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157: 本当にあった怖い名無し 2014/08/09(土) 01:13:19.41 ID:TIU2//nxe
既出かも知れんが2013年公開の映画『鑑定士と顔のない依頼人』
堅物で自宅の肖像画コレクションしか愛せない独身老練鑑定士ヴァ―ジルはある日クレアという若い女から大量の美術品鑑定を依頼される。両親が残した屋敷のガラクタをまるごと競りにかけて処分したい、というもの。
が、肝心のクレアがなかなか姿を現さず不躾なのでヴァ―ジルは度々依頼を断ろうとするが、なんだかんだで仕事を進める。
そのうちクレアが広場恐怖症なのだと知る。依然姿を現さない彼女に恋心を抱き始め、二人とも内面から変わり始める。
親友の青年機械修理士ロバートの助言もあって最終的にはみごとクレアと結婚。孫ほどの歳が離れた女との初婚に舞い上がるヴァ―ジル。これを機に仕事も辞め、幸せな余生を過ごそうとする。
しかし最後の仕事を終えて家に帰ってきた彼を待っていたのは、もぬけの殻となった肖像画コレクション(=二次元嫁たち)ルームだった。
妻にコレクションを持って行かれた(=結婚詐欺をかけられた)彼は急いでクレアの屋敷へ行くが、なぜか以前にはなかった太い鎖がかかっている。何度か来た事のある向かいの喫茶店で事情を聞くと、いつも窓際に座っている記憶力抜群の小人いわく、
あなたは70回近く屋敷を出入りし、向かいの屋敷の女は200回以上外に出た、と。屋敷はしょっちゅう貸していて荷物運搬用のリフトをロバートとかいう若い男が造った、そしてこの小人が本物のクレアだと知る。
完全に呆然自失のヴァ―ジルは入院、いつか偽クレアがまだ自室に引きこもっていた時分に唯一再び訪れてみたいと言っていたプラハのレストランへ外出する。入口からまっすぐ見える一番奥の席で二人分の食事の用意をさせるシーンでfin。