後味の悪い話

【後味の悪い話】映画「地下水道」

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@_1989_o

大学2年生の時に受けた東欧史の授業で「私はもう二度と見ないですけど傑作です」って言われたアンジェイ・ワイダ監督の「地下水道」を見たんですけど、私ももう二度と見たくない。見ていて今までで1番怖くて辛い映画だった。呪詛とかミッドサマーで怖がってる場合じゃない。全人類「地下水道」を見ろ

— なまえちゃん (@_1989_o) July 30, 2022

皆のコメント

@fVvC2BAMunoojEN
この人の映画どれもアクが強い

@kazzhori
戦争って結局こう言うことだと思うし、今でもウクライナで起こっていることなんじゃないでしょうか?

@kurotal
もちろん何度観たっていい作品ですけどね。
(3~5年に一遍くらい?)

@makisirou
絶望感がハンパないですな、

@taketake2w
『灰とダイヤモンド』などは、数年に一回くらいは見ることもある
でも『地下水道』はもう見たくない
でも大傑作‼️

@takoji06
どういう怖さ?

@9TAWotP3hfume4h
ラスト、ようやく地下水道から脱出できるぞ!
…って、場面で、地下水道の出口が鉄格子で出らない!

「え?こんな鉄格子が有るなんて聞いてないよ〜」

死亡エンド…

@lae0Zd20xHykURb
うる星やつらのアニオリ話の元ネタなのか…。
伊藤和典とかならやりそうだ…

@Joe Inoue
『うる星やつら』のテレビアニメで、諸星あたると面倒終太郎がこうなる話があるけれど、怖いとか夢に見たとか言う人たちに、これは『地下水道』のラストシーンのパロディだと話すと、知らなかったと言う人が多い。

@hello_gitar02
どういう怖いなんだ、、??お化け的な怖いなのか、グロすぎてミステリアスで怖いってこと??

@Whitewolf_3710
閉じ込められたっていう絶望的な恐怖なのかな…?

@famikome0616
こっちのほうが有名かもしれません
子供の頃に見て、救われないなぁと印象に残りました

@aguda1
この監督のカティンの森も中々やばいですよね。

@junzo07
アンジェイ・ワイダは「カチンの森」も強烈でした。

@ixa040x
絶望したい時におすすめ。
ハッピーエンドが好きな人は見たらしんどいかもしれん。

映画「地下水道」

第二次世界大戦も末期の1944年のワルシャワはドイツ軍による侵攻により廃墟と化していた。そんな中活動を続けていたパルチザン中隊もドイツ軍に囲まれてしまい、生き残りをかけて地下水道を経由した脱出を試みる。しかし膝元にまで達する汚水と強烈な臭気が隊員達を分断し、精神を徐々に蝕んで行く。同行したピアニストは正気を失い、隊員の1人は耐えきれずマンホールから逃げ出した所をドイツ軍に見つかり射殺されてしまう。

何とか歩を進める者たちにも悲劇が訪れる。負傷したコラブと彼を支えながら出口を目指すデイジーの2人は必死の思いで出口に辿りつくが、そこには非情にも鉄格子がはめられているのだった。ソ連軍が助けに来るであろうはずの対岸を見つめ、力なく倒れ込んでしまう。一方で隊長のザドラは仲間の犠牲を出しながらも1人の隊員と共に出口まで辿り着く。ところが他の隊員たちが自分たちに着いて来ていないことに疑問を抱き、唯一自分に着いて来た隊員を問いつめる。そしてその隊員が、自分が助かりたいが故に他の隊員を置いて来ていたことを知る。ザドラはその隊員を射殺する。そして再び暗い地下水道へと戻っていくのだった。

デイジーの視線の先

ワルシャワでのレジスタンス活動の裏にはソ連軍がいた。ワルシャワ目前まで進軍してきたソ連軍の支援を期待してワルシャワ蜂起は起こったのだ。ところが現実にはソ連軍はワルシャワまで10kmの地点で進軍を停止。その後のポーランド占領を考え、レジスタンスを見殺しにしたのだ。鉄格子のはめられた出口から対岸を見つめるデイジーの視線の先には、すぐそこまでやってきているソ連軍の影があったはずなのだ。ソ連の検閲支配下にある戦後ポーランドで、直接ソ連軍を批判することはできない。しかしデイジーの視線には、かつてレジスタンスに参加した若者たちの怒りが込められているのだ。

英雄ではなく人間として

勝ち目のない戦いに挑むレジスタンス達を英雄として描くことは可能だ。ところがこの作品では彼らはみな映画的な見せ場を作ることなく、惨めな結末を迎える。鉄格子のはめられた出口は絶対的な無力を感じさせ、裏切り者を始末して戻っていく隊長の姿には虚しさがある。そこには英雄主義も反英雄主義もなく、社会のうねりの中で生きる人間の生き様が映し出されるだけなのだ。自らもレジスタンスとして参加したワイダが汚水の中からすくいあげた、生への根源的な欲求が痛いほど伝わってくる。

生きることを諦めてしまいたくなるような状況で、生きることに執着し、諦めなかった者たちの物語は暗い雰囲気が漂う世界観ではありますが、その力強い演技に勇気やパワーを貰った気がします。
その勇気やパワーは絶望から来るもので、物語が展開される地下水道はまさに絶望を絵に書いたような地獄のような場所でした。見ているだけで息苦しくなってくるし、悪臭が立ち込めているような気分になります。
苦手意識を持たずに、多くの人に見てもらいたい作品です。

映画『地下水道』 まとめ

『世代』『灰とダイヤモンド』と共に「抵抗三部作」と呼ばれる、ドイツ軍支配化のポーランドを舞台にした作品。物語の殆どが薄暗い地下水道の中で展開される。地下水道は撮影用のセットが使われたそうだが、どこまでも続くような迷宮は極めてリアルな作りで閉塞感や臭気までも観客に伝えることに成功している。絶望的な状況と、その中でも生にしがみつこうとする人間の凄まじいまでのエネルギーが胸を打つ。

それぞれのキャラクターの造形にも上手さが光る。完全に正気を失い亡霊のように彷徨うピアニストに、生きたいが故に仲間を見捨てる記録係など魅力的なキャラクターを随所に配置している。それによって陰鬱な作品ながらも、エンターテイメントとしても楽しめる作りになっている。

参照元:https://mihocinema.com/kanal-2084

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