22本当にあった怖い名無し2021/07/11(日) 21:36:24.25ID:Bxbozqtl0⋮
小松左京の短編。
人類は、とある植物の種を発見する。
それは小さな種だったが、いくら殻を剥いても「中身」が出てこず、質量が「無限」なのだ 。
この質量無限の種という発見に人類は大パニックに陥り、どうにかしてそのメカニズムを解き明かそうとした。
その種の「中身」に秘められたエネルギーを取り出す事が出来れば、きっと人類の文明は飛躍的に進歩する、と信じて。
そして人類は、種の中身を取り出すために核爆弾まで使用。
その末に地球は滅びた・・・。
その経過を宇宙から観察していた宇宙人たちは、人類の愚かさに落胆する。
「あいつらバカだ。せっかく上等の種を贈ってあげたのに・・・」
「どうして『質量が無限』という事に気を取られ、あの種が『食用』という事に気付かないんだろう?」
「美味しいのに・・・」
「しかも、永遠に食べられるのに・・・」
23本当にあった怖い名無し2021/07/11(日) 21:42:06.55ID:ra3zkCK30⋮
猿に玉ねぎをやると皮を剥き続けてなくなっちゃう、みたいな