿波の鳴門」巡礼歌の段
阿波徳島藩の藩士、玉木家の家臣である十郎兵衛とその妻お弓は、
玉木家の家宝の刀を探すため、大阪に住み名前を変えて盗賊の仲間に入っていた。
十郎兵衛が出かけている間、お弓が留守番をしていると盗賊の罪が露見し、追手が迫っているとのこと。
そこへ折り悪く、諸国巡礼(いろんな国の寺社に行き祈願をすること)をしている娘おつるが「一晩泊めてください」やってきた。
徳島においてきた自分の娘と年と名前が同じだと思い、尋ねてみると、父母を探して徳島から旅をしてきたという。
もしやと思い、両親の名前を聞くと
おつる「父(とと)様の名は、阿波の十郎兵衛、母(かか)様の名は、お弓と申します」
間違いなく我が子だと知ったお弓は、今すぐ名乗りいでて抱きしめたいと思ったが、
現在盗賊の仲間に入っており、家宝を探すという目的もあるため、金をやって泣く泣くおつるを追い返した。
しかしおつるの巡礼歌が遠ざかるのを聞くうちに、今後一生会えないかもしれない、とおつるの後を追った。

ここまでがこの「傾城阿波の鳴門」で最も有名な箇所だが、その直後の展開
おつると会った十郎兵衛は、おつるが大金をもっていたため、娘と知らず殺してしまう。
おつるの後を追ってきたお弓に、実の娘であったことを知らされた十郎兵衛はお弓と嘆き悲しむが、
追手が迫っているため、娘をそこへ残したまま家に火を放ち、逃亡した。

評価

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