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35 :本当にあった怖い名無し:2019/06/12(水) 22:13:16.41 ID:SLJ+Fe8p0.net
落語「菊江仏壇」
主人公はある大阪の大きな商店の若旦那
女遊びが過ぎるというので、妻を持てばおとなしくなるだろうと
若旦那が選んだ、美人で行儀作法も心がけも非の打ち所のない菊江という名の嫁をもらう。
はじめのうちはお嫁さんべったりだった若旦那であったが、
一、二ヶ月で女郎買いを始めたため「自分の夫への心がけが悪かったのだろうか?」と菊江は気を病み寝込んでしまう。
妻がそんな状態だというのにあいかわらず若旦那は遊郭に入り浸り
父親(若旦那の父親)が「なんで菊江の見舞いに行かへんのや?」と詰問すると
「いやあ、あいつを見ると自分が情けなく思えてしもうて、だいたいあんな病床とか辛気くさいし嫌いでんねん」とふざけた回答。
怒った父親は番頭に命じた。
「せがれを女遊びができんよう、ずっと家に閉じ込めとけ!決して出してはならんぞ!」
そして菊江のお見舞いに。
しかしこの番頭、律儀者でとおっていたが
若旦那に店の帳面をちょろまかして囲っている女に金を使っているのがバレたため
若旦那の言いなりとなり
「若旦那が外に出られないのならいっそ好みの芸者を呼んじゃいましょう!」と
遊郭一の芸者を夏のため薄着(白装束)のままで駕籠に乗せて連れてくる。
店の使用人達には口止めとして普段食べないご馳走を出してやり、
使用人達は菊江が病気なのに大喜びでどんちゃん騒ぎ。
しかしそこに父親が帰宅。
若旦那、あわてて芸者を家の人が入れるほど大きな仏壇に入れ、
仏壇の前で何食わぬ顔でやり過ごそうとした。
父親「せがれよ、お前がいっぺんも見舞いに行かぬうちに菊江は死んでしもうたぞ!ほんま、相手の家に合わす顔がないわい。仏壇からお経を持ってまたむこうに行かなならんから仏壇を開けさせや!」
と父親が仏壇を開けるとそこには白装束の芸者。
父親
「おお、菊江、化けて出たか。気持ちはようわかるが、ナンマイダブ、消えておくれ」
芸者
「はい、わたくしも消えとうございます」
でオチ
38 :本当にあった怖い名無し:2019/06/13(木) 00:56:13.89 ID:ORJkfmxn0.net
>>35
あれ?落語なのに笑えないんだけど
36 :本当にあった怖い名無し:2019/06/12(水) 22:31:25.47 ID:KM2vbWk/0.net
菊江さんカワイソス