後味の悪い話

【後味の悪い話】ポケモン第6話『ロケット団!みだれひっかきでサヨウナラ!!』

129:1/3:2013/09/20(金) 10:40:36.36 ID:QJgkvdxc0

ポケットモンスターアドバンスジェネレーション第6話 ロケット団!みだれひっかきでサヨウナラ!!
ロケット団のポケモン、アーボック(コブラ型ポケモン)とマタドガス(毒ガス型ポケモン)のお別れ話なのだが、いろんな意味で後味悪い

次の街に向けて旅をしていたサトシ一行は、最近近隣で密漁者が狼藉を働いているというので、ジュンサーさん(ポケモン世界の婦警。皆同じ顔)と協力することに。

一方ロケット団は今日も今日とてどうやってピカチュウを捕獲しようかとたくらんでいたが、途中でニャースが崖から落ちてしまう。
ニャースが落ちた先には迷彩布をかけられた檻があり、中には大量の傷付いたアーボ(アーボックの進化前)がいた。 しかも檻には電流が張ってあるという鬼畜仕様。
アーボックとマタドガスに乗り崖を降りたムサシとコジロウは密猟者によるものと判断した。
余りにも無防備に置いてあったため、そのまま頂いて手柄にしようとムサシが提案するが、アーボックは涙ながらに拒絶する。自分の進化前のポケモンを手柄の道具にすることは嫌だったのだ。
マタドガスも自分の進化前のドガースが大量に捕まっているのを見て涙する。

彼らを解放しようとする中、密漁者が登場。 曰く、クライアントから毒タイプを大量にゲットしてこいと言われたらしい。
密漁者は進化系なら更に報酬が増えるので、アーボックとマタドガスを残してどっか行けと言う。
ロケット団は勿論拒否するが、 力ずく作戦に出た密漁者のポケモンの技でロケット団は吹き飛ばされた。

その後、ロケット団はアーボックの探知能力で密猟者を先回りし、アーボックのあなをほる、マタドガスの煙幕の連携、
更に日頃からピカチュウの十万ボルトを浴びて鍛えられたニャースによってアーボとドガースの檻を開くのに成功する。

スポンサーリンク

130:2/3:2013/09/20(金) 10:41:55.74 ID:QJgkvdxc0
しかしそこに密漁者が現れる。密漁者のポケモンはまさかの進化。
煙幕をはるも破壊光線で地形を破壊されては逃げ道無し。
しかもソーナンスのカウンターも間に合わない。

万事休すのロケット団はついに覚悟を決める。
ムサシ「アーボック。仲間を連れて逃げなさい」
コジロウ「まあ聞けよ、逃げるが勝ちっていうだろ?あんな奴にかわいいおまえ達を渡すわけにはいかないんだよ」
ムサシ「そのアーボやドガース達にはあんた達が必要だわ」
当然別れを嫌がるアーボックとマタドガス。そんな彼らを、ムサシとコジロウとニャースは断腸の思いで叱咤する。
ムサシ「さあ!」
コジロウ「ここは俺達が引き受ける!」
ニャース「おみゃー達は出来るだけ遠くへ逃げるのニャ!」
ムサシ「早く行きなさいってば!」
コジロウ「それしか手が無いんだ!」
そしてアーボックとマタドガスは悩みお互いに向き合い、逃げ出した。

いよいよ追い詰められるロケット団。
圧倒的な戦力差の中、ニャースだけでなくムサシもコジロウも立ち向かう。
ニャース「さらば友よニャ…」
密漁者のポケモンに蹂躙されるも必死で逃げろと訴えかけ、何度も立ち向かうロケット団。
そして涙を流しながらアーボックとマタドガスは逃げていった…。

満身創痍、虫の息のロケット団を見て、密漁者はポケモンをしまい捕獲に行こうとするが、それでもロケット団はあきらめない。密漁者はロケット団に最後の一撃を加え、その場を後にした。

131:3/3:2013/09/20(金) 10:44:11.18 ID:QJgkvdxc0
その後密漁者はアーボックらを探すが、そこへサトシ達登場。 密漁者はあっさり捕まる。
ジュンサー「さあ捕まえたポケモン達を出しなさい!」
密漁者「獲物なら逃げちまったよ。訳のわからない連中のせいでな!」
サトシ「ロケット団みたいな悪者もいればそんないい人もいるんだな」

一方、ロケット団は密漁者がすぐに捕まったことなど知る由もなく、「あいつら大丈夫かな…」
「心配ないニャ!あいつらはピカチュウとのバトルで鍛えまくられてるニャ!絶対に大丈夫ニャ!」などと言いあいながら旅立っていったのだった…

この話、アニポケ史上に残る名作であると同時に、リアルタイムで見た人にとってはトラウマもののエピソードとして有名。
(一応別れた直後に新しいポケモンをゲットしたとはいえ)ただでさえ残酷な話なのに、最初期からレギュラーだったアーボックとマタドガス降板で、
「ロケット団がロケット団で無くなった」となって見なくなった人さえ出たらしい…
古参ファンを切り捨ててまで旧シリーズと決別しようとしていたのだろうか…?

スポンサーリンク

-後味の悪い話