後味の悪い話

【後味の悪い話】僕を避けようとして、立ち止まりましたよね

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帰宅の途中にかなり暗くて長い坂道がある。
私の後ろに、私よりは年上らしい男性が歩いているのは知っていた。
でもまあなんとも思わず、そのうち坂の途中で仕事がらみのLINEが来て、立ち止まり返信した。
傍を彼が追い越して行った。
返信を終え顔を上げると、数メートル先で立っている彼。

「僕、怪しい者じゃありませんよ」開口一発のたまった。
「僕を避けようとして、立ち止まりましたよね」。
いや、そんなんでは全くないのだが、
でも彼に、そのLINEがどれほど火急のものかいう義理はないとも思い、口籠った。
「いいんですけどね。そういう人を疑う態度はいかがかと思うよ」

最後はタメ口であった。それから数時間経つのだけれど、私は事態が飲み込めていない。
私にゃ立ち止まる自由もねえのか、が率直な怒り。
だが、彼が怒っていたのは「自分を警戒する態度」。
先を譲ること=警戒、不審者扱い。私が男性でも、そう思うんだろうか。
逆にもっと年若い女性だったらどう出たか。

後ろに目はないから、危険回避するために女性があえて道を譲ることはある。
警察が言ってる「夜道に気をつけろ」ってのはそういうこと(ぐらい。むしろ加害者に警告して)で、
仮にそういうつもりで気をつけたらキレられるのでは、どうしたら。
なぜ彼の機嫌まで想像して夜道を歩かなければならないのか。

今日は、3月11日なんだよ。1ミリもそんなことに心使いたくないんだよ。

参照元:https://twitter.com/sonzaru/status/1501940770773008384

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