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524:アメリカ版ゴジラの話 1/2:2013/03/16(土) 22:38:45.12 ID:HBeIND7V0
個人的にはアメリカ版ゴジラのいきさつが後味悪いというか・・・
長文になるのでパートにわけて書きたい
知っている人は知っているとおもうが、
元々80年代にゴジラのリメイク企画はアメリカで上がっていた。
監督は13日の金曜日のスティーブン・マイナー
シナリオは怪獣ゴルゴのようで子供ゴジラの死体を求めて
アメリカに上陸した親ゴジラがサンフランシスコで大暴れするという内容だった
また、当時のアメリカらしくソビエトのスパイとの陰謀劇がもられている映画であり
通報兵器では殺せなかったゴジラは最後はソビエトの開発した
特殊なミサイルで死ぬという内容だった。
しかし、ゴジラ映画オタクのマイナーとデザイン担当のウィリアム・スタウトがいがみあった。
スタウトのデザインしたゴジラはまんまT-REXだったのだ、
これにはスティーブ・マイナーは「こんなもん!ただのティラノサウルスだろーが!!」と憤慨
映画自体も、資金も集まらず企画倒れしてしまった。
その後スティーブ・マイナーはヒット作に恵まれず監督としても
もはやかつての人となり、テレビ業界の人間となってしまった。
そして、時代は移り変わって90年代、平成VSシリーズが
当時の子供を騒がせていたがゴジラのリメイクはシークレット扱いで続けられていた。
監督にまず第一指名されたのはスティーブン・スピルバーグ。
当時若手映画監督のトップだったスピルバーグはゴジラのリメイク企画を聞くや否や
「オリジナルのゴジラへの愛が強すぎるので無理」と断った。
その後、ジェームズ・キャメロンなんかにも話がいったが
彼もスピルバーグと同様の理由でNOといった。
さらにはロボコップのポール・バーホーベンに話がいったが、彼は悩みつつも首を横にふった。
だが彼は代わりに友人のヤン・デボンを紹介した。
当時、スピードで好評を得ていたデボンは首を縦にふった。
(つづく)
525:アメリカ版ゴジラの話 1/2:2013/03/16(土) 22:53:17.54 ID:HBeIND7V0
デボンは勉強熱心だった、日本版ゴジラへの敬意を忘れず
「ゴジラvsメカゴジラ」の撮影現場にも顔を出しゴジラの演出について勉強をするほどだった。
映画の内容はは事細かに書けば長くなるので割合して語るが古代人が
宇宙人の送り出す宇宙怪獣グリフォンへの対抗措置として恐竜のDNAを
ベースにして生み出したゴジラが蘇りグリフォンと激闘するというものだった。
グリフォンの到来を知り蘇ったゴジラはロサンゼルスで暴れ、
ゴジラを眠らせるために使われる羊水を使いゴジラを捕獲
しかしグリフォンは地球に飛来しアメリカを破壊しつくす、科学者グループは
ゴジラを蘇らせるが羊水の入ったタンクを首に巻いてるゴジラは力を出せない。
そこでミサイルを使いタンクは破壊、ついに本領を発揮したゴジラ
(設定上グリフォンより強い)はグリフォンをバラバラに
引き裂き殺すという物でゴリゴリの怪獣バトル映画だった。
・・だが、資金ぶりがおもうようにいかずついにデボンは映画を捨て
スピルバーグに拾われキャスト・スタッフとともにツイスターを撮った。
その後ID4を大ヒットさせていたローランド・エメリッヒに話がいった。
エメリッヒはゴジラに興味がなく、4回も断りをいれたがしかたなく動き出し
映画史上に残るやっつけ仕事をやってしまった。
結局、映画は大失敗。
デボンもマイナーもその後映画業界に名を示すような映画を撮ることができず、
エメリッヒは嫌々引き受けた仕事で大ポカをかまし恥を晒し
皆が皆損をすることになってしまったのだった・・・。
526:本当にあった怖い名無し:2013/03/16(土) 22:59:44.67 ID:HBeIND7V0
ごめん >>525は2/2な
最後に補足になるが
その後東宝はエメリッヒ版ゴジラに対抗してゴジラ2000ミレニアムを撮るが・・・映画の内容は何というか難解で平成VSシリーズのファンだった子供たちを非常に困惑させるような出来だった。
その後もミレニアムゴジラシリーズを作るが、大怪獣総攻撃を除きヒットには恵まれなかった。
結局、ゴジラというコンテンツ自体にトドメを刺してしまったことになってしまったのかもしれない。
今度映画化するゴジラもプロデューサーの問題でもめているが
撮影は開始されるらしく今度こそは安心していいだろう。
訴訟問題が悪化しなければ。
528:本当にあった怖い名無し:2013/03/16(土) 23:09:43.32 ID:CbyNdrSx0
アメリカ版ゴジラってそんないきさつがあったのか…
映画業界も後味悪い話多そうだね
529:本当にあった怖い名無し:2013/03/16(土) 23:19:47.95 ID:HBeIND7V0
>>528
ちなみに80年代にあったゴジラは
「メンインブラック」シリーズで多くの着ぐるみを作りだしたリック・ベイカー
デボン版ゴジラはジュラシックパークのスタン・ウィンストンのアニマトロニクスが活躍するはずった
両者ともにゴジラの大ファンで、ゴジラの企画に関われてすごく光栄だったけど実現できなかった。
そしてウィンストン氏の作ったゴジラは日本のデザインに忠実でありつつも
ハリウッド的アレンジができているデザインだった
・・・しかし日の目を見ることはなく、
ウィンストン製ゴジラもお蔵入りウィンストン氏も故人になってしまった。
両者ともに成功者だけど、ゴジラファンとして映画ファンとして彼らのゴジラがみれなかったのが残念。