46本当にあった怖い名無し2022/10/13(木) 00:28:35.82ID:VMwaHo0P0
割と有名な話だと思うけど、書くわ。
舞台は1920年代のアメリカ、ある会社での事件。
時計の文字盤に蛍光塗料を塗る仕事をする女性たちがいた。
塗料の筆を整えるために口で舐めるよう会社は指示していた。
ある時、従業員の1人の女性は歯の痛みに襲われました。
最終的には抜歯したのですが、そのまま他の全ての歯が抜け落ちました。
手足の痛みも出始め、遂には歩けなくなりました。
最終的に下顎が骨ごと崩れ落ち、口の中で血だらけになって亡くなりました。
彼女が務めていた会社はラジウムコーポレーションという放射線を発するラジウムを蛍光塗料として扱う会社でした。
今の時代で考えれば、そんなことが許されるはずはないのですが、労働者の権利が守られるようになった理由の1つが、この事件でした。
従業員の女性たちは会社を相手取り訴訟を起こし、1人、また1人と判決を待たずして亡くなりました。
最後には勝利し、死の原因がラジウムであることが認められました。
判決がおりたことで最初の被害者である女性の墓を掘り起こし、遺体を調査することになりました。
掘り起こされた女性の遺体は、染みついたラジウムで緑色に発光していたそうです。
ラジウムの半減期は1600年、今も遺骨が発光しているのでしょう。